今回の投資対象レースは8月1日(土)の新潟競馬場1レースです。
先に結果だけお伝えしておくとこのレースでは12番バクシンの複勝一点買いで投資を成功させています。
12番バクシンを選んだ根拠としては、先月メルマガ会員のみに販売した競馬手法(現在は販売を終了しています)を応用して選びました。
そのため、ここでは12番バクシンを選んだ具体的根拠は説明しません。
そもそも新潟競馬場1レースで投資を成功させるには、12番バクシンを選ぶ前に1番人気だった6番レオテソーロが「3着以内に来ない」ことを見極められるか?が重要になります。
そこで今回は「1番人気が飛ぶ」時のパターンにフォーカスして解説していきます。
1番人気が飛ぶと分かれば、あえてレースを回避したり「レースが荒れる」と見越して高配当を狙ったりなどいろんな選択肢が生まれるのでぜひ知っておいてくださいね。
馬柱だけを見た1番人気の評価
改めて8月1日(土)の新潟競馬場1レースに出走する馬を見てみると、誰が見ても「6番レオテソーロが3着以内に来る可能性が高い」と考えるはずです。
出走1時間前の時点で複勝オッズが1.1-1.4ですし、コンピ指数も82と断トツの1位ですからね。
また馬柱を見てもいかにも「強そう」に見えます。
出典:JRA
前走・前々走と2着で着差も決して離されていません。
騎手も新馬戦から戸崎圭太騎手が3戦連続で騎乗しているため、馬の実力やベストな走り方については把握できているはず。
過去に出走したレースも全て芝コースで今回がダート初出走ではあるものの、不安に感じるのはそのくらい。
強いて挙げるなら「複勝オッズが低いから」という理由でこのレースで投資するか?を迷うくらいで、あらゆる数字やデータを見る限り、6番レオテソーロが3着以内に来る可能性は極めて高いと考えるでしょう。
6番レオテソーロが「飛ぶ」と思った根拠
オッズや馬柱を見る限り、6番レオテソーロが飛ぶ要素は全くと言っていいほどありません。
自分もこのレースだけの情報だけを見ていたら、迷うことなく6番レオテソーロを軸にして馬券の買い方を考えていたと思います。
しかし、念のためにさらに深く調べてみたところ「6番レオテソーロが飛ぶ」可能性が出てきたのです。
6番レオテソーロが飛ぶ可能性が浮上した根拠は大きく分けると2つあります。
根拠1:「6番」が入った三連複の組み合わせが少ない
3着以内に来る可能性を探る目安の1つに「三連複オッズ」があります。
三連複オッズを人気順位順にみた時に、人気上位30位以内の中に該当する馬がいくつ入っているか?によって世間が3着以内に来る度合いを測ることができます。
今回の新潟競馬場1レースで言えば6番レオテソーロが入っている三連複の組み合わせは上位30位の中で21通りしかありました。
出典:JRA
複勝オッズの下限が1.1倍でコンピ指数が82もある1番人気であれば、30位中24~25くらいは入っていても不思議ではありません。
にもかかわらず、6番レオテソーロが入っている組み合わせは21通りしかなかった…。
つまり世間的には「6番レオテソーロって3着以内に本当に来るの?」と懐疑的になっていると考えられます。
もちろん三連複を買っている人の中には「穴狙い」をしている人もいるため、あえて6番レオテソーロを外して買っている人も一定数いるでしょう。
しかし、三連複とは言え的中しないと配当がもらえないため、ある程度的中する可能性が高い組み合わせを…と考えると6番レオテソーロは外せませんよね?
少なくとも「ほぼ間違いなく6番レオテソーロは3着内に来る」という根拠はこの時点で怪しくなってきます。
根拠2:優先出走権を持っているのに8月1日の新潟競馬場1レースに出走した
馬柱を見てもらえばわかる通り、6番レオテソーロは前走・前々走と2着に入っています。そのため6番レオテソーロは「優先出走権」を持っている…ということになります。
優先出走権とは?
出走申込数が超過した場合、一定の条件を満たした馬から出走が認められる権利のこと。2歳馬の場合、収得賞金が多い馬の方が優先してもらえる。
そしてこの週に開催されるレースを調べてみると、8月2日に新潟で開催される第1レースに「未勝利戦(芝・1200メートル)」がありました。
出典:JRA
6番レオテソーロは過去2戦とも短距離の芝コースを走って結果を出しています。
ならば「芝の短距離に強い馬」として8月2日の新潟競馬場1レースに出走させたほうが良い結果が出る…と誰もが考えますよね?
優先出走権があるから申し込めば間違いなく出走できます。
にもかかわらず、8月2日の芝レースではなくあえて8月1日のダートコースに出走してきました。
8月2日の新潟競馬場1レースに出走しなかった理由については我々馬券を購入する側は絶対に分かりません。
…が、6番レオテソーロの実力がしっかり発揮される点においてはどうしても疑問が出てきてしまいます。
「もしかしたら6番レオテソーロは飛ぶかもしれない」という考えに至った時点で、6番レオテソーロで投資する選択肢はなくなります。
これが6番レオテソーロをあえて外した根拠です。
新潟競馬場1レースの結果は?
冒頭でも言いましたが、このレースは12番バクシンの複勝一点買いで投資に成功しました。
では、1番人気だった6番レオテソーロはどうなったのか?
結果を見てみると3着内はおろか5着以内にも入れずにいました。
普段自分は馬柱を軸にしつつオッズやコンピ指数などの指標を参考に、馬の実力を見極めて投資を行っています。
その点だけで考察していたら今回の新潟競馬場1レースは失敗していたでしょう。
特に3着以内に入る可能性を探る方法として「三連複の組み合わせ」は1つの指標になるので覚えておいてください。
今回の投資競馬のポイント
今回は「1番人気が飛ぶ可能性」についてフォーカスして解説しました。
1番人気の信ぴょう性が正しく見極められれば「どの馬で投資をするか?」「どのレースで投資をするか?」選びで失敗する可能性が低くなります。
特に次のポイントはしっかり押さえておきましょう。
- 馬柱から過去の実績や3着内率をチェックする
- 三連複の組み合わせによって世間の評価を確認する
- 「なぜこのレースに出走したのか?」を考える
ガチガチの本命であっても「実際はどうなの?」という疑問を常に持って競馬を考えてください。
その意識をもって予想をすれば、外れ馬券を買うリスクも減って余計な出費もなくなっていくはずですから。