今回の投資対象レースは10月25日(日)の東京競馬場2レースです。
コンピ指数と馬柱を確認したら、人気上位2頭が馬券に絡む可能性が非常に高いレースと判断したため、このレースで投資しました。
さらにオッズ的に複勝一点買いしても利益が少ないため、東京競馬場2レースは「ワイド」中心で投資をしました。
ただワイドで投資をする時は、ワイドが外れた時のために「保険」で複勝を買うケースがあります。
今回はワイドで投資をする際に「保険」として買う複勝馬券の買い方について詳しく解説します。
馬券候補になる馬は人気上位2頭のみ
まず馬券を買う馬選びですが、この東京競馬場2レースに限って言えば
- 7番モンテディオ
- 8番アイリッシュムーン
の2頭しか候補に上がりません。その理由は次の3点です。
理由1:コンピ指数が2頭だけずば抜けて高い
東京競馬場2レースに出走する馬のコンピ指数を比べると7番モンテディオ(コンピ86)と8番アイリッシュムーン(コンピ70)の2頭がかなり高い数値でした。
次に高いのが5番マイネルグロン(コンピ65)と8番アイリッシュムーンと比べると5も差がついていますし、それ以外の馬は全てコンピ50台前半以下。
コンピ指数は出走前日に数値が確定するため、出走直前に数値が変わることはありません。
つまり出走前日の段階で7番モンテディオと8番アイリッシュムーンが他の馬より実力があるということがコンピ指数から読み取れます。
理由2:3着内率が高い
基本的に複勝一点買いで投資をする場合、3着以内に入る可能性が高い馬を選びます。
そこでチェックすべき材料の1つが「3着内率」です。
東京競馬場2レースで3着内率が5割を超えているのは次の3頭です。
馬名 | 3着内率 |
7番モンテディオ | 1.00 |
8番アイリッシュムーン | 6.77 |
5番マイネルグロン | 5.00 |
そもそも東京競馬場2レースに出走する馬の中で3着以内に入った実績のある馬は上の3頭しかいないため、上の3頭以外は候補から除外します。
理由3:前走の結果と人気順位が安定している
3着内率が高い3頭の前走の人気順位と結果を比べると次のようになります。
馬名 | 前走の着順 | 前走の人気順位 |
7番モンテディオ | 2着(着差0.3) | 3番人気 |
8番アイリッシュムーン | 2着(着差0.2) | 1番人気 |
5番マイネルグロン | 3着(着差0.3) | 13番人気 |
3頭とも前走は3着以内に入っていますし着差も決して悪くありません。
しかし7番モンテディオと8番アイリッシュムーンは前走も上位人気だったのに対して5番マイネルグロンは13番人気とかなり下位人気でした。
つまり5番マイネルグロンは前走でも「こいつは勝てないだろう」と思われていた馬であり、実力が劣っている思われた馬なのです。
その証拠に、5番マイネルグロンの前々走は7番人気で12着と散々な結果です。
出典:JRA
以上の点から、馬券に絡む可能性が高いのは7番モンテディオと8番アイリッシュムーンの2頭のみと考えられます。
東京競馬場2レースをワイド馬券で投資する理由
馬券に絡む可能性が高い馬を7番モンテディオと8番アイリッシュムーンの2頭に絞り込めます。
基本的に投資競馬をする際は「複勝一点買い」を軸に馬券を買います。
しかし東京競馬場2レースの場合は馬券が7番モンテディオと8番アイリッシュムーンに集中するのが分かっており、複勝オッズの下限も下がるのが目に見えていました。
そのため、7番モンテディオか8番アイリッシュムーンのどちらの馬で複勝を買ったとしても利益がほとんど出ないため、7-8のワイドという選択肢しかなくなります。
複勝で投資するか?ワイドで投資するか?のボーダーラインは複勝オッズの下限で判断します。複勝オッズの下限が1.3倍以上を見込めるなら複勝で投資します。
ワイド一点買いかワイド+複勝の2点買いで投資するかを判断するポイント
ワイド馬券は複勝馬券に比べると的中率が下がってしまうため、損失を最小限にするために「保険」として複勝馬券を買うケースがあります。
ただし場合によっては保険をかけずにワイド一点買いで投資した方が良い場合もあります。
では「ワイド一点買い」と「ワイド+複勝」で投資する違いはどこか?
ポイントとしてはワイドで組み合わせる2頭の複勝オッズです。
例えば今回の東京競馬場2レースの場合、7番モンテディオと8番アイリッシュムーンの複勝オッズは次のようになっています。
馬名 | 複勝オッズ |
7番モンテディオ | 1.1~1.1 |
8番アイリッシュムーン | 1.1~2.0 |
2頭の複勝オッズを見る限り7番モンテディオで保険をかけても110円にしかならないため、保険は必然的に8番アイリッシュムーンになります。
しかし8番アイリッシュムーンも複勝オッズの下限が1.1倍のため保険の意味を成しません。
8番アイリッシュムーンの複勝オッズは1.1~2.0とかなり幅がありますが、裏を返せば7番モンテディオがそれだけ「堅い」という証拠になります。(7番モンテディオが飛ばないと8番アイリッシュムーンの複勝の配当が上がらないため)
つまり保険をかけてもあまり意味がないため、東京競馬場2レースでは複勝を買わず7-8のワイド一点買いで投資するのがベストな買い方になる…というわけです。
東京競馬場2レースの結果は?
複勝では利益が出ないためワイド一点買いで投資をした今回の投資ですが、無事に7-8のワイドで的中して投資成功です。
2頭に人気が集中していただけであってワイドでも140円しかつきませんでしたが、複勝の配当もどちらも110円だったので「ワイド一点買い」が正解だったと言えるでしょう。
もちろん保険でどちらかの複勝をかけていればダブル的中だったわけですが、買い目が増えればトリガミになるリスクを考えないといけません。
競馬でお金を稼ぎたいなら、トリガミにならないよう「一点買いで確実に馬券を的中させる」のを最優先に考えてください。
今回の投資競馬のポイント
今回は「ワイド一点買い」か「ワイド+複勝」かの買い方の違いについて解説しました。
ポイントとしては次の点です。
- ワイドでも複勝でも基本は「一点買い」
- ワイドと買う複勝はあくまでも「保険」
- ワイドが的中する可能性を調べて保険をかけるか?を判断する
ワイドと複勝の2点買いをする時は「ダブル的中」狙いではなく「ワイドが外れた時の損失を最小限に抑えるための保険」として複勝を買う事を忘れずに。
そのためにも「一点買い」での的中率を上げることを心がけてくださいね。