今回の投資対象レースは2月6日(土)の中京競馬場1レースです。
このレースは出走前日時点で上位人気3頭が3着以内を独占する可能性が高いレースでした。そのため複勝で狙うなら的中しやすいものの、払戻金が低くなることは容易に想像できます。
つまり必然的に「ワイド一点買い」での投資となるのです。
なぜ出走前日時点で上位人気3頭が3着以内を独占すると思ったのか?上位人気3頭のうち、どの組み合わせでワイドを買えばいいのか?
今回はその辺を中心に解説していきます。
上位人気3頭で3着以内を独占すると思った根拠
今回の中京競馬場1レースが上位人気3頭で3着以内を独占すると思った最大の根拠は「オッズ」「データマイニング」「コンピ指数」の3つの指標です。
出走前日時点で上位人気5頭の複勝オッズ、データマイニング(順位)、コンピ指数(順位)は次のようになっていました。
馬名 | 複勝オッズ | マイニング順位 (対戦型順位) |
コンピ指数 (順位) |
プレアヴィヒア | 1.2-1.6 | 1位(3位) | 81(1位) |
キタサンマーベラス | 1.5-2.3 | 2位(1位) | 66(3位) |
マリオンエール | 1.4-2.0 | 3位(2位) | 73(2位) |
クリスタルハート | 3.1-4.9 | 12位(11位) | 46(11位) |
エムティーロゼッタ | 2.4-3.7 | 4位(5位) | 52(6位) |
上の表を見てもらえば分かる通り、複勝オッズは3番人気(15番マリオンエール)と4番人気(13番クリスタルハート)とのころに断層があります。
さらに上位人気3頭の複勝オッズは出走前日の時点ですでに下限が1倍台になっていますし、コンピ指数も1位から3位までの合計が220とかなり高めです。
以上の点から、中京競馬場1レースは下位人気からいきなり突っ込んでくるような荒れる展開にはなりにくい事が分かります。
さらにコンピ順位3位と4位の差が10も開いているため、上位人気3頭の実力とそれ以下の馬の実力には一定の溝があると考えられます。(コンピ順位4位は8番アサケレディでコンピ指数は56)
ということは、上位人気3頭で3着内を全て埋めてしまう可能性も十分ある…と考えられるわけです。
中京競馬場1レースを「ワイド一点買い」で投資する理由
今回の中京競馬場1レースは上位人気3頭が3着内を独占する可能性があるため、複勝馬券で的中させるだけでしたらとても簡単なレースと言えるでしょう。
ですがこのレースで投資をするなら複勝ではなくワイドでないといけない理由があるのです。
その最大の理由が上位人気3頭の複勝オッズです。
先ほども言いましたが中京競馬場1レースの上位人気3頭の複勝オッズは出走前日時点ですでに下限が1倍台になっています。
つまり出走前日時点ですでに上位人気3頭の複勝馬券は買われており、出走時間が近づくにつれてさらに買われていく可能性があるのです。
複勝の払戻金は3着以内に入った馬によって変動するため、1頭でも下位人気の馬が飛び込んでくればオッズが跳ね上がったりします。
しかし中京競馬場1レースに限って言えば上位人気3頭で3着以内を独占する可能性が高いため、3頭のいずれを買っても複勝の払戻金は110円になるかもしれません。
自分は普段から複勝を使って競馬で稼いでいますが複勝の払戻金が130円以上期待できないレースでは複勝で投資をしません。
今回の中京競馬場1レースは上位人気3頭とも複勝の払戻金が110円で決着する気配が強いため、複勝ではなくより高配当が期待できるワイドに切り替えたわけです。
保険で複勝はかけるべきか?
ワイドで馬券を買う場合ワイドが外れた時の保険として複勝を買っておくことがありますが、今回の中京競馬場1レースでは複勝の保険はかけずワイド一点のみが正解です。
理由は複勝で保険を買っても「保険」の意味がないからです。
そもそも複勝の保険を買う時はワイドのリスクが高いレースに限ります。しかし今回の中京競馬場1レースは人気上位3頭で3着以内を独占する可能性がある(しかも結構確率は高い)ため、保険を買う必要性が低いのです。
また複勝とワイドのダブル的中で利益を伸ばそうにも、複勝の払戻金が110円では伸び幅はあまり期待できません。
つまり複勝とワイドの二点買いをしてもリスク以上のリターンが期待できないので、複勝も併せて買うという選択肢はありません。中京競馬場1レースに限っては複勝を買うのは「悪手」となります。
人気上位3頭のうちどの組み合わせでワイドを買うか?
中京競馬場1レースでは人気上位3頭で3着以内を独占すると想定したため、投資の手段としては「ワイド一点買い」という選択になります。
では3頭のうちどの組み合わせでワイドを買えば最も的中する可能性が高いのか?
まずは3頭の馬柱をチェックしてみましょう。
引用:JRA
3頭とも前走に今回と同じ「中京競馬場の1800メートルのダート」を走っており、3頭とも3着以内に入っているためレースの経験値で差はありません。
また騎手も3頭とも前走と同じ騎手が継続騎乗しているためテン乗りによるマイナス評価もないです。
ただし前走の着差を見ると3番キタサンマーベラスと9番プレアヴィヒアが0.2秒に対して15番マリオンエールが着差0.8秒とかなり離されているのが分かります。
さらに3番キタサンマーベラスと9番プレアヴィヒアは前走と同じ枠に入っているのに対して、15番マリオンエールは前走よりさらに外枠からのスタートになっています。
3番キタサンマーベラスと9番プレヴィヒアは先行馬ですが15番マリオンエールは差し馬なため、状況的には15番マリオンエールが2頭に追いつくのはちょっと厳しいだろうと推測できます。
裏付けとしてワイドのオッズを人気順でみると【3-9】が一番人気でした。
以上の点から、3番キタサンマーベラス、9番プレヴィヒアそして15番マリオンエールの中で最も的中率が高いワイドの組み合わせは【3-9】ということになるため、中京競馬場1レースは3-9のワイド一点買いでの投資となります。
ワイド2点以上の投資はアリ?ナシ?
人気上位3頭で3着以内を独占する可能性があるのなら、思い切ってワイドで3頭ボックス買いをすればいいのでは?と思うかもしれません。
しかしワイドで投資競馬をするなら「一点買い」が絶対で2点以上は買ってはいけません。
理由はいたってシンプルで「外れた時のリスクの低くするため」です。
ワイドを多点買いするとトリガミになるリスクが上がってきます。
たとえ今回の中京競馬場1レースのように人気上位3頭が3着以内を独占する可能性が高いレースであっても、3着以内を独占する確固たる証拠はありませんよね?
投資競馬で重要なのは馬券を的中してお金を増やすことです。そのためには外れ馬券を買うリスクを減らす行動や考え方も必要になってきます。
競馬でお金を稼ぐなら「投資」として競馬に取り組まないといけません。投資競馬がどういった競馬なのか?については下記ページで詳しく解説しています。
中京競馬場1レースの結果は?
出走前日時点で人気上位3頭で3着以内を独占する可能性があるため、複勝ではなくワイドで投資した中京競馬場1レース。
結果は、前日の見立て通り人気上位3頭で3着以内を独占しており、買った馬券も無事に的中して無事に投資成功です。
馬券も複勝の払戻金が全部110円だったのでワイドでの投資で正解でした。なんなら着順も想定した通りの展開だしたね。
だったら【3-9】の馬連の方がよかったのでは?…と思うかもしれませんが、着順についてはあくまでも結果でしかありません。
投資競馬で大事なのは「しっかり馬券を的中させてお金を増やすこと」ですから、その点を見れば今回のワイド一点買いの投資は100点満点と言えるでしょう。
今回の投資競馬のポイント
今回の競馬は「人気上位3頭で3着以内を独占するレース展開を読み切れたか?」が大きなポイントだったと思います。
- オッズ・データマイニング・コンピ指数でレース展開を分析
- 人気上位3頭が前日の複勝オッズ1倍だと独占の可能性あり
- 人気上位で独占するレースでは「ワイド」で投資するのもアリ
- ワイドで投資する時も買う点数は一点のみ
レース展開が読みきれるようになると「手を出してはいけないレース」も分かるようになるため、自身の的中率も上がっていきます。
「馬選び」も大事ですがそれ以上に「レース選び」が重要なので、ぜひレース展開を読む力を身につけてください。