競馬の経験が浅い初心者の人達がまず取り組むのが的中率を上げるための勉強です。
特に競馬で稼ごうとするには買った馬券が的中していることが大前提で、どの馬が勝つのかを予想するのか、どの馬券種を買えばいいかを見極めることが大切になります。
的中率が上がれば、それだけ払戻金を受け取れる回数が増えるわけです。
そのため「どうやったら的中率が上がるのか?」を勉強するわけですが、実は競馬で勝てない人ほど間違ったやり方や考え方で上げようとしているのです。
そして、競馬のキャリアを積めば積むほど、間違った方向にどんどん進んでいき、やがて引き返せなくなってしまう。
そうならないように、初心者の時から正しい的中率を上げるための方法を取り組まなければいけません。
そこでここでは、競馬初心者にうちから取り組んでもらいたい的中率を上げる方法について紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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競馬初心者が知っておくべき2つの数字
的中率さえ上げれば競馬で稼げる・・・と思っている初心者も多いと思いますが、実はその発想は半分間違いです。
確かに的中率は競馬で稼ぐ上で重要ですが、実はもう1つ把握しておくべき数字があります。
それが『回収率』です。
回収率とは掛け金に対していくらお金が回収(儲かったのか)を示す割合のことを言い、100円賭けて200円の払戻金を得た場合、回収率は200%となります。
つまり、投資競馬のように競馬をお金儲けとして取り組むのであれば、的中率と回収率のバランスが重要になってくるのです。
例えば、的中率が60%あっても回収率が80%だったら、馬券を買って的中しても収支はマイナスとなりますし、逆に的中率が10%でも回収率が110%だったら、収支はプラスになる。
高い的中率を誇っている手法でも回収率が100%を割ることがあるのか・・・と思うかもしれませんが、特に多点買いをしているとこのような状態になることは決して珍しくありません。
そして、競馬でコンスタントにお金を稼ぐのであれば、自身の的中率と回収率がどのくらいなのかを知ることが本当のスタートです。
もし、自分の回収率が100%を上回っているのであれば、競馬でお金が稼げているわけですから、わざわざ的中率を上げる必要はありません。
むしろ、買って外れたレースを分析して“あえて勝負してはいけないレース”の特徴を発見したほうが、的中率を上げるより簡単に利益を増やすことができます。
なぜなら、外れ馬券を買う金額を減らせば、その分利益が上乗せされるわけですから。
また、不的中になる馬券を買わない分、馬券を買う回数も減るわけですから、自然と的中率だって上がります。
つまり、初心者の段階で自分の的中率と回収率を知ることが最も大事だということ。
これを知らずに競馬手法などに手を出してしまうと、変な知識が入り込んでしまい、自分にとってベストな取り組み方を自ら捨てることになってしまいます。
まずは、自分の投資競馬の実力がどのくらいあるかを冷静に分析しましょう。
初心者でも簡単に的中率を上げる方法
競馬で的中率を上げる方法というのは、競馬の情報商材やセミナーなどで色々な買い方やロジックが紹介されています。
「的中率50%を誇る三連複フォーメーションを使った競馬手法」もそうですし、「初心者でもできる!軸馬をたった2秒で見つける方法」などもその1つです。
ですが、もっと簡単に的中率を上げる方法はあります。
これを初心者のうちに知っているかどうかによって、今後の自身の競馬の取り組み方に大きな影響を与えるでしょう。
では、具体的にどんな方法なのか?
それは「馬券を買うレースを絞り込む」です。
例えば同一の競馬場で1レースから12レースまで馬券を買ったところ、的中率30%回収率105%のノウハウがあったとしましょう。
ここから分かることは、上記結果が出たノウハウでは12レース中3レースは的中するということで、残りの9レースは不的中になったわけです。
競馬で勝てない人は不的中になった9レースをどうにかして的中させようとしますが、実は競馬で結果を出している人達は逆の行動をとるのです。
つまり、不的中になると分かっているレースは手を出さずにそのまま見送る。
仮に不的中になった9レースのうち、明らかにノウハウに合致しないレースが2レース合った場合、その2レースはあえて勝負せずに見送ります。
そうすれば、馬券が外れた回数が9回から7回に減少したことになり、12回中3回の的中が10回中3回の的中となるため、的中率は30%から33%に上がるわけです。
分かりやすく言えば、的中率の分子(的中した回数)を増やすのではなく、分母(馬券を買った回数)を減らすことで的中率を上げていくのです。
1日の的中回数が2回でも5回中2回と10回中2回とでは、的中率は2倍違ってきますよね?
このように、投資の対象となるレースを前もっていくつかピックアップし、ノウハウや手法に合致しないものを除外することが、最も確実に的中率を上げる方法なのです。
ここでポイントとなるが、不確定な要素があるレースは全て排除すること。
「もしかするとこれかな?」といった半信半疑で馬券を購入しても的中しない場合が往々にしてあります。
どんな手法を用いても「対象となるレース」「対象にならないレース」「どちらとも取れるレース」の3つに分けることができると思いますが、基本的に「対象となるレース」以外には手を出さないことをお勧めします。
レースの数はお金を増やすチャンスの数ではなく、お金が減るかもしれないリスクの数と心得て取り組むのが、投資競馬の正しい姿勢と言えます。
競馬初心者が注意すべき“本命馬”の使い方
競馬の的中率を上げたいのであれば、馬券の買い方や軸馬の選び方を勉強するよりも、勝負するレースの選び方を練習するのが近道です。
そうすることで「馬券を買わない」という選択肢があることを認識でき、無駄な外れ馬券を買うリスクを減らすことができます。
とはいえ、馬券を買わないと的中しないし的中しないとお金も稼げませんから、どこかのレースで馬券を買う必要はあります。
その時に、競馬初心者がやりがちな行動の1つが『本命サイドの馬券を買う』というもの。
人気が高い馬というのは、世間から見て1着に来ると思われている馬ですから、他の馬に比べて的中する確率は高くなります。
特に競馬は、実力ではなくクラスによって出走できるレースが異なりますし、同じクラスでも実力はバラバラですから、単純な確率のゲームというわけではありません。
そのため、実力があり人気が高い馬を中心に買っていけば100%とはいかずとも高い確率で的中すると思います。
ですが、こうした本命サイドの馬を買うことで的中率を上げるのには大きなリスクが伴います。
このリスクを理解していなければ、的中率が上がらず、競馬で損をすることになるのです。
そのリスクとは主に次の2つです。
1)不的中になった時の損失が大きくなる
競馬は馬券購入額によってオッズが上下するため、人気が高ければ高いほどオッズが低くなりますし、的中してもあまり大きな配当がつきません。
つまり、的中してもあまり配当が付かないため、より多くの払戻金をもらおうとすると、自然と掛け金を増やす以外の選択肢しかなくなるわけです。
しかし掛け金を増やすと、今度は不的中になった時のリスクが大きくなります。
1番人気の馬を賭けておけば間違いなく的中する・・・というわけではなく、どの馬で賭けても馬券を購入した以上“不的中になる”というリスクがついてきます。
ですから、同じ馬券を買っても100円で不的中になれば損失額は100円で済みますが、1万円賭ければ損失額は当然1万円となるため、ハイリターンを求めると自然とハイリスクになってしまうのです。
確かに1番人気の馬の方が最下位人気の馬に比べて上位に食い込んでくる確率は高いですが、馬券に絡む保証がどこにもない以上、的中率重視で本命馬狙いの買い方は危険と言えます。
2)トリガミになる可能性が高くなる
トリガミとは的中したけど払戻金が掛け金よりも低くなる状態のことを言い、多点買いをした場合に起こります。
例えば、馬連馬券を100円ずつ4点購入した場合、掛け金の合計は400円となります。
そしてそのうちの1点が的中し、払戻金が340円だった場合、馬券は的中したけど結果的に60円のマイナスになりますよね。
こうしたトリガミになる要素の1つが“オッズが低い馬券を多点買いする”であり、的中率重視で選ぶこと起こりやすくなります。
つまり的中率を上げる代わりに回収率を下げることとなり、馬券が当たっても利益ではなく損失がでてしまう・・・ということ。
単純に馬券を当てることを楽しむのならまだしも、お金を稼ぐという点から考えると本末転倒な行動になってしまうわけです。
初心者の方が経験者よりも的中率を上げやすい
競馬の経験を積めば積むほど、それだけ競馬に関する経験値が蓄積されるため、馬券を当てるのに有利と思われるかもしれません。
しかし、その経験によって間違った競馬の取り組み方をしている人も少なくありません。
彼らは、自分のこれまでの競馬の取り組み方を捨てることができないため、正しい取り組み方を受け入れることができず、いつまで経っても的中率が上がらないのです。
その点競馬初心者は、経験や知識が浅い分、軌道修正するまでに要する時間が短いですから、正しい情報に触れさえすれば、あっさりと的中率を上げることができるでしょう。
だからこそ、『自分は競馬初心者だ』と思っているうちに、正しい競馬の取り組み方を心掛けてください。
そうすれば、何年も馬券を買っている人が越えられない壁をほんの数ヶ月で越えてしまうことも夢ではないでしょう。
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