競馬戦略において賛否両論あるのが「追い上げ」です。
追い上げは、負けた分を取り返す手段として認知されていますが、馬券の買い方や戦略を間違えると大きな損失を生み出すきっかけになります。
実際に追い上げが原因で競馬で大損した人も少なくないはず。
しかし、追い上げを正しく理解しつつリスク管理を徹底して実践すれば、資産を守るための競馬手法として使えます。
ここでは、競馬の追い上げに関する具体的な取り組み方や戦略について詳しく解説します。
リスクやデメリットも紹介しているので、競馬で追い上げを取り入れたいのならぜひ参考にしてください。
追い上げとは?
追い上げとは、競馬で負けた時に取る戦略のひとつで、1回目のレースで負けた分の資金を、次のレースで回収するだけでなく利益も出すことを目的とした投資法です。
例えばオッズ2.0倍の馬券に1,000円賭けて負けてしまったとします。
この時、次のレースで同じくオッズ2.0倍の馬券に1,500円を賭けるのが追い上げです。
もし的中すれば3,000円の払い戻しとなり、1回目と2回目の合計投資額2,500円を差し引いても500円の利益が出ます。
また、掛け金を増やさず普段より高めのオッズを狙って追い上げる人もいます。
負けるたびに次のレースで狙う利益を引き上げることで、的中したときにそれまでの負け分を一度に取り戻し、さらにプラス収支に転換させることを目指します。
追い上げは、競馬で負けた時の対応手段として、多くの競馬ファンや競馬投資家が注目している競馬手法です。

正しく取り組めば追い上げは有効な手段です
競馬における追い上げ戦略の基本
競馬における追い上げ戦略の基本は、カジノでよく使われるマーチンゲール法を応用することです。
マーチンゲール法とは、負けるたびに次の賭け金を倍にしていくことで、一度でも勝てば損失をすべて取り戻せるという理論に基づいたものです。
競馬でこのマーチンゲール法を実践する場合、主に2つの戦略があります。
以下の2つの戦略のどちらを選ぶかによって、必要な資金やリスクが大きく変わってきます。
それぞれの戦略にはメリット・デメリットがあるため、自分の資金力や馬券の買い方に合わせて選択することが重要です。
追い上げに興味がある方は、まずこの基本的な考え方を理解しておきましょう。
オッズを固定して掛け金を増やす
追い上げの手段の1つが「オッズを固定して掛け金を増やす方法」です。
具体的には、特定のオッズの馬券に狙いを定め、負けるたびに前回の掛け金を倍にしていくというものです。
例えばオッズ1.5倍の馬券を1,000円で勝って失敗した場合、次の馬券はオッズ1.5倍を2,000円で買います。
オッズを固定して追い上げをする最大のメリットは、的中率を一定に保ちやすい点です。
狙うオッズを変えると、的中率にも大きく影響します。
特に狙うオッズを高くすると的中した時のリターンが大きい反面、的中自体が難しくなる傾向が強いです。
オッズを変えてしまうと、マーチンゲール法が成り立たなくなる可能性があるため、確実に追い上げをしたいのなら掛け金を増やす追い上げを採用しましょう。



掛け金が増えると資金のなくなりが早くなる点に注意してください
掛け金を固定してオッズを高くする
競馬の追い上げにおけるもう1つの戦略が、狙うオッズゾーンを変える方法です。
例えば、1.5倍の馬券で負けたら次は3.0倍、さらに負けたら6.0倍・・・といった具合に、負ける度にオッズを上げていきます。
オッズが上がれば当然的中した時の払戻金は大きくなるため、負ける度に掛け金を引き上げる必要はありません。
しかし、追い上げをするたびにオッズが上がるということは、馬券を買うたびに的中率が下がっていくリスクが発生します。
そのため、10連敗や20連敗することも珍しくありません。
連敗が続くと、最終的に狙うオッズが非常に高くなり、的中することが極めて困難になります。
少ない資金で始められる一方で、いつまでたっても的中しないという状況に陥りやすいのがこの戦略のデメリットです。



追い上げをするならオッズよりも掛け金を増やす方をおすすめします
競馬の追い上げ戦略のデメリット
追い上げは、競馬で負けた分を取り返しつつ利益を出す競馬手法のため、多くの馬券購入者が具体的な戦略を探しています。
その一方で「追い上げは悪手」と考える人も少なくありません。
確かに追い上げに成功すれば大きなプラス収支で終われる可能性がありますが、その裏には常に大きなリスクが伴います。
追い上げを始める前に、追い上げが持つデメリットをしっかりと理解しておきましょう。
破産するリスクがある
追い上げ戦略の最大のデメリットは、破産するリスクがあることです。
そもそも追い上げは、馬券が1回でも当たれば利益を手元に引き寄せることができますが、言い方を変えれば馬券を当てるまで買い続けなければいけません。
例えば200円から競馬をスタートしてたとしても、マーチンゲール法で掛け金を引き上げていった場合、10連敗したら累計損失は20万円を超えます。
そもそもマーチンゲール法には「資金」という上限があるため、現実では100%プラスになる理論ではありません。
資金が底をついてしまったら、それ以上追い上げを続けることができなくなり、それまでの損失をすべて抱え込むことになります。
事前に十分な軍資金を準備していないと、たった数回の連敗で破産という最悪のシナリオを迎える可能性があるのが追い上げのデメリットです。



追い上げをするならどこかで「損切」するルールを設けてから挑みましょう
ロジックがブレると利益が出せない
ポーカーやルーレットなどのギャンブルで追い上げをする場合、確率がある程度固定できるためマーチンゲール法が成立します。
しかし競馬で追い上げする場合、馬券の選び方や勝負するレースによって的中率が大きく変わります。
つまり「馬券が的中する可能性」がブレやすいデメリットがあります。
競馬で追い上げをするなら、競馬分析に用いる確固たるロジックが必要です。
例えば「常に単勝2.5倍前後の馬を狙う」「特定の条件を満たした馬だけを買う」といった自分なりのルールを決めるだけで、的中率は安定します。
もし途中で「今度はこの馬にしよう」「やっぱりこっちの券種にしよう」と気分や感情で馬券の買い方を変えてしまうと、的中率が不安定になり、追い上げが成立しなくなります。
また、追い上げの途中で別の賭け方をすると、それまでの損失を回収することができず、かえって損失が膨らみます。
競馬で追い上げをするのなら、絶対にブレない「軸」を決めてから挑みましょう。



思い付きや感覚で馬券を買っている人ほど追い上げで失敗する理由はこれです。
1日中競馬と向き合う時間が必要
競馬で追い上げをする人の多くは、その日のうちに負けを取り返そうとします。
そのため追い上げを始めたら、勝つまでレースの分析と馬券購入を続けるため、気が付いたら1日終わっていることも珍しくありません。
午前中に始まったレースで負けが続き、最終レースまで勝負しなければならないこともあります。
一度追い上げを始めたら、途中でやめるわけにはいかないため、他の予定を入れることが難しくなります。
日中の貴重な時間をすべて競馬に費やすことになる可能性も、大きなデメリットです。



疲れやストレスが溜まって後半の分析や予測が甘くなりやすいのもデメリットです
競馬で稼ぐために正しい追い上げ戦略
競馬での追い上げについて賛否両論があるものの、大阪競馬ストーリーとしての意見は「アリ」です。
ただし、追い上げをするなら最初の競馬分析よりも慎重に購入する馬券を厳選することが絶対条件です。
軽い気持ちで追い上げに手を出すと、大きな損失につながるリスクを意識しつつ、戦略的に取り組むことで競馬による資産現象を防げます。
具体的に追い上げをするにあたって注意すべきポイントをまとめました
使う馬券は「複勝」のみ
追い上げをするなら、挑む馬券種は必ず「複勝」を選択してください。
複勝は、出走頭数によって異なりますが、3着以内に入るだけで的中となるため、他の券種に比べて的中率が非常に高いです。
たとえば「多点買いで合成オッズ1.5倍」を狙うよりも「オッズ1.5倍の複勝」を1点買いする方が的中させるのははるかに簡単です。
的中率が高い複勝を使えば、連敗するリスクを抑えることができ、結果的に必要資金も抑えられます。
最初の馬券より掛け金を引き上げるからこそ、馬券種は的中しやすい複勝で勝負するようにしましょう。



追い上げでは「的中させること」を最優先に考えてください
外れ馬券分を取り返すのを目標に追い上げする
一般的な追い上げは、負けた分の金額と利益を狙いに行きますが、大阪競馬ストレーリーでは負けた分さえ得取り返せれば「追い上げ成功」と考えています。
例えば1,000円損したら、追い上げで狙うべき利益は1,000円のため、オッズ1.5倍の馬券を2,000円で買います。
利益を出すために掛け金を増やすと、外れた時の損失が大きくなるため、負けた分だけ取り返す気持ちで戦略を立てましょう。
負けた分をすべて取り返そうと欲張ると、かえってリスクを高めてしまうため、追い上げをする時は「多少少なくても許容範囲」と考えてください。
マイナスだった収支が「ゼロ」に戻せるだけでも十分な成果です。
この考え方を徹底すれば、過剰な投資を防ぎ、冷静な判断を保つことができます。



欲を出しすぎず、堅実な目標設定が大切です。
事前に追い上げするレースを決めておく
追い上げを成功させたいのなら、事前に追い上げで使うレースを選んでおきましょう。
その日の競馬が始まる前に「勝負するレース」と「追い上げ用のレース」を事前に決めておくことで、スムーズに追い上げに照準を合わせることができます。
たとえば、前日の夜に勝負すべきレースをいくつかピックアップしておきます。
そして早朝に「投資すべきレース(もっとも分析が簡単なレース)」を決めつつ「万が一失敗した時に追い上げで使うレース」を2~3用意しておきましょう。
あらかじめ追い上げ用のレースに目星をつけておくことで、勝負レースで負けてもスムーズに追い上げに移行できます。
投資するレースの選ぶポイントについては以下のページで紹介しているので、ぜひ参考にしてください。



当然ですが追い上げ用は投資レースより後に出走するレースから選びましょう


損切りラインをあらかじめ設定する
追い上げ戦略で最も重要なことの一つが、損切りラインの設定です。
勝つまで追い上げを続けると資金がいくらあっても足りないため「これだけ負けたら今日はやめる」という明確なルールを事前に決めておきましょう。
事前に損切ラインを決めておけば、それ以上の損失が大きくなるのを防げます。
追い上げに関するルールとして、一例を挙げておきます。
- 3連敗したら今日はストップ
- 1一の累積損失が5,000円になったら撤退
- 追い上げできるレースがないなら次回に持ち越し
損切りラインを設定することで、破産リスクを大幅に抑え、精神的にも余裕を持って競馬に取り組めます。



感情的になる前に撤退できるようルールは厳守してください
追い上げしなくても良い競馬戦略を考える
追い上げによって負けた分を取り返す前に、追い上げをしなくてもいい競馬戦略で取り組むようにしましょう。
追い上げは一度競馬に負けてから取り組む戦略のため、リスクを被ったところからスタートします。
しかし追い上げをするためにわざと競馬に負ける必要はありません。
特に競馬で稼ぎたいのなら「勝ち逃げ」を続けたほうが資産は増えていきます。
勝ち逃げ戦略が失敗して負けてしまった時にだけ、今日の損失を取り返すために追い上げを実践するのが正しい取り組み方です。
常に追い上げを前提にするのではなく、あくまで非常手段として使うことで、リスクを最小限に抑えながら収支を安定させましょう。



「1日1レースで1勝」を続ければ理論上追い上げは不要ですからね
競馬の追い上げに関するまとめ
- 追い上げは負ける度に「掛け金」か「オッズ」を引き上げて勝負する戦略
- 追い上げはリスクが高いため取り組み方に注意が必要
- リスク管理して取り組めば追い上げは有効な手段
- 利益を狙わず負けた分だけ取り返すための追い上げがおすすめ
- 追い上げをしない競馬戦略で挑むのが重要
ここまで競馬の追い上げについて解説してきました。
追い上げは、競馬で負けた分を一度に取り返せる魅力的な戦略ですが、「破産リスク」や「時間の制約」といった大きなデメリットも存在します。
しかし、複勝馬券を使ったり損切りラインを設定するなどのポイントを押さえることで、リスクを抑えながら堅実に利益が狙えます。
競馬で資産を増やしたいと考えている方は、正しい知識を身につけ、感情に左右されない冷静な判断で追い上げ戦略を実践してみてください。










