今回の投資対象レースは8月7日(土)の函館競馬場1レースです。
今回のレースは出走する馬の出走経験が2走以下ばかりです。そのため「3着内率」を使った絞り込みができません。
自分は複勝やワイドで投資をしているため3着以内に来る可能性が高い馬を中心に馬券を買っています。そのため「3着内率に入る確率」を示す3着内率は非常に有効な指標です。
しかし出走回数が少ないと3着内率の有効性が薄くなり、参考にしづらくなります。
では出走回数が少ない馬ばかりのレースではどのように馬券を買う馬を絞り込むのか?ここで詳しく解説します。
うまく活用すれば三連複のヒモ馬探しのコツとしても使えます
出走回数が少ない馬で予想する時のポイント
未勝利戦で投資をすると出走回数が少ない馬しか出ていないレースもあります。特に夏競馬の時期は新馬戦を出走し終えた馬が未勝利戦に出走するため、今回で2走目、3走目・・・という馬も少なくありません。
出走回数が少ないと3着内率の数値の信ぴょう性が下がってしまいます。2走中に1回でも3着以内に入れば「3着内率50%」ですからね。
では出走回数が少ない馬が多いレースではどこで候補馬を絞れば良いのか?ポイントは次の5点です。
- 3着に1回でも入った実績がある馬
- 1着との着差
- コンピ指数
- 過去の出走レースのタイム
- 騎手(主に乗り替わりがあるかどうか)
まずは「3着に1回でも入った実績がある馬」をピックアップし、そこから残りの3つを比べて馬券を買う馬を選びます。
3着以内に入った実績のある馬から絞り込む
今回投資をしようとした函館競馬場1レースで3着以内に入った実績があるのは次の5頭でした。この5頭を比べて複勝で帰る馬を探し出します。
1番アスクワイルドモア(コンピ指数75)
出典:JRA
新馬戦こそ0.9秒と離されているものの2戦走って2戦とも2着と好成績を残しています。しかも過去2戦とも上位人気ですし前走の着差は0.2秒と僅差です。
騎手も新馬戦から武豊騎手が継続して騎乗しているためテン乗りのマイナス要素はなし。さらに過去2戦とも今回と同じ「函館競馬場芝コース1,800メートル」に出走しているため、レースの経験値もあるのがプラス評価です。
コンピ指数も75と出走する馬の中で最も高いため、複勝を買えば的中する可能性は十分あるでしょう。
6番セイウンプラチナ(コンピ指数58)
出典:JRA
新馬戦は5着に沈みましたが前走の未勝利戦では今回と同じ函館競馬場1,800メートル芝コースを走って0.2秒差の2着ですから、今回でもやってくれそうな期待はあります。
騎手は勝浦正樹騎手からルメール騎手に替わっており、騎手のグレードが大きくアップ。ただコンピ指数は58と心もとないのがネックではあります。
とはいえ、タイムを見ると1:50.7と1番アスクワイルドモアと0.3秒しか変わりません。出走したレースは違うので鵜呑みにはできませんが、1番アスクワイルドモアと実力的にはほぼ変わらないとも取れるので、十分3着以内に入る可能性はあります。
7番トーセンビースト(コンピ指数54)
出典:JRA
前走は6番セイウンプラチナと同じレースに出走してこちらは3位でした。ただし着差は0.5秒と少し離されたため今回の3着以内の可能性は少し不安が残ります。
そもそもコンピ指数も54と低めですし騎手も継続騎乗とはいえ新人の秋山稔樹騎手ですからどうしても1番アスクワイルドモアや6番セイウンプラチナに比べると見劣りします。
11番ヒシアラカン(コンピ指数69)
出典:JRA
前走が新馬戦で、今回と同じ1,800メートルの芝コースですから実績だけを見れば馬券になる可能性があるように見えます。
しかし着差1.0秒はさすがに離されすぎですし、タイムも1:52.7はちょっとどうかと…。
コンピ指数69と高めですしテン乗りはありませんが、1,800メートルの実績だけを見れば6番セイウンプラチナのほうがよく見えるため、11番ヒシアラカンの馬券は買えません。
12番ヒルノロワール(コンピ指数73)
出典:JRA
前走の新馬戦では着差0.3秒の2着と好成績を残しています。騎手も池添謙一騎手が前走から引き続き騎乗するためテン乗りのマイナスもなし。
コンピ指数も73と1番アスクワイルドモアと2しか違いません。ここまで見ると馬券を買う要素ばかりですが気がかりなのが前走のタイムです。
新馬戦も今回と同じ函館競馬場の1,800メートル芝コースですが2着ながらタイムは1:57.7と6番セイウンプラチナや7番トーセンビーストよりも遅い結果となっています。
さらに馬番を比べると1番アスクワイルドモアは前走も1番だったのに対して12番ヒルノロワールは前走2番から今回は大外の12番に振られたのも気になるポイントではあります。
函館競馬場1レースはどの馬の馬券買う?
過去に1戦でも3着以内に入った実績がある馬だけをピックアップして比べたところ、候補に挙がったのは
- 1番アスクワイルドモア
- 6番セイウンプラチナ
- 12番ヒルノロワール
の3頭でした。
コンピ指数や着差で比べると1番アスクワイルドモアと12番ヒルノロワールのどちらかの複勝か1-12のワイドとなりますが、12番ヒルノロワール函館競馬場1,800メートル芝コースのタイムがどうしても気になります。
なにせコンピ12番ヒルノロワールのタイムはコンピ指数54の7番トーセンビーストよりも悪かったため、12番ヒルノロワールは「来ない」と判断。
さらに1番アスクワイルドモアも出走前日から複勝オッズが1倍台のため投資をするには低すぎます。(複勝オッズ下限1.3倍以上が目安なので)
となると「投資競馬をする」と考えるならコンピ指数58ながらそれ以外は1番アスクワイルドモアと12番ヒルノロワールと比べても遜色がない6番セイウンプラチナがベストかなと。
ただし1番アスクワイルドモアを外した投資は外れるリスクが高いため、1-6のワイドと6番セイウンプラチナの複勝の2点買いで投資することにしました。
函館競馬場1レースの結果は?
今回の投資対象レースは出走回数が少ない馬ばかりのため3着内率が使えません。そのため「3着以内に入った実績」を元に絞り込み、そこから馬柱を中心に比べて6番セイウンプラチナの複勝と1-6のワイドの2点買いすることにしました。
結果は1番アスクワイルドモアが1着に、6番セイウンプラチナが2着に入ったためダブル的中となりました。
ちなみに12番ヒルノロワールは6着に沈みました。出走回数が少ない馬を比べる場合は過去のレースの詳細な戦績を比べることで馬券を買う馬を絞り込むことができます。
今回の投資競馬のポイント
今回は出走回数が少ない馬ばかりのレースでの投資するポイントについて解説しました。
未勝利戦で投資をする場合、出走回数が少ない馬ばかりのレースも少なからずあります。その時「3着内率」は使えないため別のポイントや情報から馬券になる馬を割り出さなければいけません。
そのためのポイントは次の通りです。
- 3着に入った実績がある馬だけをピックアップ
- 着差、タイム、コンピ指数、騎手を比較
- タイムは同じ競馬場・距離・コースで比べる
- 着差は3着以内に入ったもので比べる
大事なのは馬柱の一部分だけを見て決めるのではなく総合的に比べて判断すること。
夏競馬が開催している時期の未勝利戦は今回のような出走回数が少ない馬ばかりのレースもいくつかあります。ここで紹介した内容を元に出走回数が少ない馬が多い未勝利戦を使って稼いでみてください。