逆算思考とは、まずゴールを決めて、それに向かって計画を立てて実行していく思考方法です。
ゴルフは逆算思考が求められる典型的なもので、それぞれ距離の異なる18のホールをラウンドし、如何に少ない打数でホールアウトできるかを競うスポーツです。
いつまで経っても100を切れない人というのは、大抵出口戦略はノープランで物事を「頭」から考える傾向にあります。
ティーグラウンドに立つと、遠くに飛ばすことしか考えずにドライバーを振り回すという感じ。
そして、2打目の地点に行って初めて「次はどのクラブで打とうかな?」と考えます。
ゴルフコースには至る所に障害物があるので、こんな調子で「頭」から考えていては決してスコアがまとまることはありません。
一方、それなりのスコアにまとめられる人というのは、コースレイアウトを確認しながらグリーンから逆算して考えます。
例えば、380ヤード、パー4のホールがあるとすると、
「グリーンに乗れば、ツーパット(2打)でいけるだろう」
そのグリーンに乗せるために、
「アプローチとして一番得意な距離の70~80ヤードを残して打とう」
と引き算をすると、どこに障害物があるかを確認した上でクラブ選択をします。
例えば、
「150ヤード飛ばせるクラブで2回打てば楽勝でボギー(5打)で上がれるじゃん!」
というふうに。
ゴルフをそこそこやる人は決まって「せこい!」と非難しますが、ゴルフは上がってナンボ。
最終的に他人よりも打数が少なければ勝ちです。
特に「にぎっている」時なら尚更で、勝負事にせこいもへちまもありません。
大事なことは、
まず、ゴールを決め、そこから逆算して計画を立てること。
その際、予備日などを設定し、遅れが生じても取り戻せるように、意図的に計画をたるませることをおすすめします。
歳を重ねている人は特に。
逆算思考は、「今日いくら稼ぐのか」というゴールが明確であれば、「そのためにいくらのお金を投入できるか」が決まることで、自ずとターゲットオッズも決まりますから、レースや馬の選択をする際にも流用できます。
だから、1つの方法論に固執することなく、色んな方法論を熟知しておく必要がある訳です。
頭から考えずに、ゴールから考えていきましょう。