今回の投資対象レースは11月21日(土)の阪神競馬場2レースです。
このレースは1番人気に馬券が集中していて、複勝一点買いをしても利益(130円)を下回る可能性が極めて高いです。
そのため複勝一点買いではなく「ワイド一点買い」での投資となります。
ワイドで投資となると3着以内に来る馬を2頭探さないといけません。
今回はワイドで投資をする時に組み合わせる馬の選び方について詳しく解説します。
ワイドで買う馬の1頭は「1番人気」
今回の阪神競馬場2レースではワイドの軸馬を15番プルタフォルオで考えていました。
1番人気で出走前日から複勝オッズが1.2~1.4のかなり買われていることもありますが、馬柱から見ても15番ポルタフォルオが4着以下になる可能性が低いとみたからです。
出典:JRA
今回投資する阪神競馬場2レースに出走するレースはほとんどが今回で2戦目の馬で、3着以内に入った馬は15番ポルタフォルオのみでした。
さらに着差も15番ポルタフォルオが0.3秒と僅差だったのに対して、それ以外の馬は1秒以上離されていました。
出走前日のオッズと馬柱を見ただけでも15番ポルタフォルオは高い確率で3着以内に入ると見込み、ワイドの軸を15番ポルタフォルオとしました。
ワイドで買う「紐馬」の見つけ方
ワイドで投資をするとして軸馬を15番ポルタフォルオにするとして、もう片方を見つけるのが今回の投資のポイントです。
特に今回投資する阪神競馬場2レースは15番ポルタフォルオに馬券に集中していますし、馬柱では15番ポルタフォルオ以外の馬の実力の優劣をつけるのは難しいです。
馬柱やオッズで馬の実力の見極めが難しい場合、馬連オッズの人気順を確認しましょう。
馬連オッズの人気順を見て15番ポルタフォルオを含まない組み合わせで最も買われている馬券を探します。
今回の阪神競馬場2レースで言えば『9-12』になります。
つまり馬券を買っている人達の総意としては「9番ヴィクトリオンと12番ヒルノベルモンタは2着以内に来るだろう」…ということです。
そこで9番ヴィクトリオンと12番ヒルノベルモンタの2頭に絞り、馬柱や競馬指標からどちらのほうが3着以内に来る可能性が高いか比較していきます。
馬柱で2頭を比べる
まずは2頭の馬柱を見てどちらの方が勝つ可能性が高いか見てみましょう。
出典:JRA
過去の戦績を見る限りではどちらが強いか?を見分けるのはかなり難しいです。
9番ヴィクトリオンは前走11着だったのに対して12番ヒルノベルモンタのほうが前走・前々走と7着に入っているものの、正直どっちもどっちという感じ。
騎手は9番ヴィクトリオンが前走と同じ池添謙一騎手ですが12番ヒルノベルモンタは田中勝春騎手に乗り替わっているため、騎手の点から見ると9番ヴィクトリオンに軍配が上がります。
複勝オッズで比べる
出走前日の時点と出走直前の2頭の複勝オッズは次のようになっていました。
馬名 | 出走前日 | 出走直前 |
ヴィクトリオン | 2.9~4.7 | 1.8~3.8 |
ヒルノベルモンタ | 1.5~2.0 | 1.9~3.9 |
複勝オッズの動きを見る限り、出走前日の時点では12番ヒルノベルモンタの方が買われていましたが、レースが近づくにつれて9番ヴィクトリオンの複勝が買われていたことが分かります。
とはいっても、そこまで大きな差があるわけではないので、複勝オッズからはどちらが3着以内に来るかは判断できませんね。
オッズを比べるなら「複勝オッズ」
ワイドで組み合わせる馬を探す時に人気順位(単勝オッズ)よりも複勝オッズを比べます。「1着になる馬」ではなく「3着内に入る馬」を見つけることが大事なのを忘れないように。
競馬指標で比べる
人によって重視している競馬指標は色々あると思いますが、自分は馬の実力を比較する時に用いる競馬指標はコンピ指数です。
9番ヴィクトリオンと12番ヒルノベルモンタのコンピ指数は次のようになっていました。
馬名 | コンピ指数 | コンピ指数順位 |
ヴィクトリオン | 65 | 2位 |
ヒルノベルモンタ | 60 | 3位 |
共に60台でコンピ差が5もあると、実力としては9番ヴィクトリオンのほうが上なのかな?という見方をしても問題ないでしょう。
阪神競馬場2レースの結果は?
馬連オッズの人気順から9番ヴィクトリオンと12番ヒルノベルモンタを比べたところ9番ヴィクトリオンに狙いを定め、9-15のワイド一点狙いで投資した阪神競馬場2レース。
結果は12番ヒルノベルモンタが飛び、9-15のワイドで的中したので投資成功となりました。
2番人気の12番ヒルノベルモンタがとんだおかげなのかワイドで350円がついたのは美味しかったですね。
今回の投資競馬のポイント
今回はワイドで投資をする時に「馬連オッズ」を使って組み合わせを見つける方法を紹介しました。
ワイドで投資をする場合、3着以内に来る馬を2頭選ばないといけないため「どうやって2頭を先取するか?」がカギとなってきます。
特に阪神競馬場2レースは馬柱を見る限りほぼ一強状態でしたからあと一頭見つければいいレースでした。
- 複勝で投資できない場合は「ワイド」
- ワイドの片方を見つける材料として「馬連オッズ」を活用
- 1番人気を含まない最上位の組み合わせ2頭を比較
- 比較する時は馬柱・オッズ・競馬指標を総合的に比べる
複勝で投資できないけどワイドでなら…という時にぜひ馬連オッズを活用してみてください。