今回の投資レースは5月16日(土)の京都競馬場1レースです。パッと見た感じ候補になる馬が絞りやすかったので投資をするなら比較的難易度の低いレースでした。
投資競馬をするのであれば、投資するレースの選び方でおおかた結果が決まっています。
どれだけ「馬の選び方」が正しくても、投資できるレースが間違っていたら馬券は外します。
そこで今回は「レースの選び方」について重点的にお話ししようと思います。
投資できるレースを見つける方法
自分が投資するレースを見つけるためにチェックしているポイントは大きく分けると3つあります。この3つは出走前日に見ても大丈夫なので、土日に予定が入ってガッツリ競馬に時間がかけられない人でもできるので、参考にしてください。
ポイント1:コンピ指数
真っ先に確認するのがコンピ指数です。各馬のコンピ指数はもちろん、どのくらいの数値の馬が何頭いるか?といった割合にも注意を払っています。
例えば京都競馬場1レースの場合、コンピ指数は次のようになっていました。
コンピ指数 | 競走馬(前日の単勝人気) |
78 | 9番リノ(2番人気) |
74 | 4番グッドラックスター(3番人気) |
64 | 6番ヒロイン(1番人気) |
60 | 2番アヴェイル(4番人気) |
55 | 11番ヒボン(6番人気) |
パッと見た感じ、コンピ指数の差に大きな断層は見られず階段式に並んでいるのが分かります。しかもコンピ指数上位5頭のうち、中位人気や下位人気に落ちている馬は一頭もいません。
この点から、京都競馬場1レースは「上位人気で3着以内を占める可能性が高いレース」と考えられます。
反対にコンピ指数60台の馬が1頭もいなかったり、コンピ指数50台の馬が多かったりするレースは、下位人気から1頭もしくは2頭突っ込んでくる可能性があります。
各馬のコンピ指数の数値や並びを比較して「馬が絞りやすいレース」を探すと投資の成功確率も上がります。
ポイント2:データマイニング
次にデータマイニングを確認します。データマイニングは「スピード型」と「対戦型」の2種類がありますが、どちらも確認しましょう。
大事なのは各データマイニング順位5位以内の馬が何番人気になっているか?です。
例えば京都競馬場1レースの場合、各データマイニングの順位は以下のようになっていました。
[box05 title=”スピード型マイニング順位”]
1位…9番リノ(2番人気)
2位…2番アヴェイル(4番人気)
3位…4番グッドラックスター(3番人気)
4位…16番ステラアルバ(8番人気)
5位…6番ヒロイン(1番人気)
※人気順位は出走前日のものです
[/box05]
[box05 title=”対戦型マイニング順位”]
1位…9番リノ(2番人気)
2位…4番グッドラックスター(3番人気)
3位…2番アヴェイル(4番人気)
4位…5番フィナールショコラ(7番人気)
5位…16番ステラアルバ(8番人気)
※人気順位は出走前日のものです
[/box05]
ランクインしている馬に違いはありますが、おおかた同じような馬が名を連ねています。しかもこの中でもっとも人気が低いのは8番人気の16番ステラアルバとなります。
自分はデータマイニング順位5位以内に入っている馬の中でもっともん人気順位が低い馬から上位の人気になっている馬を投資の対象として考えています。
今回の京都競馬場1レースで言えば、8番人気のステラアルバが最も低い人気順位となります。つまり、9番人気以下の馬は候補から切り捨てます。
ポイント3:馬柱
コンピ指数でレースの傾向を、データマイニング順位で候補となる馬の絞り込みをしたら、馬柱をチェックします。
馬柱でチェックする点としては次の3点です。
[box04 title=”馬柱でのチェック項目”]
- 直近3レースで3着以内に入っているか?
- 前走・前々走の着差はどのくらいか?
- 前走から騎手の乗り換えはないか?
[/box04]
ちなみに「前走・前々走の着差」については0.4秒前後であればOKです。京都競馬場1レースで言えば上の3つのポイントをすべてクリアしているのは9番リノだけ。
出典:JRA
また、着差の許容範囲をもう少しだけ広げると4番グッドラックスターも候補に入ります。
出典:JRA
残りの馬はチェックすべきポイントのどれかが該当しないため、候補から外れます。つまり9番リノか4番グッドラックスターの二択に絞り込めるわけです。
9番リノと4番グッドラックスターを比較した時、前々走の着差が0.6秒と少し離されている点や、コンピ指数やデータマイニングは9番リノの方が高い点、さらには新馬戦やダート初戦の人気順位を比べると、9番リノの方が3着以内に入る可能性が高いと判断できます。
そのため、京都競馬場1レースでは9番リノの複勝一点買いで投資することにしました。
投資できるレースの選び方がしっかり確立されていれば、馬券を買う馬選びまでスムーズに進みます。
候補が絞り切れないレースの対処法
先ほど紹介したように
- コンピ指数でレースの傾向を読む
- データマイニングで馬を絞り込む
- 馬柱で比べて投資する馬を決める
の3ステップを行えば、投資するレースを決められます。ただし、全てのレースがすんなりと投資する馬まで導き出せるわけではありません。
レースによっては投資対象になる馬が複数出てくるものもあります。そういうレースは無理して1頭に絞り込むのではなくスルーするようにしましょう。
そもそも競馬で稼ぐのにわざわざ難しいレースに手を出す必要はありません。
簡単なレースを見つけて、そのレースに資金を投下して回収します。これを繰り返せばお金は増えていきます。
「勝てる」と思ったレースだけ勝負する。それが競馬でお金を稼ぐ鉄則です。
レースによって難易度が違う
競馬のレースはいくつか種類があります。その種類によって難易度が大きく変わってきます。
例えば複勝で投資をするのであれば「3歳未勝利」や「3歳1勝クラス」がおすすめです。馬の実力がハッキリ分かるレースが多いうえに「だまし」が少ないため投資できる馬が見つけやすいです。
反対にGⅠレースなどの重賞レースは投資にはむいていません。注目度が高いためオッズと実力が見合わないレースが多いため、馬を絞り込むのが難しいからです。
また「新馬戦」も投資するレースとしては向いていません。初めて出走する馬しかいないため、過去の実績で比較できないからです。
京都競馬場1レースの結果は?
コンピ指数・データマイニング・馬柱によって投資できるレースをしっかり見極められたら、自然とゴールまでたどり着いた京都競馬場1レース。
結果は9番リノが1着になったため、無事に複勝一点買いで的中しました。
9番リノと比べた4番グッドラックスターも2着になったため、9番リノと4番グッドラックスターの二択になった時点で今回の投資は成功でした。
レースをしっかり選べるようになれば投資の成功確率もぐっと上がりますので「馬の選び方」よりも「レースの選び方」を身につけましょう。
今回の投資競馬のポイント
投資競馬で大事なのは「馬の選び方」よりも「投資するレースの選び方」です。正しいレースを選べば的中率や回収率が著しく落ちることはありません。
競馬でお金を稼ぐなら「投資するレース」と「投資しないレース」の線引きをハッキリさせる必要があります。その線引きの方法のポイントは以下の通りです。
- コンピ指数からレース傾向を分析する
- データマイニングから対象の馬が何頭いるかを調べる
- 馬柱から投資する馬を1頭に絞り込む
- 対象の馬が多すぎるレースは見送る
上のポイントは投資するレースを選定する基本事項でもあります。この先競馬でお金を稼ぎたいのであれば、このポイントをチェックして正しいレース選びをしてください。