今週の投資レースは1月25日の京都競馬場1レースです。
本当は京都競馬場5レースが投資の対象としてベストなレースだと考えていましたが、急遽午後から用事が入ってしまったため午前中で投資できるレースとして京都競馬場1レースを選択しました。
京都競馬場1レースは前日から1番人気と2番人気に馬券が集中していました。つまり1番人気と2番人気を手堅く勝ってもほとんど利益が出ないレース…ともいえます。
この京都競馬場1レースで投資をするのであれば“第3の馬”を探せるか?がポイントになります。
1番人気と2番人気は馬券にならない
まず京都競馬場1レースの人気上位3頭の出走前日の単勝オッズ、複勝オッズ、コンピ指数は以下の通りです。
人気順位 | 1番人気 | 2番人気 | 3番人気 |
馬名 | スズカデレヤ | バンクオブクラウズ | マーキュリーセブン |
単勝オッズ | 1.3倍 | 3.2倍 | 15.5倍 |
複勝オッズ | 1.0~1.1 | 1.0~2.1 | 1.3~6.0 |
単勝オッズと複勝オッズを見る限り、1番人気の2番スズカデレヤと2番人気の6番バンクオブクラウズに開けんが集中しているのが分かります。
つまり京都競馬場1レースで最も確実に的中させるのであれば
- 2番スズカデレヤを複勝一点買い
- 6番バンクオブクラウズを複勝一点買い
- スズカデレヤとバンクオブクラウズのワイド一点買い
が候補になります。
では上記3つの買い方で最も利益が出しやすいのは?と考えると複勝オッズを見る限り配当は全く期待できません。となると選択肢は自然と
『スズカデレヤとバンクオブクラウズのワイド一点買い』
に絞られます。
しかしワイド一点買いでも2番スズカデレヤと6番バンクオブクラウズの出走前日の馬連オッズが1.7倍しかないためワイドの配当もあまり期待できません。
つまり2番スズカデレヤと6番バンクオブクラウズ以外の馬から3着以内に入ってきそうな可能性のある“第3の馬”を見つけるしかありません。
とりあえず配当は期待できなくても2番スズカデレヤと6番バンクオブクラウズのワイド一点買いを選択肢として持っておきつつ“第3の馬”探しを始めます。
“第3の馬”を探す3つのポイント
2番スズカデレヤと6番バンクオブクラウズ以外で3着以内に入ってきそうな馬を探すには3つのポイントがあります。
そのポイントとは
- 馬連オッズ
- 過去の戦歴
- 騎手
の3つです。
ポイント1.馬連オッズから候補馬を探す
京都競馬場1レースの馬連オッズの人気順を確認し、2番スズカデレヤと6番バンクオブクラウズが絡まない組み合わせを探します。
すると15番人気に『4-9』という組み合わせがあります。
つまり京都競馬場1レースの馬券を買っている人は2番スズカデレヤと6番バンクオブクラウズの次に
- 4番レッドミダス
- 9番マーキュリーセブン
が2着以内に来るのでは?と考えているのが分かります。コンピ指数を見ても
- 4番レッドミダスのコンピ指数は54
- 9番マーキュリーセブンのコンピ指数は60
2番スズカデレヤと6番バンクオブクラウズに次いで高い数値のため、上記2頭のいずれかが“第3の馬”になる可能性が高いと言えます。
では4番レッドミダスと9番マーキュリーセブンのどちらが“第3の馬”なのか?についてはそれぞれの馬柱をチェックして比較します。
ポイント2.過去の戦歴から馬の強さを調べる
4番レッドミダスと9番マーキュリーセブンの強さを比較するのは馬柱を比較するのが最も確実です。
引用:JRA
2頭の馬柱をパッと見ただけではどちらの馬が強いか?を比較するのはかなり困難です。
未勝利レースにおいて馬柱で馬券になりそうな馬の特徴としては
- 過去3着以内に入った経験がある
- 前走の着差が0.4秒以内
- 騎手が乗り替わっていない
があるのですが、4番レッドミダスも9番マーキュリーセブンも上記3つの特徴を1つも満たしていません。
ですが2頭の“潜在能力”を比較することは今回の馬柱からできます。
まず9番マーキュリーセブンですが、過去4選出走して3着以内に入った実績はありません。しかし4番レッドミダスは前走が新馬戦でしかも芝のコースを走っています。
つまり4番レッドミダスはダート未経験の馬なのです。
新馬戦に負けて未勝利レースを走る馬の中には、馬の適性を知るために色々なレースに出走させる調教師も珍しくありません。
特に4番レッドミダスは芝コースの新馬戦で惨敗しているため『もしかしたらダート適正かも?』と思って今回の京都競馬場1レースに出走させた可能性もあります。
…と考えると、潜在能力としては9番マーキュリーセブンよりも4番レッドミダスの方が上なのでは?という結論が導き出されます。
ポイント3.騎手を比較する
最後に騎手の実績を比較します。レースを走るのは馬ですが馬の実力をきちんと引き出せる騎手も馬券を買う際の大きな要素です。
4番レッドミダスと9番マーキュリーセブンの馬柱からそれぞれ騎乗する騎手は
- 4番レッドミダスの騎手はフォーリー
- 9番マーキュリーセブンの騎手は岩田望来
だと分かります。下記騎手の成績は以下の通りです。
引用:JRA
一方は短期免許を取得して来日した海外ジョッキー、もう一方は昨年初騎乗した新人ジョッキー。
2人の騎手としての実力差は明らかであり、騎手で比較するなら4番レッドミダスに軍配が上がります。
“第3の馬”で投資する際の注意点
- 馬連オッズ
- 過去の戦歴
- 騎乗する騎手
の3つのポイントから2番スズカデレヤと6番バンクオブクラウズの次に来るであろう“第3の馬”を4番レッドミダスに決定。
そもそも京都競馬場1レースは1番人気と2番人気に馬券が集中しているため、複勝で買っても最低2倍以上はつくと踏んでいたいので4番レッドミダスの複勝一点を購入しました。
ただし“第3の馬”で投資をする場合、他の投資レースと比べて外れる可能性が高くなります。
京都競馬場1レースのような高確率で3着以内に入る馬が2頭いるようなレースは残りの1枠に入る馬を探さないといけません。しかも1番人気と2番人気以外の馬から1頭選ばないといけないため、あまりハッキリと実力や実績が分かるレースは多くありません。
ですから“第3の馬”を見つけて投資する場合は、投資金額を抑えめにするように。
また保険で2番スズカデレヤと6番バンクオブクラウズのワイドを買ってもオッズが高くならないため“第3の馬”で投資をする場合は複勝一点買いがおすすめです。
『2-6が来たら仕方がない』
という気持ちで投資をするため、“第3の馬”選びが難航するようでしたらあきらめて別のレースで投資をした方がいいでしょう。
京都競馬場1レースの結果は?
1番人気の2番スズカデレヤと2番人気の6番バンクオブクラウズをあえて外し、4番レッドミダスの複勝一点買いで投資した京都競馬場1レース。
結果は以下のようになりました。
1番人気と2番人気がしっかり2着以内で入ってきたため複勝馬券は220円に落ち着きました。
ただ2番スズカデレヤはともかく6番バンクオブクラウズについては馬柱を見る限り騎手がルメールという点以外まったく決め手がないため、もしかすると4着以下に沈んでいた可能性があったように感じます。
まあ、レース結果に『たら・れば』を言っても仕方がないので利益が回収できただけでも良しとしましょう。
今回の投資競馬のポイント
京都競馬場1レースは投資レースとしては比較的難易度が高めの方法で投資をしたと感じています。手堅く投資をするなら薄利でも2番スズカデレヤと6番バンクオブクラウズのワイド一点買いがベストだと思います。
“第3の馬”選びについては出走ギリギリまでしっかり情報やデータを集めてしっかり読み切る力が求められます。特に
- 馬連オッズで候補を絞る
- 戦歴で候補の馬を比較する
- 騎乗する騎手も比較に加味する
の3ポイントは“第3の馬”選びにおいて重要ですからぜひ参考にしてください。