人は、一般的に「痛みを避けて快楽を得る」(確かフロイトという心理学者の言葉だったかと)ことを考えているので、面倒なことやしんどいことをやりたがりません。
そもそも、人は本質的に怠け者です。
自分も面倒なことやしんどいことをしたくない人間です。
ただ、問題は「どの状態」にフォーカスして行動をしているか、或いは行動をしていないかです。
「●●だからできない」と言われたら、こちらは「ですよねー」と言わざるを得ないし、やりたくなければやらなくていいんです。
一方、「先々歳を喰ってから困ったことになるのは嫌だよなー」という部分に痛みを感じる人は「将来楽をするために今何をすればいいのか?」という思考回路になっていると思います。
要するに、「今のこと」に痛みを感じるか、「先のこと」に痛みを感じるかで、その後の行動が全く別物となるというだけの話。
我々はどうあがいても過去を変えることはできません。
しかし、自分のあり方を変えて今を変えようとすることで、社会を変えることは無理でも自分自身の未来を変えることはできるはずです。
なぜなら「今」の延長線上にあるのが「未来」ですから。
「●●だからできない」が口癖になっている人は「今のこと」を前提にして考えているからだと思います。
そうではなく「理想=先のこと」から考えていけば、「じゃあできるようにするにはどうするか?」という思考に向くんじゃないですかね。
特に「時間がない」と言っている人は、相手にその時間を委ねているから振り回される訳で、100%変えるのは無理にしても、何割かを自身がイニシアチブを取るようにすれば随分変わるかと。
要するに、時間の中身は自分から行動することで変えられるということです。
どんなにわめこうが、我々に与えられた時間は1日24時間しかない訳だし、幸いにもこの点に於いては皆平等です。
時間に振り回されている人は「7つの習慣」という本を読んでみては如何でしょうか。
「理想」から考えても何をすべきか浮かんでこない人は、「今」の状態が既に満たされているか、最早手遅れになっているかのどちらかだと思います。