今回の投資対象レースは10月4日(日)の中京競馬場9レース、長久手特別です。
普段投資をするレースは未勝利戦がメインでたまに1勝クラスに手を出す程度なので、2勝クラスのレースは全くと言っていいほど馬券を買いません。
とはいえ、この日開催されるレースで投資をしやすいレース2勝クラスであれば、当然チャレンジします。
もちろん未勝利戦と2勝クラスとでは投資をする時に注目するポイントは微妙に違います。
そこで今回は2勝クラスで投資をする際に注目すべきポイントを中心に解説していきます。
2勝クラスのレースで投資をする時の最大のポイント
競馬で投資をする時の基本的な注目ポイントはどのレースであっても大きな違いはありません。
ただし、分析する時の情報やデータの優先順位は各クラスによって変わってきます。
では今回の長久手特別のように2勝クラスのレースの時はどの情報を参考に馬を選べばいいのか?
まず出走する馬から馬券に絡みそうな馬を選定する時に「3着内率」を使ってふるいにかけます。
具体的には3着内率が5割を超えている馬だけを選び、5割未満の馬は候補から外して考えます。
今回の長久手特別で言えば
- 2番グラットシエル
- 4番アドマイヤボラリス
- 5番サトノグロワール
- 10番カントル
の4頭に狙いを絞り、それ以外の馬は候補から除外します。
2勝クラスに出走している馬は未勝利戦に出走している馬に比べて出走回数が多い傾向があるため、3着内率の高い馬ほど馬券に絡めるだけの力があると判断できます。
特に自分の投資は「複勝一点買い」がメインのため、3着以内に入る馬を1頭見つければいいため、2勝クラスで投資をする時は3着内率を見て馬券候補になる馬を絞っています。
3着内率が高い馬を詳しく分析する
今回の長久手特別に出走する10頭のうち3着内率が5割以上ある4頭に絞り込んだら、あとはこの5頭の情報やデータを照らし合わせて複勝一点で買える馬を1頭選びます。
では4頭のうちどの馬が馬券に絡む可能性があるか?
1頭ずつチェックして行きましょう。
2番グラットシエル
出典:JRA
過去25戦走って3着内率が5割を超えているのはそれなりに実力があると思います。
しかし、長久手特別と同じコース(芝コース・左回り)の結果は4回走って3着以内に入ったのは1回のみ。
コンピ指数も53と出走する馬の中では決して高い方ではないため、候補から除外します。
4番アドマイヤボラリス
出典:JRA
過去11回出走して3着内率は8割を超えていて、前々走から参加している2勝クラスでもしっかり結果を残しているため、馬券に絡む実力はあると判断できます。
気になるのは、前走まで結果を残してきた岩田康誠騎手から吉田隼人騎手に乗り替わった点。
自分は騎手が乗り替わった場合、基本的にその馬の実力に対してマイナス評価をしています。
ましてや1勝クラスで勝ち、2勝クラスも3着以内に入ったりと相性の良い岩田康誠騎手が乗らないのはしっかり考慮しないといけません。
ただし騎手だけで比べた場合、今年に限っては岩田康誠騎手よりも吉田隼人騎手の方がリーディングは上位のため、マイナスに評価するものの投資対象外にするほどではないかな?・・・と。
他の馬の分析やオッズ次第では馬券に絡めるのはアリだと思います。
5番サトノグロワール
出典:JRA
過去7回走って3着内率は7割超え。しかも直近4レースですべて結果を残しているためパッと見た感じ本命に入れたくなくなる馬でした。
ただ、よくよく見ると前走が2018年12月23日と2年近く間隔が空いているし、騎手も藤井勘一郎騎手に乗り替わり。
コンピ指数も57で順位的には4位なもののコンピ順位3位の馬(1番リノキアナ)と8も離されているため、馬券に絡む可能性は低いと判断しました。
多分レースの感覚を取り戻すためだけの出走じゃないでしょうか?
10番カントル
出典:JRA
過去9回走って3着内率も6割を超えています。しかも出走前日の夜から単勝オッズが1倍台になるほど馬券が買われているため、最も馬券に絡む可能性が高い馬といえるでしょう。
騎手も前走で2着になった岩田望来騎手なのでテン乗りによるマイナス評価もありません。
2勝くらいにレースを絞っても4回走って2回馬券に絡んでいるため、2勝クラスで戦える力も十分にあります。
特に懸念すべき材料もなく、他の候補馬と比べても可能性の面では最も高いため投資をするならこの馬がベストな選択といえるでしょう。
10番カントルで投資をする時の注意点
先ほど解説した通り、3着内率が5割を超えている4頭の中で10番カントルがもっとも馬券になる可能性が高いと判断しました。
しかしだからといって「10番カントルの複勝一点買い」というわけではありません。
10番カントルは出走前日から単勝オッズが1倍になっているほど人気のため、複勝オッズもかなり低くなっています。
つまり10番カントルで複勝を買っても払戻金は110円か120円にしかなりません。
それでは投資をする旨味は一向にないため、10番カントルで複勝一点買いをやめて4-10のワイド一点買いに切り替えました。
4-10の組み合わせはワイドで最も買われている馬券ではあるものの、最低オッズが1.6倍と10番の複勝オッズに比べれば十分高いですしね。
投資競馬をするなら「複勝一点買い」を中心に考えていくのが良いですが、オッズによってはワイド一点買いに切り替えるのも戦略の1つです。
ただし当然ですが複勝よりもワイドの方が外れる可能性が高いので、組み合わせや馬券を買う金額は慎重に判断してください。
中京競馬場9レース長久手特別の結果は?
今回はあまり手を出さない2勝クラスで投資をしましたが、結果は人気上位3頭で決着がついた何ともガチガチなレース結果でした。
もともと4-10のワイドが1.6~1.8倍とかなり狭かったため、かなりの確率で的中するだろうとは予想していました。
とはいえ、2勝クラスでここまで分かりやすいレースはあまり多くないので、投資をするなら午前中に開催される未勝利戦を中心に探した方が良いと思います。
今回の投資競馬のポイント
今回は普段あまり手を出さない「2勝クラス」のレースでの投資となりました。
分析の仕方や注目すべきポイントについては未勝利戦と大きな違いはありませんが、分析材料の重要度は未勝利戦と少し変わります。
- 3着内率が5割以上の馬を選ぶ
- 同クラスのレースでの3着内率も調べる
- 過去のレース実績やコンピ指数の比較も忘れずに
ちなみに重賞レースやメインレースは馬券購入者が多くなり、オッズと実力がかけ離れやすいので、投資対象レースにするのはやめましょう。
「馬券になる馬」が見つけやすいレースを選べば、自然と的中率もあがるのでその点を意識して投資をしてください。