今回の投資対象レースは11月7日（土）の東京競馬場3レースです。
久しぶりに今回の投資は「馬が選びやすい」と感じたレースでした。
そのため…というわけではないですが、今回は少しリスクを高く取って投資をしました。
個人的に自分が今回取った行動を全て参考にするのはおすすめしませんが「正しいリスクの取り方」として頭の片隅にでも入れておいてください。
馬柱を見る限り投資対象になる馬は1頭のみ
冒頭でも言いましたが、今回投資対象とした東京競馬場3レースは馬券を買う馬が見つけやすいレースといえます。
その根拠は東京競馬場3レースの馬柱を見れば分かります。
馬券を買う馬の候補を探す際のポイントとしては次の3点があります。
[box04 title=”馬券候補の馬を探すポイント”]
- 過去のレース戦績で3着内率が5割以上
- コンピ指数が高い
- 過去のレースで着差が僅差
[/box04]
今回の東京競馬場3レースで上の条件に該当する馬は16番のアップリバーだけです。
出典：JRA
今回の東京競馬場3レースは未勝利戦というのもあってか、前走が新馬戦のみという馬が18頭中9頭もいました。
しかも新馬戦で3着以内になった馬は一頭もいませんでしたし、未勝利戦を走った実績のある馬も16番アップリバー以外3着以内になったことがありません。
そのため、必然的に投資対象の馬が16番アップリバーとなるのです。
16番アップリバーの不安要素
馬柱を一目見ただけで馬券を買う馬が決められる東京競馬場3レースですが、16番アップリバーにも不安要素があります。
[box04 title=”アップリバーの不安要素”]
- 前々走1番人気ながら0.5秒差で5着になっている
- 騎手が継続とはいえ経験値で不安が残る
- 外枠から出走する
[/box04]
ただ、実績面をよく見てみるとこれまで出走したレースは全て「東京競馬場の1600メートル芝コース」です。
そして今回出走するレースも「東京競馬場」で「1600メートル芝コース」ですし、前走も外枠（14頭中11番）から出走して結果を残しています。
16番アップリバーが4着以下に沈む要素がゼロではないものの、3着以内に入る可能性を感じる要素が多いため、今回は16番アップリバーを軸に投資を考えていきます。
さらに投資の利益を伸ばすための馬券の買い方
馬柱を見る限り、16番アップリバーが3着以内に入ってくる可能性は極めて高いです。
オッズも複勝の下限オッズが1.2倍で、16番アップリバー以外はほぼ横一線という感じのため、複勝馬券で投資しても130円以上は期待できそうです。
しかし出走前日の人気順位では1番人気が16番アップリバー、2番人気が18番ヒストリアノワールと同枠だったため「16-18」のワイドの可能性も考えていました。
当然ワイドの方が複勝よりも高配当が期待できるため、リスクを上げて16-18が的中する可能性を探っていきます。
そこで今度は「18番ヒストリアノワールが3着以内に入る可能性」を考えていきます。
ヒストリアノワールの馬柱から考察
18番ヒストリアノワールの実力を調べるために、まずは馬柱から確認していきます。
出典：JRA
前走の新馬戦では惜しくも4着になっており着差も0.4秒と決して悪い数字ではありません。
しかし新馬戦を含めて今回が２戦目であるため、果たして前走の結果が実力なのか？それとも実力以上のものが出たのか？を探ることができません。
今回はルメール騎手が騎乗するため騎手の点では期待できるものの、馬柱全体を見る限りは不安要素がぬぐい切れない部分があります。
コンピ指数から考察
18番ヒストリアノワールのコンピ指数は62で出走する馬の中では3番目に高い数値でした。
しかし2番目にコンピ指数が高い7番トリプルミリオンがコンピ指数73と11も違います。
決して「コンピ指数が高い＝強い馬」というわけではないものの、さすがに11も違うと18番ヒストリアノワールが3着以内に入る可能性に対して不安を感じずにはいられないですね。
オッズ（人気順位）から考察
出走前日から18番ヒストリアノワールを追いかけていましたが、人気順位はずっと2位のままでした。
この時大事なのは「出走前日からずっと7番トリプルミリオンよりも馬券が買われていた」という点です。
競馬の馬券は出走前日から購入できますが、馬券を買う人（特に素人）の多くはオッズがある程度予測できる出走直前に購入します。
反対に馬券の買い方をロジック化している玄人の人は出走前日に馬券を買う馬を導き出して購入する傾向があります。
つまり出走前日から直前まで18番ヒストリアノワールが2番人気ということは、玄人の人達が18番ヒストリアノワールの可能性を見出している…と考えられます。
少なくとも7番トリプルミリオンよりも勝算が高いと評価されているわけです。
となると、16番アップリバーと18番ヒストリアノワールを組み合わせたワイドで勝負しても良いと判断し、16-18のワイドで投資することにしました。
ワイドで投資するリスクを緩和する方法
今回の投資は出走前日に考えていた通り16-18のワイドで投資することにした東京競馬場3レース。
ただし先述したように18番ヒストリアノワールが4着以下に沈む可能性もゼロではありません。
そこでワイド馬券が外れるリスクを減らすために16番アップリバーの複馬券も同時に買うことにしました。
16番アップリバーの複勝馬券を買っておけば、仮に18番ヒストリアノワールが沈んでワイドが外れても複勝馬券は的中するため、損失額を抑えられます。
16番アップリバーの複勝オッズも1.2～1.5のため保険として役割を果たせます。
「保険」として複勝を買う時のポイント
基本的に複勝を「保険」として買う場合はワイド馬券と同額をかけます。
一般的にワイドと複勝の2点買いをする場合はワイドと複勝の掛け金を1：2とかにしてトリガミしないようにします。
しかし、保険として複勝+ワイドの2点買いをする場合はあくまでも「損失額を小さくする」ことが目的となります。
つまりトリガミになって当然…ということです。
そもそもワイドで投資をする場合は買ったワイド馬券が外れた時点で「投資の失敗」となるわけで、複勝は投資に失敗した時の損失額を小さくする役割として買うだけですからね。
基本的に自分の投資は「高い的中率で一点買いをしてお金を増やしていく」スタイルですから2点以上の多点買いはしません。
保険としての複勝馬券を買い方については過去の投資報告でも紹介しているので、そちらも参考にしてください。
東京競馬場3レースの結果は？
多少リスクはあるものの、出走前日の見立て通り16-18のワイドで投資した東京競馬場3レース。
当然外れるリスクがありますから、16番アップリバーの複勝も買っておいて保険もかけておきましたが、結果は無事にワイドが的中して投資成功となりました。
とはいえ、東京競馬場3レースで投資をするなら無理してワイドまで買う必要はないと思います。
馬柱を見る限り16番アップリバーが3着以内に来るのは堅かったですし、複勝オッズ的にも十分投資できる配当が期待できたため「16番アップリバーの複勝一点買い」で投資したほうが安全です。
今回の投資競馬のポイント
今回投資した東京競馬場3レースは少し強引にリスクを取った部分がありますが複勝一点買いで投資をするにしてもかなり分かりやすいレースだった思います。
とはいえ、いつも今回のようなレースがあるわけではないため「リスクの正しい取り方」も少しずつ身につけていきましょう。
リスクの取り方としては次のようなポイントが挙げられます。
- 3着以内に入る馬が見つけやすいレースでしかリスクをかけない
- 不安要素と的中する可能性を客観的に分析する
- 保険で複勝馬券を買うのは絶対
- ワイドと複勝は同額で購入
ワイドの組み合わせに迷ったり保険用の複勝を買う馬が見つからない場合は「投資に選んではいけないレース」なのでスルーしましょう。
まずは投資競馬の基本である「複勝一点買い」で投資する競馬スタイルを身につけてくださいね。
