今回の投資レースは2月16日(日)の東京競馬場7レースです。
自分は「複勝一点買い」をメインとした投資競馬をしていますが、同じようなスタイルで投資競馬をするのであれば東京競馬場7レースのようなレースを確実に的中できるようになると的中率も利益を上がります。
そのくらい今回の投資レースは投資する馬が見つけやすいレースでした。
では実際にどのように投資する馬を見つければいいのか?順を追って解説していきます。
馬柱から候補となる馬を選定
まず馬券を買えそうな馬を馬柱からピックアップします。基本的に馬を選ぶ際は「消去法」で該当しない馬をガンガン削っていきましょう。
投資する馬を消す手順としては以下の通りです。
1.前走・前々走のいずれかで4着以下
複勝一点買いで投資をするわけですから3着以内に来る可能性が極めて低い馬は除外します。具体的には前走もしくは前々走で4着以下だった馬は投資をするにはリスクが高いので対象から外します。
東京競馬場7レースで言えば
- 1番ボールドスパルタン
- 3番セイカヤマノ
- 7番エレガントエルフ
- 8番ローリエテソーロ
- 13番チバタリアン
- 15番ポートロイヤル
は候補から外れます。
2.戦歴が少ない馬
東京競馬場7レースは4歳馬以上1勝クラス(500万以下)のレースです。そのためある程度レース戦歴から馬の実力が分析できます。
言い方を変えれば戦歴の浅い馬は馬の実力を測る材料が少ないため、投資をするには不安要素が大きいです。レース戦歴が浅い馬も投資の対象から除外しましょう。
東京競馬場7レースで言えばつい最近まで地方競馬場を走っていた
- 2番クロヒョウ
- 14番サンマルフラッシュ
- 16番ヴィーダ
の3頭ですね。あと9番ミッキーセオリーも前走が新馬戦で今回のレースが昇級初戦のため、実力未知数のため除外です。
3.前走もしくは前々走の着差が0.5秒以上
同じ3着でも1着の馬と僅差で負けたのか?それともかなり離されて負けたのか?によって馬の実力は大きく変わってきます。その馬の実力を測る材料が「着差0.4秒」です。
1着との着差が0.4秒以内で入ってきた馬は「1着は難しいかもしれないが3着以内に入る実力が備わっている」という1つの指針にしています。
しかも前走も前々走も着差0.4秒内であれば安定した実力が見込めると分析できます。
言い方を変えれば前走もしくは前々走のいずれかで着差0.5秒以上離されている馬は投資の対象外となります。
今回の東京競馬場7レースで言えば
- 5番プリミエラムール
- 11番ダンスメーカー
- 12番ロブラリア
が候補から消えます。
となると、投資の対象にできる馬は
- 4番ペイシャキュウ
- 6番リトルモンスター
の2頭に絞られます。
2頭から投資対象を1頭に絞る方法
馬柱から16頭のうち
- 4番ペイシャキュウ
- 6番リトルモンスター
に絞り込みました。あとは2頭のどちらを買えば的中するか?を分析するだけ。
2頭から複勝を買う馬を導き出すための分析方法は次の3点です。
1.指標を比較する
単純に数字で比較しやすいのが指標です。具体的には
- オッズ
- データマイニング
- コンピ指数
の3つがよく使われる指標ではないでしょうか。
まず前日のオッズを見ると2頭のオッズは以下のようになっていました。
馬名 | 単勝オッズ | 複勝オッズ |
4番ペイシャキュウ | 4.1倍 | 1.3~1.6倍 |
6番リトルモンスター | 3.0倍 | 1.2~1.6倍 |
前日から6番リトルモンスターが1番人気でした。つまり世間はレース前日に発表されている情報から「1着は6番リトルモンスター=リトルモンスターが最も実力がある」と分析しているのです。
またコンピ指数も4番ペイシャキュウが72なのに対して6番リトルモンスターは80でした。
コンピ指数はレース前日に数値が確定する指標のため、6番リトルモンスターを投資の対象にした方が良いと言えるでしょう。
2.騎手を比較する
次に2頭に騎乗する騎手を比較します。一般的に「馬の実力:騎手の実力=7:3」でレースが決まると言われているため、決してバカにはできません。
騎手を比較すると
4番ペイシャキュウは野中悠太郎騎手
6番リトルモンスターはルメール騎手
特に説明がいらないくらいルメール騎手の信頼度は高いため、騎手で比較しても6番リトルモンスターの方が優勢と言えます。
3.過去の戦績を比較する
今回の東京競馬場7レースは1,600メートルのダートコース(左回り)です。2頭が同じようなコースでどのような戦績を残しているか?を比較してみましょう。
まずは4番ペイシャキュウ
出典:JRA
左回りのダートコースは1回出走したものの3着以内に入った経験はなし。距離での戦績を見ると複勝率(3着以内)が5割。
正直「本当に2番人気?」というくらい物足りない戦績でした。
では6番リトルモンスターはどうなのか?
出典:JRA
左回りのダートコースに限って言えば複勝率は8割。距離での戦績でも複勝率は8割を超えているため東京競馬場7レースのようなレースを得意としているのが分かります。
以上の分析結果から投資の対象は6番リトルモンスターにするのがベストと判断できます。(騎手がルメールの時点で決めてつけている人も多いと思いますが)
複勝一点買いか?他の馬券と組み合わせるか?
投資の対象を6番リトルモンスターに絞り込めるところまでできれば次に考えるのは「買う馬券種」です。
基本的に自分は複勝一点買いで投資をしますがより利益を伸ばせるか?もしっかり考えます。当然東京競馬場7レースでも複勝一点買いに留めるか?プラスアルファで馬券を買うかを検討します。
候補として挙げるのは
- 6番リトルモンスターを単複2点買い
- 6番リトルモンスターの複勝+ワイド馬券
の2択です。
6番リトルモンスターを単複2点買いは買えるのか?
過去の戦歴から6番リトルモンスターが3着以内に来るのが濃厚なのは分かりました。しかし1着になる可能性は?と聞かれると少し微妙です。
まず単勝オッズが前日の時点で3.0倍あった点。
圧倒的1番人気であれば単勝オッズが前日でも2倍台になっていても不思議ではないものの、ギリギリ3倍台に踏みとどまったことを考えると単勝を買うには少し物足りないと感じました。
そもそも自分はあまり単勝馬券を買いません。単勝馬券は的中すれば旨味が多いですが外すリスクも高いため、無理して単複2点買いはしません。
そういう考えから6番リトルモンスターの単複2点買いは最初から候補にありませんでした。
6番リトルモンスターの複勝+ワイドは買えるのか?
次に6番リトルモンスターの複勝を買い、さらに6番リトルモンスターと他の馬を組み合わせてワイドを同時購入する戦略を考えてみましょう。
ワイドを買う…ということは6番リトルモンスター以外にも3着以内に来る可能性がある馬を選ぶ必要があります。
東京競馬場7レースで3着以内に入る可能性が最も高いのは4番ペイシャキュウです…が、反対に4番ペイシャキュウが4着以下に沈む可能性はどのくらいあるのか?
先ほど紹介した4番ペイシャキュウの戦績を見ると複勝率は5割しかありません。しかも1回しか出走していないとはいえ左回りのダートコースでは結果を残していない。
となると「4番ペイシャキュウとワイドで買って大丈夫?」という不安が残ります。
4-6のワイドのオッズを見ても2.4~2.5と高めなため、世間は4番ペイシャキュウに対してあまり期待していないと考えられます。
つまり4-6のワイド買っても外れる可能性が高い。ならば無理してワイドを買わず6番リトルモンスターの複勝一点買いで勝負した方がリスクは少なくなります。
東京競馬場7レースの結果は?
色々検討した結果、1番人気の6番リトルモンスターの複勝一点買いで投資をした東京競馬場7レース。結果は以下のようになりました。
4番ペイシャキュウが4着以下になったため配当金が140円まで上がりました。120円くらいで計算していたのでうれしい誤算です。
今回の投資競馬のポイント
1番人気の馬への馬券の集中度合いがこのくらいのレースだと、1番人気の馬を複勝一点買いで投資すれば利益がしっかり残せるので個人的には東京競馬場7レースみたいなレースは「ボーナスレース」だと考えています。
着実に競馬でお金を稼ぎたいのであれば、東京競馬場7レースのような複勝オッズが期待できる1番人気がいるレースを見つけて投資をしましょう。
そのためにも
- 候補を消去法で消す
- 過去の戦績を比較して投資対象を選定
- 無理な多点買いはしない
の3つは忘れないように。
むやみにいろんなレースに手を出さず、しっかり狙いを定めて一撃で決められるようになりましょう。