投資競馬とは、競馬で投資を行ってお金を増やすことを言い、そのためにはいくつかの法則に沿って取り組む必要があります。
その法則とは、巷に流れている馬券の買い方や軸馬の決め方の多くは“ギャンブル的”な要素が盛り込まれているものではなく、あくまでも“投資”として取り組むためには欠かせないものです。
そんな投資競馬で稼ぐための法則を、ウォーレン・バフェットという投資家の行動から学ぶことができます。
ウォーレン・バフェットとはアメリカの投資家であり経営者で、世界最大の投資持ち株会社の筆頭株主であり、総資産は6兆5000億円とも言われているまさに世界一の投資家です。
そんな投資家として大成功をおさめたバフェットですが、実は昔競馬で大きな失敗をしています。
実はこの失敗の裏には投資競馬で稼ぐための法則のヒントが隠されているのです。
ここでは、世界一の投資家が経験した失敗から、投資競馬で稼ぐための欠かせない法則を紹介しますので、今後の取り組み方の参考にしてください。
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投資競馬の法則を発見したバフェットの失敗とは?
あまり知られていない話ですが、バフェットは若いころ競馬の予想を販売していました。
当時下院議員だった父に頼み込み、蔵書が豊富な議会図書館から競馬予想に関する本を何百冊も借りて読み、古い予想紙も大量に手に入れて読み漁ったそうです。
株であろうが競馬であろうが、昔から一貫して同じことをやり続けていたみたいですね。
そして、自分の予想に確信を得た彼は、満を持して「厩務員特選馬」なる予想紙を発行し、競馬場で販売を始めたのです。
しかし、この競馬ビジネスはあえなく失敗に終わりました。
その理由は予想の内容が粗悪だったり、的中率が悪いなどといったものではありません。
競馬場にショバ代を支払わなかったため販売を禁止されたのです。
実はこれ以外にもバフェットが競馬で失敗した例があります。
ある日、バフェットは一人で競馬場に行き、最初のレースをハズした後、次々と賭け続けてしまい、最終的に175ドルもの損失を出してしまいました。
この175ドルは、当時のお金で新聞配達を一週間続けなければいけない位の額だったそうです。
レースに負け続けて感情に流され、冷静な判断力を失い
「もう一レースだけ賭けよう。もし、当たればこれまでのマイナスを取り返せる。」
というギャンブル心理にとらわれてしまったという最大の過ちを犯したことを彼は強く反省しました。
バフェットがどんな失敗をしたか分かりましたか?
彼は競馬によって175ドルの損失を出したことよりも、ギャンブル心理に取られたことの方が過ちとして大きいことに気付いたのです。
この気づきは競馬を投資方法の1つとして考え、お金を稼ごうとしている人達にとっても大きな教訓なのです。
そしてこの気づきこそが、投資競馬で稼ぐ上でかかせない法則のヒントなのです。
投資競馬成功のための3つの法則
投資とギャンブルは言葉こそ違いますが、実際の所は紙一重の差ともいえるくらい類似している部分があります。
特に“お金を使ってお金を増やす”と“勝てばお金は増えるが負ければお金が減る”という2点は競馬も投資も共通していえることではないでしょうか。
しかし、競馬をギャンブルとして取り組んでいる以上、競馬を使ってお金を稼ぐことできません。
競馬で稼ぎたいのであれば“投資”として取り組む必要がある・・・それは先ほど紹介したバフェットからの失敗から学ぶことができます。
そして投資として取り組むためには、3つの法則を守る必要があります。
『投資のルール』というルールに置き換えることもできるでしょう。
この3つの法則を守りながら取り組むことによって、ギャンブルと言われている競馬でもお金を稼ぐことができます。
ではその法則とは具体的にどんなものなのか・・・1つずつ具体的にお話しします。
法則1:競馬は感情に任せて買わない
競馬で勝てない人は、馬券が的中しないから稼げないのではなく、どんどんお金をつぎ込んでしまうから勝てないのです。
例えば、1回的中したら「次も当てたら・・・」という欲を出してつぎ込み、結果失敗して利益も一緒に失うことが多いです。
また、1回外しても「次ぎ当てて取り返すぞ!」という欲を出してつぎ込み、これもまた失敗してお金を失う・・・結局このどちらかを繰り返しているだけなのです。
もちろん競馬をする以上「お金を増やしたい」と思うのは当然ですが、感情に任せて成功するほど簡単なものではありません。
感情に判断を任せた投資方法は必ず失敗します。
この失敗とは、競馬で言えば不的中を指しているわけではありません。
ここで言う失敗とは「ムダな損失を自らの手で作ること」
まずはきちんと損切りラインと利確のラインを定め、どちらかのラインを越えたらすっと身を引くことが大切なのです。
法則2:最優先は『お金を減らさないこと』
投資はお金を増やすための行為です。
ですから「お金を稼ぐ」ことを目的とし、そのための行動をとるのが最良の道と思われていますがそれは大きな間違い。
投資で大事なのはまずは損をしないことなのです。
そもそも投資はお金を使ってお金を増やす行為ですよね?
ということは、資金(お金)がなければ投資ができないことになる。
多くの人はどこかの会社に勤めていたり自分で商売をされていたりと、働いてお金を稼ぐことができています。
そのため「失敗してもまた稼げばいい」という気持ちがもしかするとどこかにあるのかもしれません。
ですが投資家の人達から見れば、今自分が持っている資産をどう活用してお金を増やしいくかがこの先の自分の収入を左右することになる。
ということは、強気に勝負に行って資産を全部飛ばしてしまったら、もう二度とお金を増やすことはできなくなるのです。
そう考えたら、今ある資産は命以上に大事なものかもしれません。
法則3:確信が持てない競馬はしない
競馬で勝てない人達は1日に開催されるレースにできるだけ挑戦して、少しでも的中するチャンスを増やそうと考えています。
確かに馬券を買わないことにはお金は増えないのですが、だからといってどんなレースでも馬券を買えばいいというわけではありません。
特に投資では、必ず利益が出るという確信がある状態になるまで待ち続けることが、負けないためのミソでもあります。
バフェットも、独自に算出した株価より割安になるまで数ヶ月から数年待つからこそ、投資で莫大な資産を築くことができたに違いありません。
つまり、投資で負けないためには、絶好のチャンスが来るまでじっと待つことが最も重要であり、投資競馬でも同じことが言えます。
つまり、負けないためには目の前にあるこれから始まるレースに飛びつくのではなく、自分の中で確信が持てるレースのみに投資し、それ以外のレースには手を出さないようにする。
そうすることによって、無駄なお金の損失を避け、かけるべき時にしっかりお金をかけて利益を積み上げることができるのです。
3つの投資競馬成功の法則の共通点
先ほど、投資競馬で稼ぐための法則として
・感情に任せて買わない
・お金を減らさないことが最優先
・撤退する勇気を持つ
の3点を紹介しました。
実はこの3つの法則にはある共通点があることに気づきましたか?
それは“負けない競馬”に徹底することです。
まず勝つ競馬とは、リスクを省みずにリターンを狙うことを基本とし、どちらかというとギャンブルの要素が強く表れています。
野球に例えるならば、9点取られてもいいから10点取って試合に勝つ・・・みたいなものですね。
逆に負けない競馬とは、リターンと同じくらいリスクを非常に重要視します。
大きなリターンを得るために必要以上のリスクをかけるのではなく、いかに少ないリスクで大きなリターンが得られるのかを追求する。
まさに1-0で守り勝つようなイメージですね。
同じ1点差の試合でも10-9と1-0とでは内容が全く異なるように、勝つ競馬と負けない競馬でも、利益を得たとしてもその中身は全く異なります。
そしてこの違いは、投資競馬の手法にも如実に表れます。
競馬手法の中には、大きな利益を得るためにあえて追い上げをするようなものがいくつかあります。
確かに追い上げをすることによって、的中した時の利益は大きくとることができますが、その分資金力が必要になってくるため、忍耐力とそれなりの資金力が求められます。
それで結果的にお金が増えれば問題なのですが、もし途中で挫折でもしようものなら、大きな損失だけが残ることになる。
負けない競馬とは、こうした過度なリスクを避け、自分が背負える範囲内にとどめておきつつ、リターンの最大化を狙って取り組むことに重きを置いています。
どちらが好みかは人によって異なりますが、競馬に投資できる資金に不安があるのなら、まずは“負けない競馬”から始めてみたほうがいいのではないでしょうか。
競馬で稼ぐ法則は“ロジック”や“ノウハウではない
いかがでしたでしょうか?
「競馬で稼ぐ法則」と聞いて何かしらのロジックやノウハウを期待した人もいるかもしれませんが、そういったテクニック的なことは投資競馬において対して重要ではありません。
それ以上に、ここで紹介した3つの法則
・感情に任せて買わない
・お金を減らさないことが最優先
・撤退する勇気を持つ
を心掛けるだけで、今よりも競馬で稼ぐチャンスは広がると思います。
資金さえあれば、競馬で稼ぐチャンスは必ず来ますので、無茶な取り組み方を避け、お金を減らさないことを念頭においた投資競馬でチャレンジしてもらえればと思います。
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