今回の投資対象レースは12月13日(日)の阪神競馬場2レースです。
このレースは先週の投資レースとは真逆で、上位人気で3着以内を独占する可能性があるガチガチのレース展開になると予想していました。
そこで今回は上位人気で決着がつきそうなレースの見極め方と投資のポイントについて解説していきます。
上位人気で決着がつきそうなレースの見極め方
レースが荒れるか?荒れないか?を見極める方法は出走前日の「データマイニング」と「コンピ指数」の分布を見れば分かります。
レースが荒れる様相があれば、データマイニングの順位やコンピ指数の順位と出走前日の人気順位に比例していません。
具体的な分布については前回の投資報告で詳しく解説しています。
反対に上位人気で決着がつきそうなレースの特徴は、荒れるレースの様相とは逆で、上位人気の馬のデータマイニング順位やコンピ指数の順位が高い傾向があります。
今回の阪神競馬場2レースだと次のようになっていました。
単勝人気 | マイニング順位 (スピード型) |
マイニング順位 (対戦型) |
コンピ順位 |
1番人気 | 1位 | 1位 | 2位 |
2番人気 | 3位 | 2位 | 1位 |
3番人気 | 2位 | 4位 | 3位 |
4番人気 | 5位 | 5位 | 7位 |
5番人気 | 7位 | 8位 | 6位 |
6番人気 | 6位 | 6位 | 4位 |
7番人気 | 4位 | 3位 | 8位 |
8番人気 | 9位 | 12位 | 10位 |
9番人気 | 14位 | 14位 | 11位 |
10番人気 | 11位 | 9位 | 5位 |
このように、出走前日の上位人気3頭のデータマイニング・コンピ指数が高くなっているレースは上位人気で決着がつく可能性が高いです。
複勝馬券で投資をするなら、こういった上位人気で決着がつくレースを中心に選ぶと外れる可能性が低くなるのでおすすめです。
上位人気だけで決着がつくレースの馬券の買い方
上位人気で決着がつきそうなレースで投資をする場合、上位人気の馬から1頭選んで複勝一点買いするのが基本です。
そもそも上位人気で決着がつきそうなレースとは「人気上位3位以内の馬のうち少なくとも2頭は3着以内に入るレース」を指します。
つまり上位3頭のうちもっとも3着内に入りそうな馬を選び、その馬の複勝馬券一点だけで投資をすれば高い確率で的中して利益を作り出せます。
ただし、馬券を買う馬を「複勝オッズ」は必ずチェックしないといけません。
複勝オッズが低いと的中しても払戻金が低すぎて「投資」として旨味がまったくないからです。
上位人気で決着がつきそうなレースで複勝馬券を買うなら、選んだ馬の複勝オッズの下限が最低でも1.3倍以上あるかどうかは確認してください。
もし複勝オッズが1.3倍以下であれば別のレースを探すか違う馬券種(ワイド)で投資をする戦略を考えましょう。
上位人気で決着がつきそうなレースで投資をする場合「複勝オッズが1.3倍だから」という理由で馬を選ばないように。オッズありきで馬券を買うと外れ馬券を買ってしまう可能性が高くなります。
あくまでも馬を選ぶ基準は「馬柱」や「コンピ指数」などで判断し、最終的に馬券を買う・買わないをオッズを見て決めましょう。
阪神競馬場2レースで馬券を買う馬はどれ?
上位人気で決着がつきそうなレースだと分かった時点で、馬券を買う対象となる馬は人気上位3頭に絞られます。
つまり
- 1番イツカハシャチョウ
- 8番サンライズボルト
- 14番ポルタフォリオ
の3頭の実力を比べて判断します。
・・・が、実は阪神競馬場2レースに限って言えば馬柱を見ただけで8番サンライズボルトは選択肢から消えます。
その根拠は過去のレース結果で8番サンライズボルトだけが3着以内に入った実績がないからです。
引用:JRA
さらに、1番イツカハシャチョウと14番ポルタフィリオの複勝オッズを見てみるとどちらも複勝オッズの下限が1.3倍を下回っているため、どちらも複勝一点での投資は旨味がありません。
そこで複勝での投資ではなく、1番イツカハシャチョウと14番ポルタフィリオのワイド一点買いでの投資に切り替えました。
ちなみに1番イツカハシャチョウと14番ポルタフィリオの実力を比べてみると
[box04 title=”1番イツカハシャチョウと14番ポルタフィリオの比較”]
- どちらも前走と同じ騎手
- 前走どちらも僅差で2着に入っている
- コンピ指数の差はわずか「1」
[/box04]
と、甲乙つけがたいですからね。
基本的に投資競馬をするなら「複勝一点買い」ですが、複勝オッズが低かったり2頭の馬の実力が拮抗しているのであればワイドへの切り替えはアリです。
阪神競馬場2レースの結果は?
上位人気で決着がつきそうなレースとしてチャレンジした阪神競馬場2レースですが、結果は予想通り上位人気が3着以内を独占した形となりました。
払戻金も人気上位3頭で決着したため複勝は全て110円だったため、馬券種をワイドに切り替えたのも正解でしたね。
特に1番人気だった14番ポルタフィリオの複勝馬券の最終オッズが1.1~1.1だったので、どのみち14番ポルタフィリオの複勝一点では投資できないレースです。
こういうレースは予想しはしやすいですが旨味がないレースなので「複勝一点」にこだわるならスルーでもいいレースだと思います。
複勝だけでなくワイドも使えると投資対象レースの選択肢が増えるので「ワイドの馬券の使い方」も覚えておくといいでしょう。
今回の投資競馬のポイント
今回は上位人気で決着がつきそうなレースの見極め方とガチガチのレースで投資する時のポイントについて解説しました。
今回の阪神競馬場2レースのようなレースの方が馬の予想が簡単なので、競馬でお金を稼ぎたいならこういうレースを中心に馬券を買っていくのが良いと思います。
上位人気で決着がつきそうなレースの見極め方とその攻略法のポイントは次の通りです。
- データマイニング順位とコンピ指数の分布をチェック
- 中位人気の馬は馬券を選ぶ候補から除外する
- 馬柱やコンピ指数などで「可能性が高い馬」を選ぶ
- 複勝オッズの下限が1.3倍未満ならワイドに切り替え
投資できるレースとそうでないレースを見極められれば、余計なはずれ馬券を買う可能性も低くなるため自身の的中率も上がります。
競馬初心者は「馬の選び方」よりも「レースの選び方」を磨くようにしましょう。