本日の投資対象レースは7月26日(日)の新潟競馬場4レースです。
このレースは「予想が難しい」と言われている夏競馬のレースの中では比較的分かりやすいレースだったかと思います。
本当は7月25日に投資したレースは札幌競馬場1レース(6頭立てのレース)を紹介しようと思いました。
…が、かなりお遊び感が強いのと「投資競馬の基礎」ができていないと難しいのでやめました。
札幌競馬場1レースのようなレースが狙えるようになると、夏競馬もプラスで乗り切れるのですけどね。(現在自分が主催している投資競馬オンラインサロン『UTOPIAN CLUB』では7月25日の札幌競馬場のレース解説を載せています。)
的中させる難易度だけで言えば7月26日の新潟競馬場4レースの方がまだ低いです。
そこで「投資競馬の基礎」のポイントをより掘り下げながら解説していきます。
馬柱から3着以内に『来なさそうな馬』を消す
自分が提唱する投資競馬は「複勝一点買い」が基本です。
そのため「3着以内に来る可能性が高い馬」をあらゆる情報や競馬指標を照らしあわせて見極めていきます。
言い方を変えると「3着以内に来なさそうな馬」はどんどん削っていきます。
そんな馬の消去法で使う指標が馬柱です。具体的に出走する馬の馬柱の次の点を見て判断します。
[box05 title=”馬柱でチェックするポイント”]
- 過去に3着以内に入った実績があるか?
- 3着内率はどのくらいか?(5割以上ならOK)
- 直近4レースで着差が開いていないか?(ベストは0.5秒未満)
[/box05]
出走するレースによってある程度目安の幅を変えてもいいですが、上の3つのうち1つでも該当しない馬はバンバン候補から外していきます。
では新潟競馬場4レースで上のポイント全てに当てはまっている馬は何頭いるか?
調べてみると
- 1番ジューンミュゲ
- 9番ラズルダズル
- 12番コトブキテティス
の3頭のみでした。つまり、それ以外の馬についてはこれ以上調べたり考えたりせず、上の3頭のうちどの馬がもっとも「3着以内に入る可能性が高いか?」を比較していきます。
馬柱から3頭の実力を比較する
出走する馬の馬柱を見比べて複勝で買えそうな馬を
- 1番ジューンミュゲ
- 9番ラズルダズル
- 12番コトブキテティス
の3頭に絞り込んだら、次はこの3頭をさらに深く調べて馬券を買う優先順位を決めていきます。
調べる方法も「馬柱」を使えば大丈夫です。
1番ジューンミュゲの馬柱
出典:JRA
新馬戦からずっと3着以内に入っているある意味実績のある馬です。
前走も3着とはいえ着差無しですし、出走するレースで1秒以上離されたことがないので馬柱を見る限り、可能性は感じられます。
問題は前走から騎手が乗り替わったのと、その騎手の成績です。
今回1番ジューンミュゲに騎乗する騎手は新馬戦とその次の未勝利戦で騎乗した高田潤騎手です。彼の成績を見ると今年は平地のレースで1着はおろか3着以内にも入っていません。
出典:JRA
もちろん今日まで平地を10走しか走っていない…というのもありますが「ちゃんと馬の実力を引き出せるのか?」という点に大きな疑問が残ります。
9番ラズルダズルの馬柱
出典:JRA
3着内率も5割以上ありますし、前走も前々走も2着と安定した成績を残しています。
騎手も前々走から川田将雅騎手が継続騎乗しているため、テン乗りのマイナス要素もありませんし、川田騎手も圧倒的とはいわないまでも実績はあるので問題ありません。
気になるのは前走の着差が0.7秒と少し離されている点。
不安要素はあるものの1番ジューンミュゲと比べると9番ラズルダズルの方が馬券になる可能性は高い…と思われます。
12番コトブキテティスの馬柱
出典:JRA
直近の成績も悪くなく3着内率も高いため、複勝で買えば馬券になる可能性は十分に秘めています。
前々走も4着とはいえ着差が0.2秒と僅差だったため大きなマイナスと考える必要はありません。
さらに言えば、過去出走したレースで「左回り」で4着以下になったのがわずか1回だけ(その1回が前々走で着差0.2秒の4着)
騎手が継続騎乗とはいえ戸崎圭太騎手という点に若干の不安を感じるものの、総合的に見ると12番コトブキテティスが最も馬券になると考えられます。
馬券は12番コトブキテティスの複勝一点買い…?
- 1番ジューンミュゲ
- 9番ラズルダズル
- 12番コトブキテティス
の3頭を比較したところ12番コトブキテティスが最も馬券になる可能性が高いことが分かりました。
では新潟競馬場4レースは12番コトブキテティスの複勝一定買いでいいのか?…となると話は少し変わってきます。
その理由は12番コトブキテティスの複勝オッズです。
出走前日の時点で12番コトブキテティスの複勝オッズは1.1-1.3でした。
つまり、レースが荒れても12番コトブキテティスの複勝による配当は130円が限界…ということです。
複勝一点買いで投資をする場合、的中した時にしっかり利益が手元に残るよう複勝オッズの下限が最低でも1.3倍ないと旨味はほとんどありません。
そう考えると「12番コトブキテティスの複勝一点買い」の選択肢はなくなります。
ではどうすればいいのか?
答えはシンプルで、12番コトブキテティスの次に3着以内に来る可能性が高い9番ラズルダズルとのワイドでの投資に切り替えます。
単勝オッズを見ても9番ラズルダズルと12番コトブキテティスに馬券が集中しており、3番人気以下のとの間にオッズの大きな開きがあります。
とはいえ、ワイドは複勝よりも外れるリスクが高いので損失額を最低限に抑えるためにも12番コトブキテティスの複勝も保険としてかけておきます。
よって新潟競馬場4レースでは
- 9-12のワイド一点
- 12の複勝一点
の2点買いで投資を置こうなうことにしました。
新潟競馬場4レースの結果は?
馬柱を徹底的に分析したことで12番コトブキテティスの本命に、9番ラズルダズルと組み合わせて投資をすることにした新潟競馬場4レース。
結果は9番ラズルダズルも12番コトブキテティスも3着以内に入ってくれたため、無事にワイド馬券が的中して投資に成功しました。
予想通り12番コトブキテティスの複勝の払い戻しは120円だったため、複勝一点買いで投資していたら利益がほとんどなかったでしょう。
「どの馬で投資をするか?」も大事ですが「どの馬券で投資するか?」も考えて競馬に行いましょう。
今回の投資競馬のポイント
夏競馬は難しいと言われていますが、全てのレースが難しいわけではありません。
新潟競馬場4レースのように春や秋によくあるレースも混じっていますので、投資競馬の基礎が確立するまでは比較的簡単ならレースを見つけることに時間をかけてください。
とはいえ、ポイントを押さえないと簡単なレースでも結果に結びつきません。競馬でお金を稼ぎたいのであれば次のポイントはしっかりおさえましょう。
- 馬柱で候補を2~3頭くらいに絞り込む
- 絞り込んだ馬を馬柱で詳しく比較して1頭を決める
- オッズを見て馬券の買い方を工夫する
夏競馬での投資ができれば、秋からの競馬でも的中率が安定してきます。
ぜひとも夏の間にしっかりと投資競馬の基礎を身につけてください。