今回の投資対象レースは3月29日の中京競馬場2レースです。
ハッキリ言いますが「競馬でお金を稼ぐ」なら中京競馬場2レースのようなレースをいかに早く見つけられるか?がポイントになってきます。
極端な言い方をすればこのレースを選んだ時点でほぼ「勝ち」です。
そのくらい投資競馬をするうえで中京競馬場2レースは簡単なレースでした。
そこで今回は「いかに投資で勝ちやすいレースを見極められるか?」にフォーカスして解説していきます。
投資できるレースを見つけるカギは「馬柱」
投資できるレースを見つけるにあたって必ずチェックすべき情報が「馬柱」です。
馬柱には出走する競走馬に関する情報が細かく表記されています。馬名はもちろん場体重、騎乗する騎手、両親の馬…その中でも特に注目すべきが過去のレース戦歴です。
過去のレース戦歴には
- どんなレースに出走したか?
- その時何着だったか?
- 着差はどのくらいか?
が全て分かります。
さらにJRA公式サイトに掲載されている馬柱(出馬表)は各競走馬からその馬の勝率・連対率・3着内率も確認できます。
基本的に自分は「複勝」で投資をしているため馬柱から
- 3着内率が高い馬
- 過去のレースで好走した馬
の数をチェックします。
「3着内率が高い」の目安
目安としては3着内率が0.500を超える馬が2~3頭いるレースを中心に投資するレースを絞り込むと「レース選び」で失敗しません。
今回の中京競馬場2レースでも3着内率が0.500を超えているのは8番タガノキングロードと10番ミッキーウィンの2頭のみでした。
3着内率が0.500を超える馬が1頭もいないレースの場合、どの馬が3着以内に来るかの見通しが難しくなるため投資レースから除外します。反対に3着内率が0.500を超える馬が4頭以上いるレースは投資対象の馬が多すぎて絞り切れないため投資するレースから除外します。
「過去のレースで好走した馬」の目安
前走で好走した馬とは次の条件が当てはまればベストです。
- 前走・前々走が3着以内
- 前走・前々走の着差は0.4秒以内
中京競馬場2レースで言えば上の2つの条件を満たしているのは10番ミッキーウィンのみ。
出典:JRA
つまり馬柱をチェックしただけで馬券を買える馬が1頭に絞りこめるレースが「投資向きのレース」と言えます。
馬柱は出走する馬が確定したら閲覧できるようになるため、出走前日からレースの絞り込みができます。過去の投資結果報告でも馬柱を使って投資する馬の絞り込みの手順を紹介しているので併せて参考にしてください。
レースによっては目安を緩めるのはアリ
- 前走・前々走が3着以内
- 前走・前々走の着差は0.4秒以内
の2つの条件を満たす馬を探してみると意外といません。日によっては1頭もいないケースもあります。そんな日は「投資をしない」という選択肢もありますが、他の要素も考慮してある程度条件を緩めるのも良いと思います。
例えば騎手がルメールで3着内率も高いのであれば前々走の着差が0.5秒以上離れていても投資の候補にする…とか。
どこまで条件を緩めるか?は他の馬の強さの兼ね合いや騎乗する騎手などにもよりますが、頑なに上の2条件をしっかりクリアしていないとダメ!というわけではありません。条件の緩和は臨機応変に行ってください。
未勝利戦の場合は3戦以上の馬を選ぶ
投資をするレースとして取りあげらやすいのは「未勝利戦」や「1勝クラス」など午前中や午後の早い時間に始まるレースがほとんどです。
この時気を付けるべきは未勝利戦の出走する馬の出走回数です。
馬柱を使って馬の強さを調べる時「馬の実績」が判断材料になります。しかし出走回数が少ないと馬の強さが正しく測りにくくなるため、投資対象から除外します。
中京競馬場2レースで言えば
- 1番スズカサウスソング
- 2番ペイシャオータム
- 3番ハッピークラシック
は無条件で投資対象から除外します。
馬券を買う馬を客観的に分析する
馬柱を通して馬券が買えそうな馬を絞りこめたら「本当に馬券が買えるのか?」をしっかり調査します。中京競馬場2レースで言えば10番ミッキーウィンについて調べていきます。
表面上の情報だけを見れば、10番ミッキーウィンが3着以内に来る可能性は高く見えます。しかし詳しく調べてみると次のような懸念材料があります。
今回が初ダート
10番ミッキーウィンは前々走の新馬戦と前走の未勝利戦で3着に入っており、3着内率は1.000です。しかし前走・前々走とも芝コースの2000メートルで今回出走するレースは「ダート1800メートル」です。
つまり10番ミッキーウィンは今回が初ダートなのです。
初めてダートコースを走るため芝と同様の実力が引き出せるかは不透明な点はあります。しかしだからといって対抗できる馬が8番タガノキングロードくらいで1着は難しくても3着以内なら入る可能性は十分にあります。
前走から騎手が乗り替わっている
前走ミッキーウィンに騎乗していたのは斎藤新騎手ですが今回の中京競馬場2レースでは北村友一騎手に乗り替わっています。
基本的に騎手の乗り換えについては馬の実力をマイナス評価するのですが、よく見ると北村友一騎手は新馬戦に騎乗して3着に入っています。
となると次のような仮説が立てられます。
[box04 title=”ミッキーウィンの仮説”]
- 10番ミッキーウィンは北村友一騎手をメインで考えている
- 前走は北村騎手の調整ができず斎藤騎手に乗ってもらった
- 今回は北村騎手で調整できたので再度騎乗をお願いした
[/box04]
あくまでも仮説ですが、そう考えると騎手の乗り換えによるマイナス要素はなくなります。単純に「騎手の乗り換え=マイナス評価」というわけではないので分析する時は注意してください。
中京競馬場2レースの結果
馬柱を見ただけで10番ミッキーウィンに馬券を絞り込み、しっかり裏付けを取った結果「3着以内には問題なく来るだろう」と判断したため10番ミッキーウィンの複勝一点買いで投資した中京競馬場2レース。
結果は3着に入り、投資成功です。
10番ミッキーウィンについては初ダートだったり馬体重がマイナス10キロなのもあって140円まで上がったのは良かったです。
今回の投資競馬のポイント
もしかすると馬柱を軽視している人がいるかもしれません。しかし馬柱は競馬の指標の中で「事実」を示している情報なので決して蔑ろにできません。
馬柱を正しく見れるようになれば出走前日から投資するレースを絞り込めます。
馬柱を見るポイントとしては
- 出走する馬の成績(特に3着内率)をチェック
- 出走する馬の前走・前々走3着以内の馬の数を調べる
- 前走・前々走の着差が0.4秒以内の馬を候補にする
の3つです。
馬柱は出走する馬が確定したら確認できるため、出走前日からチェックできます。つまり出走前日から投資できるため、当日バタバタしながら分析しなくても馬券を的中できます。
時間に余裕をもって競馬に取り組みたいのであればぜひ馬柱を活用してください。