今回の投資対象レースは7月31日(土)の新潟競馬場3レースです。
この新潟競馬場3レースは「予想が難しい」と言われている夏競馬の中では比較的強い馬がハッキリしている印象がありました。
強い馬がハッキリしているレースか?それとも見極めるのが難しいレースか?については出走前日の競馬指標やオッズから判断できます。
ここでは、レースの見極め方を中心に詳しく解説していきます。
レースを見極める際のポイント
競馬で投資をするなら「投資できるレースか?」の見極めが重要です。
特に自分は複勝やワイドと言った的中率の高い馬券種で投資をするため、上位人気の馬で決着がつく堅いレースを狙います。レースが堅いか?荒れやすいか?は出走前日のオッズや競馬指標で目安がつきます。
具体的に次の点をチェックします。
コンピ指数をチェックする
まず出走する馬のコンピ指数を確認します。特に見るべきは次の2点です。
[box04 title=”コンピ指数の見方”]
- コンピ指数上位3位の合計を見る
- コンピ順位3位と4位の差を比べる
[/box04]
まず「コンピ指数上位3位の合計を見る」ですが、コンピ上位3位の合計指数をチェックします。新潟競馬場3レースのコンピ順位上位3位の合計指数は次の通りです。(下の表はコンピ順位順に並べています)
馬名 | コンピ指数 |
11番ジジ | 79 |
1番モズロータスランド | 71 |
6番ビーマイセルフ | 67 |
12番ストロングカレント | 57 |
2番メイショウメイスイ | 55 |
つまり新潟競馬場3レースのコンピ上位3頭の合計は「217」です。これをテクニカル6の表に照らし合わせるとハッキリと上位人気で決着がつくレース・・・というわけではありません。
またコンピ3位の6番ビーマイセルフとコンピ4位の12番ストロングカレントのコンピ指数差が10もあります。ということは、コンピ指数だけで見ればコンピ上位3頭の4位以下には実力的に大きな差があることになります。
以上の点から、新潟競馬場3レースは上位人気だけで決着がつくのは難しく、最低でも1頭は中位人気以下から飛び込んでくる可能性がある・・・と考えられます。
なおテクニカル6の表は下記ページで紹介しているのでそちらから確認してください。
オッズから馬の実力を比べる
次に出走前日時点のオッズを見て馬の人気と実力を比べます。
この時見るべきオッズは自分が普段投資で使っている馬券種のオッズです。自分の場合複勝がメインなので「複勝オッズ」を見ます。
この時大事なのはオッズと人気順位の相関性です。人気順位と複勝をオッズの並べてみると次のようになります。(表の並びは人気順)
馬名 | 複勝オッズ | コンピ指数 |
11番ジジ | 1.1-1.1 | 79 |
1番モズロータスランド | 3.6-9.3 | 71 |
3番オーミジルベール | 4.1-10.8 | 50 |
6番ビーマイセルフ | 1.5-3.2 | 67 |
12番メイショウメイスイ | 1.8-4.4 | 55 |
上の表を見ると、11番ジジは人気順位・複勝オッズ・コンピ指数の相関性が合っているので高い確率で3着以内に入ると考えられます。
次に可能性として考えられるのが1番モズロータスランドと6番ビーマイセルフ。
3番オーミジルベールは3番人気ですが、複勝オッズは下限が4倍台ですしコンピ指数も50と低めなため、一時的に馬券が買われている可能性があります。
つまり3番オーミジルベールは出走直前になると人気順位が下がる可能性が非常に高い。
となると、複勝で投資をするなら11番ジジ、1番モズロータスランド、6番ビーマイセルフの3頭に絞りこめます。
候補から馬券を買う馬を決める
出走前日時点のオッズ、人気順位、コンピ指数から馬券を買う馬を3頭に絞り込みました。
さらに候補に入れた1番モズロータスランドが出走取り消しとなったため、馬券候補となる馬は
- 11番ジジ
- 6番ビーマイセルフ
の2頭となりました。この2頭の馬柱から馬券になる可能性がどのくらいあるか?を分析していきます。
11番ジジの馬柱
出典:JRA
出走前日のオッズやコンピ指数を見る限り、もっとも馬券になる可能性が高い馬だと思います。
過去の成績を見ると3着内率は5割を切っているものの、3回ダートコースを走って全て3着以内に入っているため、今回出走する新潟競馬場3レースも期待値を高く持っていいかもしれません。
ただし今回騎乗する戸崎圭太騎手は過去に4回騎乗して2着が1回のみと相性バッチリ!というわけではないのが懸念材料です。
6番ビーマイセルフの馬柱
出典:JRA
前走4着で着差0.9秒差とあまり良くなかったものの、ダートの成績は9回出走して3着以内は6回も入っています。
さらに今回出走する新潟競馬場3レースのような「左回りのダートコース」に絞ると7回出走して3着以内が6回とさらに成績がよくなるため、11番ジジが馬券になる可能性はかなり高いです。
騎手も5走前から三浦皇成騎手が継続騎乗しているのでテン乗りのマイナス評価もありません。
オッズがどこまで下がるか?にもよりますが馬券になる可能性がかなり高いです。
複勝馬券で投資するなら11番?6番?
11番ジジと6番ビーマイセルフを比べたところ、可能性としては6番ビーマイセルフの方が3着以内に入る可能性が高いと感じました。
しかし11番ジジも6番ビーマイセルフよりは低いものの3着以内に入る可能性は十分秘めています。
そこで新潟競馬場3レースは「6-11のワイド」で投資できる可能性を探ってみます。この時に使うのは三連複オッズです。
三連複オッズを人気順位順に並び替え、上位30通りの中で11番と6番の両方が入っている組み合わせがいくつあるかを数えます。すると30通り中26通りに11番と6番が入っていました。
この結果から「11番ジジも6番ビーマイセルフも3着以内に入るだろう」と考え、6-11のワイドでの投資にスイッチ。
ただし、新潟競馬場3レースは中位人気から高い確率で1頭入ってくると考えていたため、6番ビーマイセルフの複勝を保険として買っておきます。
「ワイド一点買い」と「ワイド+複勝二点買い」の違いについては下の投資競馬報告で詳しく解説しているので、こちらを参考にしてください。
新潟競馬場3レースの結果は?
出走前日の段階で上位人気から2頭・中位人気以下から1頭来ると分析し、6番ビーマイセルフと11番ジジのワイドを中心に投資した新潟競馬場3レース。
結果は、見立て通り6番ビーマイセルフと11番ジジが3着以内に入り、中位人気から1頭飛び込んできた形となりました。
ただし、誤算だったのは6番ビーマイセルフの複勝の払戻金が思った以上に上がらなかった点。
レースが始まる前は6番ビーマイセルフの複勝払戻金は130円か140円くらいになると思っていましたが、結果は120円でした・・・。
複勝やワイドの払戻金は3着以内に入ってきた馬によるため、馬券を買う側でコントロールできません。とはいえ、今回は6-11のワイドも買っていたので利益はしっかりとれましたから満足ですけどね。
今回の投資競馬のポイント
今回の投資競馬のポイントは出走前日に「投資できるレース」かの見極め方です。
いかに馬券を買う馬を絞り込めても、投資できるレースでなければ買った馬券は外れます。言い方を変えればレース選びさえ外さなければかなりの確率で買った馬券が的中する・・・ということ。
そのためのポイントは次の通りです。
- 出走前日の人気順位・オッズ・コンピ指数で判断
- コンピ上位3頭の合計指数でレース展開を分析
- コンピ順位3位と4位の差で上位人気の信ぴょう性を調べる
- 候補が絞れたら馬柱から馬の実力を比べる
レースに見極め方については別の投資結果でも紹介しているのでこちらも参考にしてください。