競馬をする人であれば、オッズを確認せずに馬券を買う人はいないと思います。
しかし、オッズを「的中したらいくら戻ってくるか?」を調べるためにしか使ってない人が多い印象です。
オッズの仕組みを理解することで、自身の回収率を向上させるだけでなく、投資戦略の材料としても活用できます。
本記事では、競馬の収支を大きく伸ばすためのオッズに対する考え方について紹介します。
オッズが示す数字の意味を理解するとともに、上手に活用することで競馬で資産を増やせるようになるはず。
今後競馬を収支の1つとして確立したいのであれば、ぜひ参考にしてください。
競馬におけるオッズの基礎知識
最初にオッズについての基礎知識を解説します。
競馬におけるオッズがどういった役割を担っているかはもちろん、数値の意味を理解しておくと、競馬予想にオッズを活用できるようになります。
オッズの基本的なポイントを以下にまとめたので、復習もかねてチェックしてください。
オッズとは?
競馬におけるオッズとは、馬券が的中した際に支払われる払戻金の倍率を数値化したものです。
オッズは馬券が購入可能となる開催前日の夜から表示され、レースが出走するまで常に変動しています。
そのため、レースが開催される早朝と出走直前とで各馬のオッズが変わり、人気順位が大きく入れ替わることも珍しくありません。
オッズを競馬予想で使う際は「オッズを見るタイミング」や「確定オッズの予測」を考慮する必要があります。

馬券が買える間はオッズは常に変動していることを理解しておきましょう
オッズと人気の関係性
オッズは、そのレースにおいて「どの馬が勝つか?」という競馬参加者の予測が反映された、人気度を示すバロメーターです。
オッズが低ければ低いほど多くの人が「その馬が勝つ可能性が高い」と期待を寄せていることを意味します。
逆にオッズが高い馬は「勝つ可能性が低い」と見なされている馬であり、いわゆる「穴馬」として扱われます。
そして大事なのはオッズはあくまで大衆の心理状態を表すものであり、必ずしも馬の実力と比例しているわけではないこと。
人気になる理由はそれなりにあるものの、必ずしも1番人気が馬券に絡む保証はない点は忘れないようにしましょう。



各レースの人気順位は単勝オッズの低さで決まります
オッズ理論について
オッズを用いて競馬を予想するのが「オッズ理論」です。
オッズ理論は各馬のオッズを比較するのはもちろん、急激な変動の有無や大きなオッズの開き(断層)の場所など、オッズを用いてレース展開や馬券に絡む可能性を探る予想方法です。
オッズは馬券の購入金額によって変動する数値のため、数値の動きや他の馬との比較によって参加者(市場)の考えや思惑を見極めることができます。
オッズという競馬にとって最も身近な数値を使った予想方法のため、多くの人がオッズ理論を採用しています。



大阪競馬では、オッズ理論を重きをおいて予想しています
競馬オッズの見方と確認方法
競馬のオッズは、JRA(日本中央競馬会)の公式サイトにてリアルタイムで確認可能です。


公式サイトでは、レースごとや馬券種別に絞り込んで情報を閲覧できます。
また、各競馬予想サイトやオッズ計算ソフトなどでも数値が反映されていますが、リアルタイムの動きには若干のタイムラグが生じる場合があります。
勝負を分ける重要な局面では、必ず情報の遅延がないかを確認し、最新の数値を基に判断するよう心掛けましょう。



オッズをチェックするためだけに有料サービスをつかなくても良いです
競馬オッズに対する間違った考え方
競馬予想をするうえでオッズは有効活用できる競馬指標の1つです。
しかし、オッズをもとに競馬予想をしても一向に結果に結びつかない人が多いのが現状です。
実は競馬で勝てない人は、間違った認識でオッズを使っている可能性があります。
競馬の負け組がやりがちな間違ったオッズの考え方について1つずつ解説していきます。
「オッズが低い馬=強い馬」という考え
オッズは購入額が多い(人気がある)ほど低くなる特徴があるため「オッズが低い馬は強い馬」と考える人は少なくありません。
実はこの考え方は厳密にいうと間違っています。
馬券が買われてオッズが低くなるのは「この馬(もしくは組み合わせ)を買えば当たるだろう」という人が多いことを意味しています。
つまり、オッズはあくまでの世論の評価であり実力を測る指標ではないのです。
そのため、人気順位だけを見て購入する馬券を決めると高確率ではずれます。
オッズという数字に踊らされず、その数値が何に裏付けられているのかを見極める視点をもたなければいけません。



1番人気を無条件に軸馬に据えている人に多い考え方です
的中前提でオッズを見て馬券を選択
競馬に挑んでいる人の多くが購入前にオッズをチェックをしますが、勝てる人と勝てない人とでオッズの見方が異なります。
具体的に、競馬で勝てない人ほど求めている利益と手持ちのお金から、購入する馬券をオッズで判断します。
例えば「1,000円しかないが、10倍のオッズを買えば1万円稼げる」といった安易な考えで馬券を選びがちなのが負け組のオッズの使い方です。
購入を検討している馬券の可能性を吟味せず、当たることを前提に馬券を買うため、的中率が著しく低い傾向があります。
万が一的中しても、根拠がなくラッキーで当たっただけですから、長期的に安定しません。
的中率を度外視してオッズのみで馬券を選んでしまいがちですが、これこそが負けを加速させる最大の要因です。



追い上げで失敗する人は大体この思考になりがちです
合成オッズを無視した多点買い
多点買いで競馬に挑んでいる人がやりがちな失敗が、合成オッズを計算しないで馬券を買い続けている点です。
複数の馬券を組み合わせて購入する際、合成オッズを意識しなければ、的中しても投資金額を下回る「トリガミ」が発生して損をしてしまいます。
合成オッズの計算を無視して馬券を買い続けることは、競馬における収支悪化の典型的なパターンです。
多点買いをするなら、合成オッズを計算するクセをつけない限り、競馬で安定した利益を出すことはできないでしょう。



合成オッズの計算が面倒なら1点買いで勝負するべきです
高オッズ馬券のみを狙った競馬戦略
万馬券などの高オッズ帯の馬券をあえて狙う戦略で億単位のお金を稼いでいる人もいますが、現実的に考えると実現はほぼ不可能です。
そもそも万馬券を狙った競馬戦略を採用している人達は、1日で数十万円以上馬券に使うことも珍しくありません。
そのため、1回的中すれば大きいですが、的中するまで同じロジックで何度も買い続ける必要があるため、膨大な資金が必要になります。
資金に余裕がある人なら問題ありませんが、月に数万円しか競馬に使えない人が彼らと同じ戦略で競馬をすると高確率で資金ショートします。
高オッズを狙って競馬をしたいなら、年間で1,000万円近く競馬に使っても問題がない生活基盤を作ってから始めましょう。



高額馬券が的中したニュースに触発されやすい人ほどやりがちな失敗です
回収率を上げる競馬オッズの考え方と活用法
オッズは正しい認識や考え方をもとに活用することで、競馬予想に大きく貢献してくれます。
実際に、競馬で安定して稼いでいる人の多くはオッズを用いて分析していますし、馬券を買う最終判断の材料に使っています。
的中率はもちろん回収率を上げて競馬で資産を増やしたいのなら、以下のポイントを押さえてオッズを活用してください。
オッズの断層を使って予想する
オッズを用いて競馬を分析するうえで、最もシンプルな考え方が「断層」を用いた予想方法です。
断層とは、オッズが大きく離れている箇所のことをさし、レースによってオッズの断層ができる箇所が異なります。
オッズの断層ができている箇所や、断層に入っている馬の数などによって、レースの展開や馬券候補になる馬の絞り込みなどができます。
オッズの断層の具体的な活用法については以下のページで紹介しているので、ぜひ参考にしてください。



オッズの断層を調べるだけでさまざまなことが分かるのでチェックしましょう


人気と実力が乖離している馬を探す
回収率を上げるなら、人気と実力が乖離している馬を探しましょう。
オッズはあくまで人気投票でしかないため、レースによって人気と実力が伴っていない馬が紛れ込んでいる可能性が大いにあります。
例えば実力は他の馬と大差がないにもかかわらず、なぜか1番人気になっている馬がいたり、反対に実力がありながら3~4番人気にとどまっている馬がいたり。
馬の実力はオッズ以外の競馬指標と比較したり、馬柱などのデータから分析できたりします。
客観的に馬の実力を図りつつ、オッズとのバランスを確認することで、高い配当が期待できる勝負馬券が浮かび上がります。



オッズと実力のギャップこそが、競馬で利益を出すための最大のチャンスです。
トリガミにならない買い方を心掛ける
オッズを用いて競馬予想や馬券選択をするうえで最も注意すべきは「トリガミの回避」です。
せっかく的中しても、資産が減っていては何の意味もありません。
トリガミを防ぐ手段としては「多点買いはしない」か「合成オッズを計算する」のいずれかしかありません。
1点買いで勝負をするのなら馬券は複勝か単勝がおすすめです。
どうしても多点買いで挑むのなら、事前に合成オッズを計算して適切な掛け金で馬券を購入するクセをつけましょう。
合成オッズの計算方法や上手な活用方法については以下のページで紹介しています。



無料の合成オッズ計算ツールなどもあるので上手に使いましょう


馬券種別にみるオッズの使い方
オッズの活用法は馬券によって変わる場合があります。
オッズの特徴自体は変わりませんが、オッズが読み取れる情報は大きく違っているので、使う馬券に合致したオッズの活用法を用いて競馬予想をしましょう。
単勝・複勝のオッズの使い方
単勝オッズは、そのレースの人気順位を決めるため、馬券を買う人なら誰もがチェックするオッズです。
単勝や複勝は基本的に1点買いで勝負することが多いため、オッズの断層によって馬券候補になる馬を絞り込んでいきます。
さらに、単勝オッズと複勝オッズを比較することで「1着になる信ぴょう性」が測れます。
例えば、単勝オッズが高いにもかかわらず複勝オッズが低い馬は「1着になる可能性は低いものの、2・3着には食い込んでくる実力がある」と多くの人が認めている証拠となります。
こういう馬は複勝1点買いで勝負できますし、ヒモ馬を選ぶ基準にもなります。
単勝オッズと複勝オッズは、連対式馬券でも使えるほど、汎用性が高いのが特徴です。



競馬で稼ぎたいのなら、買う馬券に問わずチェックしましょう
馬連のオッズの使い方
馬連オッズでもっともおすすめの使い方は、1番人気の信ぴょう性を調べる時です。
調べ方はかんたんで、馬連オッズの人気上位30位を確認して1番人気が絡んでいる馬券が何頭あるかを数えるだけ。
目安として20頭以上あれば、そのレースは本命決着が濃厚な「ガチガチ」のレースと判断できます。
逆に15未満であれば意見が割れており、1番人気が飛ぶ(4着以内になる)可能性を考える必要があります。
1番人気を無条件に軸馬に据える戦略で挑むのなら、馬連オッズから1番人気の信ぴょう性を調べて、勝負する・しないの判断をしてください。



単勝・複勝で勝負する時も馬連オッズはチェックしましょう
三連複・三連単のオッズの使い方
三連複・三連単のオッズからも競馬の予想に役立つ情報をキャッチできます。
調べ方は馬連と同じで、人気30位以内の組み合わせに自分が買おうとしている馬がどれだけ含まれているかを確認するだけ。
人気30位以内の組み合わせのうち、20通り以上の馬券にお目当ての馬が入っていれば、世論は「3着以内に入る」と考えている裏付けになります。
特に複勝やワイドなど3着が馬券の対象となるレースで挑む際は、馬連よりも三連複・三連単のオッズから人気を調べるのがおすすめです。



複勝で競馬投資をするなら三連複・三連単のオッズは確認しましょう
大阪競馬ストーリー式オッズを使った競馬攻略
最後に大阪競馬式のオッズを用いた競馬攻略のポイントを紹介します。
大阪競馬では「競馬で資産を増やす」ことを最優先事項としています。
競馬を収入源の1つにしたいと考えているのなら、以下のポイントを押さえてオッズを活用してください。
オッズ1.3倍~2.0倍の馬券を狙う
競馬で安定した利益を出すためには、安定した的中率と100%以上の回収率の両方を満たす必要があります。
自身の経験や他の競馬の勝ち組の方々の競馬成績を調べてみたところ「オッズ1.3~2.0倍」あたりが競馬で稼ぐための2つの条件を満たしやすいです。
オッズ2倍以上を狙うとなると、リスクとリターンのバランスが崩れてしまい、長期的に見て損失が出る可能性が高いです。
自身の競馬戦略やルールを決める際は、1.3~2.0倍のオッズに収まるような方法を基準に構築していきましょう。



多点買いで挑むなら合成オッズが1.3~2.0倍に収まるようにしてください。
オッズが低すぎる馬券は見送る
大阪競馬ストーリーでは、競馬でお金を稼ぐことを最優先事項としているため、馬券を安定して的中させることが何よりも大事です。
そのため、どれだけ的中する可能性が高くても「期待値が低い馬券」は買ってはいけません。
典型的なのは「複勝オッズの下限が1.1倍」の馬です。
馬券を購入するリスク(外れた時にお金を失うこと)に比べて、的中した時のリターンが少ないからです。
以下に的中する可能性が高くとも、競馬に絶対はないため、馬券を買うときは必ず外れるリスクを考えなければいけません。
最低でも1.3~1.5倍のオッズが付いていることが、競馬投資に挑む最低条件です。



トリガミになりがちな人ほど狙うオッズの下限はしっかりルール化しておきましょう
オッズを確認する時間を固定する
競馬手法やロジックによっては、オッズを確認する時間が定められていたりしていますが、大阪競馬ストーリーでは特にオッズをチェックする時間は決めていません。
ただし、オッズを確認する時間は必ず固定化してください。
例えば「出走5分前のオッズで確認するのがもっとも信頼できる」と感じているのなら、それ以外の時間帯のオッズを元に馬券を買ってはいけません。
オッズを書くんンする時間を自分の中でルーティン化することで、変動する数字に惑わされず、一貫した基準で予想や判断ができるようになります。



オッズで競馬予想するなら「前日の夜」のオッズチェックはおすすめです
追い上げでは「プラマイゼロ」を目標にする
馬券を買い続ければ必ずはずれ馬券を買ってしまうことはありますが、大事なのは損失を出した後の行動です。
大阪競馬ストーリーでは、追い上げを肯定してはいるものの、1回の競馬よりも慎重に勝負する馬券を選ばなければいけません。
特に狙う利益については無理して1日の利益をプラスに持っていこうとせず、負けた分だけ取り返すことを最優先にしてください。
1日のトータル収支を追い上げでプラスにしようとすると、1回目の競馬よりもさらに高いオッズから馬券を選ぶか掛け金を増やすしかありません。
どちらもリスクを上げる行為のため、許容リスクを超えてしまう危険性があります。
具体的な追い上げのポイントは以下のページで紹介しているので、ぜひ参考にしてください。



追い上げをうまく活用できれば安定した競馬投資ができます


オッズよりも競馬指標を元ににして判断する
競馬投資をするうえで、オッズは必ずチェックすべき指数ですが、オッズに依存せずに馬券を選べるようになるのが理想です。
オッズはあくまで人気状況であり、馬の実力を正確に測る指標ではありません。
傾向として、馬券になる実力がある馬を導き出すことで的中率や回収率の向上につながるため、競馬指標をもとに馬の実力を客観的に比較できるようになりましょう。
特に「馬柱」は、競走馬の実力を比べるうえで欠かせない競馬指標の1つです。
馬柱の活用方法について以下のページで紹介しているので、競馬投資を始めるならぜひ参考にしてください。


まとめ
- オッズは購入額によって左右されるため人気順位を決める指標
- オッズは馬券購入者の期待や心理が凝縮された競馬指標
- 正しい認識でオッズを活用すると競馬予想に大いに役立つ
- 馬券を買うリスク以上のリターンがある馬券をオッズで判断する
ここでは競馬のオッズに対する考え方について紹介してきました。
競馬オッズは単なる数字ではなく、参加者の期待や心理が凝縮された重要なデータです。
オッズの仕組みや見方を正しく理解し、過剰人気や不当な評価を見抜くことで、あなたの予想精度は大きく向上します。
オッズの断層や合成オッズの概念、そして人気と実力の乖離を探す手法を、ぜひ次回のレースから実践してみてください。
冷静な分析と戦略的な買い方こそが、競馬で長く勝ち続けるための唯一の道です。











