1月18日に投資をしたレースは小倉競馬場4レースでした。
小倉競馬場4レースは出走前日のオッズを見た段階で
ワイド馬券で投資すべき
というのが分かり切っていたレースでした。
- ワイドで投資すべきレースと断言する根拠
- ワイドで買う馬の組み合わせの導き方
を詳しく解説していきます。
投資候補となる馬は上位3頭だけ
小倉競馬場4レースは、前日のオッズを見た段階で1着から3着までを
- 2番ウインアステロイド(3番人気)
- 5番ダノンセレスタ(1番人気)
- 7番アステロイドベルト(2番人気)
で固まる可能性が高いと感じていました。その理由は上記3頭の複勝オッズが出走前日にも関わらず他の馬に比べて低かったからです。
馬名(人気順位) | 複勝オッズ(前日) |
ダノンセレスタ(1番人気) | 1.1~1.1 |
アステロイドベルト(2番人気) | 1.1~1.2 |
ウインアステロイド(3番人気) | 1.2~4.6 |
念のために馬柱を調べても、過去のレース戦歴で3着以内に入った実績があるのは上記3頭と9番ナゲキッスくらい。
出典:JRA
しかも上記3頭は前走・前々走に3着以内に入っており、なおかつ騎手も変更していません。
出典:JRA
それに対して9番ナゲキッスは
- 前走は0.8秒差で8着
- 3着に入ったのも過去4戦で1回だけ
- 騎手も江田照男から小林凌大に変更
- 出走前日の複勝オッズが2.4~12.0(3番人気のウインアステロイドの複勝オッズは1.2~4.6)
と不安要素がてんこ盛りなので迷わず除外。つまり1着から3着までの馬が高い確率で“上位人気3頭で占めるレース”だと考えられるわけです。
投資できる馬券が“ワイドのみ”の理由
冒頭でも言いましたが小倉競馬場4レースは投資をするなら“ワイド馬券”しかないと考えていました。つまり複勝馬券では投資できない…となります。
理由は候補となる馬の複勝オッズです。
出走前日なのにもかかわらず、小倉競馬場4レースの人気上位3頭の複勝オッズは
馬名(人気順位) | 複勝オッズ(前日) |
ダノンセレスタ(1番人気) | 1.1~1.1 |
アステロイドベルト(2番人気) | 1.1~1.2 |
ウインアステロイド(3番人気) | 1.2~4.6 |
でした。
複勝で投資をするのであれば複勝オッズの下限が1.3倍はないと旨味はありません。複勝オッズが1.3倍になる可能性を秘めているのは出走前日の時点では2番ウインアステロイドのみ。
しかし2番ウインアステロイドの複勝オッズが1.3倍以上になるためには上記3頭以外の馬が3着に来るのが絶対条件です。
他のレースであれば、4番人気以下から一気に3着以内に突っ込んでくる可能性はあります。しかし小倉競馬場4レースに限って言えば人気上位3頭でほぼ3着までの順位が確定する可能性が高いレース。
つまり2番ウインアステロイドの複勝オッズが大きくハネる可能性は極めて低いのです。
ちなみに1番人気の5番ダノンセレスタでの単複2点買いも投資できる買い方ではありません。前回の投資結果報告でも言及していますが単複2点買いをするには5番ダノンセレスタの複勝オッズが低すぎるからです。
要するに
[box04 title=”複勝で投資できない理由”]
- 人気上位3頭で3着までを独占する可能性が高い
- 人気上位3頭の複勝オッズが低すぎる
- 1番人気の単複2点買いも旨味が少ない
[/box04]
以上2点から小倉競馬場4レースで投資をするならワイドで狙うしかない…という結論になります。
三連複で投資するのはアリか?
小倉競馬場4レースのように人気上位3頭が3着以内を独占する可能性が高い場合、オッズの付き方にもよりますがワイドで買うのが最適解となりますが
三連複で買えばいいのでは?
…と考える人もいるかもしれません。確かに結果だけを見れば人気上位3頭で3着までを独占しているため三連複1点買いもアリと考えられるでしょう。
しかしいくら人気上位3頭に馬券が集中しているからと言っても、その3頭がすべて3着以内に来る確率は決して高くありません。小倉競馬場4レースは12頭立てですから三連複1点当たりの的中率は1/220となります。
もっといえば三連複といえど人気上位3頭で組み合わせた場合、オッズは低くなります。
特に小倉競馬場4レースのように、人気上位3頭に馬券が集中した場合、三連複であってもオッズが一桁になるのも珍しくありません。(実際に三連複の払戻金は260円でした)
260円のために1/220の勝負をするのか?…を考えた時、三連複1点狙いの選択肢は自然と消えると思います。
三連複で勝負するのであれば中配当狙いの多点買いが基本となりますが“投資”ではなくなるため、三連複での馬券購入はしません。
どの組み合わせでワイド馬券を買うか?
ワイドで投資する際に重要なのは
どの組み合わせでワイド馬券を買うか?
です。特に小倉競馬場4レースは上位人気3頭に馬券が集中しているため、3頭の組み合わせの中から最もオッズが高いワイド馬券を見つけ出す必要があります。
では
- 2番ウインアステロイド(3番人気)
- 5番ダノンセレスタ(1番人気)
- 7番アステロイドベルト(2番人気)
の中で最もオッズが高くつく可能性があるのはどの組み合わせか?ポイントは三連複オッズと馬連オッズにあります。
三連複オッズから“軸馬”を見つける
ワイド馬券を買う時に軸馬を決める参考材料としておすすめなのが三連複オッズです。
JRAのホームページで三連複オッズをチェックすると各組み合わせのオッズが表示されます。オッズは『馬番順』と『人気順』の2種類の見方がありますが軸馬を決める際は『人気順』でオッズを見ます。
出典:JRA
チェックするのは“候補となる馬が含まれた三連複オッズ上位30位の中で何通りあるか?”。今回の小倉競馬場4レースの場合、候補となる馬が含まれている組み合わせは以下の通りです。
- 2番ウインアステロイド:13通り
- 5番ダノンセレスタ:20通り
- 7番アステロイドベルト:18通り
つまり三連複を買っている人達は上記3頭のうち5番ダノンセレスタが最も3着以内に入る可能性が高い…と考えているのが読み取れます。
裏付けのために上記3頭の馬柱を見てみると以下のようになっています。
出典:JRA
馬柱を見る限り
- ダノンセレスタの単勝オッズが1.7倍
- ダノンセレスタの騎手が前走からルメール
- 川田騎手がダノックス(ダノンセレスタ)に騎乗していない
…という点から軸馬を5番ダノンセレスタに決めました。
馬連オッズから“ヒモ馬”を見つける
三連複オッズと馬柱からワイドの軸馬を5番ダノンセレスタに決定した次は組み合わせにするヒモ馬を見つけます。ヒモ馬を見つけるには馬連オッズを参考にします。
出典:JRA
ワイドで投資をする場合、単純に馬券を的中させればいいだけでなく“利益”を求める必要があります。つまり最もオッズが高くつきそうなヒモ馬を選ばなければいけません。
となると、出走前日なのにも関わらず馬連オッズが1.7倍しかない7番アステロイドベルトは消えるため必然的に2番ウインアステロイドがヒモ馬になります。
念のために2番ウインアステロイド以外にもヒモになる可能性になる馬がいないか?を調べるために、馬連オッズから2番も7番も含まない組み合わせを探したところ13番人気に【2-6】がありました。
6番のブラックトマホークを調べると
- 単勝6番人気
- 過去の戦歴で3着以内が一度もない
- 騎手も前走から乗り替わり
と2番ウインアステロイドと比較すると明らかに勝てる見込みが薄いため、
- 2番ウインアステロイド
- 5番ダノンセレスタ
のワイド一点での投資に決定です。
小倉競馬場4レースの結果は?
三連複オッズや馬連オッズを参考に2番ウインアステロイドと5番ダノンセレスタの組み合わせでワイド一点買いをした小倉競馬場4レース。
結果は無事に的中。配当も190円とまずまずでした。
やはり人気上位3頭で3着以内を独占した形となりました。ただ着順はバラバラだったため5番ダノンセレスタを単複2点買いしていたらダノンセレスタの複勝配当が100円だったため、利益ゼロで終わっていたと思います。
『人気上位3頭のワイド全通り買い』というのも結果だけ見ればアリなのかもしれませんが、1頭でも4着以下になっているとトリガミになるリスクがあるので小倉競馬場4レースは“ワイド一点買い”が投資競馬としては正解だと思います。
今回の投資競馬のポイント
普段は複勝一点買いで利益が出るレースを中心に狙っていますが、小倉競馬場4レースのような場合はワイド馬券を使って利益の出し方を考える必要があります。
当然ワイド馬券であっても投資をするのであれば“一点買い”。
ワイド馬券で多点買いをするとトリガミになる可能性が高いですからね。だからこそ、しっかりと組み合わせを吟味して馬を選ぶ必要があります。
ワイドで投資するポイントとしては
- 馬連オッズや三連複オッズを参考にする
- 最も利益が大きい組み合わせを狙う
以上2点を意識して分析すると的中率が向上するのではないでしょうか。