どれだけ馬券を買っても全く当たらない人っていますよね?なぜ買った馬券が全然当たらないのでしょうか?
そもそも競馬で100%的中させることは不可能です。どれだけ競馬で稼げる人でも外す時はあります。
しかし、競馬をしている人の多くは買った馬券がことごとく当たりません。
実は競馬で当たらない理由には大きく分けると6つの原因があります。ここでは競馬が当たらない根本的な原因を詳しく解説します。
競馬の「知識」がないから当たらない
まず競馬に関する知識がないと正しい予想ができないため当たりません。
とはいえ、競馬に関する知識はかなり種類が多く1つ1つの情報量が多いため、全部の知識を極めようとすると一生が終わってしまいます。
そもそも馬券を的中させるうえで競馬に関するすべての知識を頭に詰め込む必要はありません。最低でも次の3つの知識さえしっかり把握すれば馬券の的中率は上がります。
馬券種の特徴
馬券を的中させたいなら馬券種の種類と特徴は最低限覚えておきましょう。
馬券種の特徴は大きく分けると3つあります。
[box04 title=”馬券種の特徴”]
- 各馬券種の的中条件
- 1点当たりの的中率
- 各馬券種の控除率
[/box04]
「各馬券種の的中条件」は競馬歴が長ければ理解できますが「1点当たり的中率」と「各馬券種の控除率」についてはあまり理解していない人が多い印象です。
特に1点当たりの的中率を知らないと目先の配当にばかり注目して外れるリスクを無視しがちになります。
例えば軸1頭流しの三連複の多点買いをするくらいなら、軸馬に据えた馬を複勝一点買いした方が的中率は高いです。仮に軸1頭流しの三連複と複勝一点買いを同じ的中率にするには15頭(合計105点)選ばないといけません。
しかも払戻金も多点買いをすればトリガミ(掛け金よりも払戻金が少なく収支がマイナスになる事)のリスクはありますが、複勝一点買いの場合はトリガミのリスクはゼロです。
馬券が当たらない人の多くは「数買えばどれかは当たる」と勘違いしています。競馬が当てらない人はあえて的中する可能性が低い選択をしている傾向があります。
馬柱の見方
馬柱は馬券になる馬を見極める大切な情報が詰まっています。
馬柱の最大の特徴は、競馬に関する情報の中で唯一「事実」のみが掲載されている点です。そのため過去の実績から馬の強さを比べられ、強い馬と弱い馬の仕分けができるようになります。
実際に競馬で稼げている人の多くは馬柱の情報を重視しています。反対に競馬が当たらない人の中には馬柱に興味を持たないため、何が書いてあるかさっぱりわかっていない人も少なくありません。
馬柱の見方や比べ方については下のページで詳しく解説しています。的中率を上げたいな馬柱の見方くらいは知っておきましょう。
競馬指標の見方・使い方
競馬には馬の強さや人気を数値化した「競馬指標」があります。競馬予想で競馬指標を使う人が多いでしょう。
しかし競馬で当たらない人は競馬指標の正しい見方を知りません。
そもそも競馬指標は競走馬に関する情報やデータを数値化したものにすぎません。つまり競馬指標が高い馬=レースで勝つ馬ではないのです。
競馬指標はあくまでも競馬予想の参考にする程度に留めておくのが正しい使い方です。数値の高さを鵜呑みにするとはずれ馬券ばかり買わされるハメになるので、競馬指標は正しく使いましょう。
競馬指標は有名なのは「コンピ指数」「データマイニング」などがあります。
不必要な情報を元に馬券を買うから当たらない
競馬に関する情報は色んな媒体でいろんな人が発信しています。これらの情報に振り回されると間違った馬を選んでしまい馬券が当たらなくなります。
特に次の3つの情報はあまり信用しない方がいいです。もしこれらの情報を頼りに馬券を選んでいるのなら今すぐやめましょう。
競馬解説者の予想
競馬新聞だと馬柱に各競馬解説者達の予想として「◎」とか「△」などの印がついています。
印が多い馬ほど解説者から評価が高い馬のため、印が多い馬を中心に選んでいる人もいるかと思いますが、ハッキリ言ってあまりアテにはならないのでやめましょう。
そもそも各解説者達がなぜその馬に印をつけたか?の根拠がどこにも書かれていません。
競馬を予想するなら「客観的事実」を比べて馬の強さを測る必要があります。解説者の予想は「予想」であって客観的事実ではないため、参考にする必要はありません。
調教師や元騎手のコメント
競馬サイトや競馬新聞で調教師や元騎手など競馬関係者が競馬予想に関するコメントを掲載しています。主に競走馬の体調や状態について言及している内容が多いですが、あまり参考にならないので無視してもらってかまいません。
そもそも競走馬の体調が良くても実力的に劣っているのなら馬券になる可能性は低いです。
競馬関係者は競走馬の体調や状態は把握できても、馬の実力と他の馬との実力差までは把握できません。そのため、競馬関係者のコメントは競馬予想の参考にもならないのでわざわざチェックしなくても大丈夫です。
プロ馬券師の予想
昔や競馬場に「予想屋」いて、自分の予想を教える代わりにお金をもらっている人がいました。最近は競馬場に行かずメルマガやLINEなどで買い目を配信している人も増えましたね。
中には「プロ馬券師」なんて名乗っている人もいますが、そういった他人の予想を鵜呑みにして馬券を買うとまず当たりません。そもそも「馬券師」なんて職業はないし馬券を買うのにプロもアマチュアもありませんからね。
試しにプロ馬券師に直近1年の的中率と回収率を聞いてみてください。たいていの人は応えられないか明確に回答せずぼかすと思います。
馬券を当てたいなら自分で正しく予想した方が的中率は断然高いです。他人に予想を依存している限り競馬は当たらないと考えていいでしょう。
難易度が高い馬券を買うから当たらない
競馬で当たらない人は結構無理な馬券を無意識に買ってしまいます。あえて的中率が低い馬券で挑んでいるためどうしても馬券が当たりません。
特に次のポイントに心当たりがある人はあえて当たらない買い方をしている傾向があります。
常に万馬券狙い
万馬券は的中するとリターンが大きいため、狙っている人も多いですがその分外れるリスクが高いためなかなか当たりません。
ロジックをしっかり確立し、資金管理を徹底してテクニカルに馬券を買うなら万馬券狙いでもいいかもしれません。しかし競馬で当たらない人はそもそもロジックが確立していないため万馬券狙いで馬券を買うと外れ馬券を買い漁るハメになります。
「的中したら払戻金が多いから」という理由で万馬券を買っている限りは、競馬は当たらないと思ってもらっていいでしょう。
「レース選び」をせず馬券を買っている
競馬で当たらない人は馬券が買えるレースを片っ端から買っています。しかしレースにはそれぞれ特徴があります。
つまりどの馬が馬券になるか分かりやすいレースと分かりにくいレースがある…ということ。
当然分かりやすいレースに狙いを定めた方が的中率は上がります。反対に分かりにくいレースに手を出すと馬券になる馬の見分けがつかず、弱い根拠で馬券を買う羽目になるため当然当たりにくくなります。
「分かりにくいレースは見送る」という選択肢を選べるようにならないと一向に競馬での成績は上がりません。的中率を上げたいならレース選びからできるようになりましょう。
「的中が当たり前」と考えるから当たらない
僕は複勝メインで馬券を買っていますが的中率は良くても80%くらいです。つまり20%の確率で外す時があるのです。
しかし競馬で当たらない人の中には「これで自分は競馬で的中しまくりだ!」と思い込んでいる人もいます。特に次のような人は「買った馬券は必ず的中する」と勘違いしている傾向があります。
買い目配信を受け取っている人
特に有料の買い目配信サービスを利用している人は、毎週もらっている情報通りに馬券を買えば当たると勘違いしている印象があります。
しかし残念ながら配信された買い目通りに馬券を買っても当たりません。
買い目配信サービスの過去の実績を見ると的中馬券ばかり掲載しています。そのため買い目通りに買えば必ず的中すると勘違いしやすいですが、現実はそんなことはあり得ません。
事実、競馬で生計を立てている「馬券生活者」の多くは買い目配信サービスを利用していません。他人の予想に依存している限りは競馬は当たらないという考えを持ちましょう。
競馬ソフトやツールに依存している人
競馬予想にかける時間を短縮するために競馬ソフトや競馬ツールを使うのは大いにアリです。実際に僕も独自で開発した競馬ツールを使って競馬に取り組んでいます。
しかし競馬ソフトの情報に依存して馬券を買うとたいてい外れます。それは競馬ソフトや競馬ツールが悪いのではなく競馬ソフトの使い方が悪いのが原因です。
中には買い目を表示してくれると謳って販売している競馬ソフトもありますが、買い目配信と同じで必ず的中するわけではありません。競馬ソフトや競馬ツールを使うなら正しい使い方をマスターしてから活用しましょう。
競馬の情報商材を買い漁っている人
今もなお再現性の低い競馬商材は販売されていますが、それでも一時期に比べてその数はだいぶ少なくなりました。しかし競馬商材がきっかけになって競馬で稼げるようになった人は一向に増えていません。
その理由は競馬商材を買った人の多くは「買っただけ」で満足しているから。
商材を購入し、しっかり内容を把握し、何度も検証を繰り返してはじめて結果に結びつきます。競馬商材を買っただけはもちろん、うわべだけをチラッと読んでわかった気になっただけでは一向に競馬は当たりません。
せっかくお金を出して競馬商材を買うなら、しっかり取り組んで自身の競馬力を高めてください。
イライラしたまま馬券を買うから当たらない
買った馬券がはずれ、負けを取り返そうと息巻いて馬券を買うとなぜか当たらないことってありませんか?競馬で当たらない人は競馬で
負ける→取り返すために追いかける→また負ける→また追いかける…
を繰り返している傾向にあります。
競馬に負けてカっとなる気持ちは分かりますが、イライラした状態で競馬に挑んでも冷静な判断や分析ができないため正しい競馬予想ができません。気持ちに余裕がないと競馬はどんどん当たらなくなるので、一度負けたら次の2点を心がけてください。
負けたら一度競馬から離れる
競馬で負けたら少し競馬から離れて気持ちを落ち着かせましょう。無理して直近のレースを予想しようとしても締切までの時間が短いため、正確な予想ができません。
10~15分くらい休憩して、気持ちをリフレッシュしてから狙えるレースがあるか探しましょう。
もしその日開催されるレースで狙えるレースがないなら無理して馬券を買わず次の開催日まで持ち越すのもアリです。がむしゃらに手を出して損失額を増やすのではなく「損切」として割り切った方が長い目で見た時に良い結果を生みます。
外れた馬券をなぜ買ったかフィードバックする
その日のレースが終わってからでもいいので、外れ馬券を買った状況をしっかり反省しましょう。フィードバックするポイントとしては次の3点です。
[box04 title=”フィードバックのポイント”]
- 選んだレースは適正だったか?
- 馬券を買う馬は正しかったか?
- 買った馬券種は正しかったか?
[/box04]
競馬が当たらない理由は上の3つのいずれかが間違っているのが原因です。変なこだわりを持たず「こうすればよかった」「こっちの馬券で買えばよかった」といった振り返りをすると徐々に的中率は上がっていきますよ。
資金管理をしないから当たらない
実は資金管理がずさんだと競馬は当たりにくくなります。具体的には次のような事が原因で的中率は下がっていきます。
特に競馬でお金を稼ぎたい、馬券生活を送りたい人は資金管理を間違えるとお金が減っていく一方なので注意してくださいね。
競馬で稼ぐ目標利益が高すぎる
1日の目標利益が高いとついつい高オッズな馬券に手を出さざるを得なくなります。しかし高オッズな馬券は外れるリスクも高いですから狙っても当たりません。
安定して競馬で稼ぎたいなら1日の利益目標はあまり高く設定しないように。最初は1日5,000円くらいの利益目標にした方が気持ちにゆとりをもって競馬に挑みましょう。
そうすれば徐々に自身の馬券の買い方が確立されて的中率が安定してきます。的中率が安定すれば後は掛け金を増やせば利益も伸ばせますしね。
競馬に使える資金が少なすぎる
競馬に使えるお金が少ないと数百円単位しか馬券が買えません。仮に100円で複勝を買っても120円とか150円にしかならないため「つまんない」となりますよね?
かといって一気に元手を増やすために三連単などを買うと結局当たらなくてやめてしまう…なんてケースがほとんどです。
遊びで競馬をするならいいですが、お金を稼ぐ目的で競馬をするならまとまった資金を作ってから始めましょう。目安としては10万円くらいあると気持ちにゆとりをもって挑めます。
オッズの狙い方が間違っている
例えば高配当を狙って三連複を20点買い(1点100円)して的中したとしましょう。仮に払戻金が3,000円だった場合、2,000円使って3,000円稼いだため利益は1,000円です。
しかし同じ競馬に2,000円使って1,000円稼ぐなら1.5倍の複勝に2,000円賭けても同じです。もっといえば三連複20点と複勝1点では複勝1点の方が単純な的中率は高いです。
競馬で当たらない人はこういう比較ができません。
同じオッズ狙いでもあえて難しい賭け方で馬券を買っているため、なかなか馬券が当たらないのです。競馬で稼ぎたいなら、より的中しやすい戦略を考えて競馬に挑みましょう。
まとめ
[box05 title=”競馬で当たらない理由まとめ”]
- 競馬の「知識」がないから当たらない
- 不必要な情報を元に馬券を買うから当たらない
- 難易度が高い馬券を買うから当たらない
- 「的中が当たり前」と考えるから当たらない
- イライラしたまま馬券を買うから当たらない
- 資金管理をしないから当たらない
[/box05]
ここでは競馬が当たらない人の特徴を6つ紹介しました。人によって競馬が当たらない原因はさまざまですが、上の6つのいずれかが原因である可能性が高いです。
裏を返せば、これらの原因を解消していけば馬券の的中率は上がっていきます。競馬が当たらない原因をしっかり分析し、1つずつ解消していってください。