今回の投資対象レースは8月22日(土)の小倉競馬場3レースです。
この小倉競馬場3レースは投資候補となる馬を見つけるだけでしたら、そこまで難しくないレースだったと思います。
ただし投資する「馬券種」については工夫が求められるレースでした。
自分は競馬で投資をする時に「複勝一点」を中心に考えつつ、レースによっては「ワイド一点買い」「複勝+ワイド」など買い方を変えています。
今回は「馬券買い方」について重点的に解説します。
小倉競馬場3レースで候補となる馬は2頭だけ
まず小倉競馬場3レースで馬券候補をなる馬は
- 3番アルセスト
- 6番アドマイヤメジャー
の2頭だけです。
根拠としては次の点が挙げられます。
根拠1:複勝オッズに断層ができている
出走前日の時点で2番人気と3番人気の複勝オッズに大きな差がありました。出走前日の人気上位の複勝オッズは次の通りになっていました。
人気順位 | 馬名 | 複勝オッズ |
1番人気 | アルセルト | 1.6-2.1 |
2番人気 | アドマイヤメジャー | 1.3-1.5 |
3番人気 | ワーウルフ | 2.7-4.2 |
このように、2番人気と3番人気の複勝オッズが2倍以上離れていました。
つまり出走前日の時点で3番アルセルトと6番アドマイヤメジャーに複勝馬券が集中している…というのが分かりますよね?
もちろん出走時間が近づけばこの差は縮まります。(実際に2番人気と3番人気の複勝オッズ差は0.6前後に落ち着いています)
しかし、出走前日時点で複勝オッズがここまで開くということは「3番アルセルトか6番アドマイヤメジャーのどちらか(もしくは両方)は3着以内に来る」というのが世論の考え…ということになります。
重賞レースであれば世論の考えが外れる可能性は高くなりますが、午前中の未勝利レースの馬券を買っている人はガチンコで競馬に取り組んでいる人が多い傾向があります。
つまり、何らかの手法やツールを使ってきっちり分析している人達が導き出した結論のため、候補馬を絞り込む材料として使えるのです。
根拠2:コンピ指数が上位2頭に集中している
コンピ指数を調べてみると次のようになっていました。
人気順位 | 馬名 | コンピ指数 |
1番人気 | アルセルト | 86 |
2番人気 | アドマイヤメジャー | 76 |
3番人気 | ノーウィック | 58 |
コンピ指数を見ると上位2頭の合計が162となっており、上位2頭に数値が集中しています。
つまり日刊スポーツも実力は3番アルセルトと6番アドマイヤメジャーが頭1つ抜けている状態…と考えているわけです。
根拠3:馬柱での分析
小倉競馬場3レースの馬柱を見てみると、3着以内に入る可能性が高そうな馬は3番アルセルトと6番アドマイヤメジャーしかいません。
出典:JRA
他の馬はハッキリ言うと投資対象の候補になる要素がほとんどありません。
特に前走・前々走の着差を見てみると上の2頭以外は大差をつけられており、1秒以上つけられている馬もかなり多いです。
もちろん複勝で投資をするなら3着以内に入ってくれば的中のため、3番アルセルトと6番アドマイヤメジャーが両方入ってきても残り1枠空いている計算になります。
しかし、16頭出走のレースで上の2頭を引いた14頭から3着以内に来る1頭を探すくらいなら3番アルセルトと6番アドマイヤメジャーをしっかり分析した方が分析は楽ですよね?
というわけで、3番アルセルトと6番アドマイヤメジャー以外の馬は候補から全て消します。
複勝で投資するか?ワイドで投資するか?を選ぶ基準
- 出走前日の複勝オッズ
- コンピ指数
- 馬柱
の3点から、小倉競馬場3レースは3番アルセルトか6番アドマイヤメジャーのいずれか、もしくは両方が3着以内に入ってくる…と読み取れます。
では具体的に
どちらか1頭の複勝馬券で投資をするか?
3-6のワイドで投資をするか?
のどちらがいいか?
馬券種を選ぶ基準としては次の3点をチェックしてください。
チェックポイント1:コンピ指数
馬券候補を絞り込む際にも絞り込む時に使ったコンピ指数ですが、馬券種を選ぶ際にも参考にします。
先ほども少し触れましたがコンピ上位2頭の合計が162もあり60台の馬が1頭もいませんでした。
つまり、コンピ指数だけを見ると実力的に3番アルセルトと6番アドマイヤメジャーが頭1つ抜けていると判断できます。
複勝でどちらか1頭に絞って買うのも良いですが、上位2頭の実力が飛びぬけているのなら3-6のワイドで買っても可能性がある…とも考えられます。
チェックポイント2:単勝オッズ
出走間近の3番アルセルトと6番アドマイヤメジャーの単勝オッズを見ると次のようになっていました。
- 3番アルセルト:単勝オッズ3.0倍
- 6番アドマイヤメジャー:単勝オッズ2.8倍
ちなみに3番人気の1番タイセイシリウスの単勝オッズは6.7倍と3番アルセルトの倍以上ありました。
つまり世論も3番アルセルトか6番アドマイヤメジャーのどちらかが1着になると考えており、さらにどちらが1着になるか?については意見が分かれている…となります。
ならば、どちらも3着以内に入る可能性が高いのでは?となり、3-6のワイドで買っても的中する可能性は高いと言えるでしょう。
チェックポイント3:複勝オッズ
複勝で投資競馬をする場合、複勝オッズの下限は必ずチェックしなければいけません。
複勝オッズの下限が1.3倍を下回っているのなら複勝で投資をしても利益がほとんどみこめないため「外れるリスク」に対するリターンが見込めないからです。
小倉競馬場3レースで候補にした2頭の複勝オッズを見てみると、どちらも1.3倍以下になっています。
つまり小倉競馬場3レースは「複勝では投資が難しいレース」となるわけです。
であれば選択肢としては「ワイドで投資する」か「別のレースで投資する」の二択しかありません。
これまでの考察によれば3-6のワイドでも十分的中する可能性があるため、小倉競馬場3レースは3-6のワイドで投資をする…という結論になります。
小倉競馬場3レースの結果は?
コンピ指数・単勝オッズ・複勝オッズから複勝ではなく3-6ワイドで投資した小倉競馬場3レース。
結果は3番アルセルトが2着に、6番アドマイヤメジャーが3着に入ったためワイドでの投資が成功しました。
なお、ワイドで投資をする場合外れた時のリスクを抑えるためにどちらかの複勝馬券も併せて購入しておきます。
こうしておけば仮にワイドが外れても複勝馬券が的中しますよね?
ワイドよりも複勝馬券の配当が高くなるケースは少ないため、トリガミにはなるもののワイド一点買いで外した時よりも損失額は小さくなります。
ワイドを買う時は保険として複勝馬券も併せて買うようにしてください。
今回の投資競馬のポイント
今回は投資する馬券種の選び方を中心に解説しました。
理想としては「複勝一点買い」で考えつつ、配当や他の馬の強さを比べてワイド(たまに単勝)を臨機応変に使うと利益が伸びやすくなります。
- 一頭に絞れるレースなら「複勝」で投資
- 二頭とも3着内に来るレースなら「ワイド」で投資
- ワイドで投資をする時は保険で複勝を買う
特に「複勝馬券」と「ワイド」の併用ができれば投資できるレースの幅が広がるので、ぜひ複勝とワイドの使い分けができるようにしてください。