「お金持ちになりたい」と思っている人は意外と多くないかも知れません。
しかし、
「せめて普通に過不足なく生きて行きたい」
と思っている人は多いと思います。
その程度差は人それぞれでしょうけど、自分もその1人です。
残念ながら、今の極端な格差社会に於いては「普通に過不足なく」というのは難易度が高くなっているが故に、これを成し遂げる方法は3つしかありません。
1. 収入を上げる
2.支出を下げる
3.利回りを上げる
です。
実にかんたんな道理です。
宝くじで高額当選したとか親から莫大な遺産相続をした…みたいな非常に恵まれた例外的な人以外は、この3つはどれも欠かすことのできない必須要素です。
そして、これはそのまま「競馬でお金を稼ぎ続ける」ことを目的に馬券を買う際にも当てはまります。
置き換えるとこんな感じでしょうか。
- 収入を上げる→的中率を上げる
まずはこれが最初です。
となると、求められるのは一発狙いよりも安定度なので、高い的中率を維持しやすい上位人気の馬に集中した方が良かろうということに当然帰結するかと。
給与に次ぐ収入の柱として毎月一定額を安定的に稼ぎ続けるとなると、的中率は絶対に軽視できません。
9割以上の確率でくる上位人気の馬といつ来るか分からない下位人気の馬…、
早くお金を膨らませることができるのはどちらか、安定性が高いのはどちらか、合理的なのはどちらか…実際に電卓をたたけば誰でも分かることです。
2. 支出を下げる→不的中の回数を減らす
不的中の回数を減らすには、徹底的にインプットとアウトプットを繰り返すことが必要だと思います。
A.学ぶ
B.学んだら小額で実践をしてみる
C.上手くいかなければ、なぜ上手くいかなかったかを突き詰める
このAからCの工程をひたすら繰り返すだけです。
まずは成果が出ているとされていることを余計な詮索をせずに信じてそのまま真似をしてみることです。
でも殆どの場合、最初から上手くいくことは少ないと思います。
なぜ上手くいかないかというと、そのレースの様相…全体像が見えていないのに、断片的なヒントを頼りに、馬券を買おうとするレースにそのヒントを単純に被せているだけだからです。
知識不足というよりは経験不足。
これは仕方ないです。
だから、不的中を喰らった時は敗因を突き詰めなければならない。
しかしこれは結構骨の折れることなので、「あなた以外の人がどう考えているか?」を垣間見て、足りない部分を吸収していく方が何倍も早い。
そのためには、自らがアウトプットするしかありません。
これを自分ひとりでやろうとするから「何が分からないのかが分からない人」になるんです。
3. 利回りを上げる→利幅を大きくする(回収額を上げる)
上のAからCを方向性を見失うことなく繰り返していけば、徐々に経験値が上がって、やがてどんな人でも上手くいくようになります。
経験値が上がっている実感のない人は、100%やり方を間違っているか、方向性を誤っているかのどちらかで、既に自覚症状がないまま「何が分からないのかが分からない人」になっている可能性が高いです。
もしそのことに気づいたなら、一旦分かる箇所まで引き返すことですね。
おかしくなっている箇所は、必ずその前工程にあるはずですから。(ということをサラリーマン時代の若い頃、QCで教わった記憶があります)
経験値が蓄積されると周辺のことに目配りできるようになって色んな仮説が見えてくるようになります。
「Aという現時点での必勝パターンにBという要素を加えることで、新たにCというパターンが確立される」
そんな感じですかね。
自分が提供している馬券的中のヒントは殆どこういう形で形成され、各人がアップデートすることで上書きできるようにしています。
中々稼ぎが乗ってこない人というのは、実は共通した部分があって、
上の1をちょろっとやったあとに2をすっ飛ばして一気に3をやろうとします。
1がままならない状態で2をすっ飛ばして3をやって不的中を喰らうと、もう自身であちこちをいじりまくっているものだから失敗の原因が掴めず、やがて「何が分からないのかが分からない人」になって挫折してしまうというお決まりの結末を迎えます。
100人中95人はほぼ確実にこうなります。
能力の問題ではありません。
単にマインドの問題です。
運転免許を取得しようとして、挫折して免許取得を諦めた人、います?
1人もいないと思います。
これは、どんなに時間が掛かろうが、頑張って課程を終了すれば、いずれ運転免許が取得できるという「未来の結果」が最初から見えているからです。
タイムオーバーはあってもゲームオーバーは生じない。
「自分の力で競馬でお金を稼ぐ」というのは、基本他人が介在する余地がありませんから、自らがこの「未来の結果」をイメージするしかありません。
要は、マインドというよりは覚悟の問題。
毎日会社に行って給料をもらうのに覚悟は必要ありませんが、自分の力でお金を稼ぐには覚悟が要ります。
覚悟がないと人は努力できません。
- 収入を上げる→的中率を上げる
2. 支出を下げる→不的中の回数を減らす
3. 利回りを上げる→利幅を大きくする(回収率を上げる)
この工程は「守破離」と非常によく似ています。
というか、まんま当てはまります。
守…決められた型を守り、それを繰り返して基本を習得する段階
破…「守」で身につけた基本をベースに自分なりの工夫をして発展する段階
離…「破」を昇華させて個性(その人なりの得意ワザ)を発揮する段階
1が「守」の段階、2が「破」の段階、3が「離」の段階です。
1日1時間 × 300日(1年)もあれば、何をやろうがそこそこ目処が立つレベルくらいにはなります。
普通のちょい上くらいを目指すならこれだけで十分です。
だって誰もやっていないし、やろうとしませんから。
やった者勝ちなんですよ。
普通といっても、今は良くも悪くも全体的にその普通のレベルが著しく下がっています。
ボーッと1年過ごすのも、目先のことだけやって1年過ごすのも、先を見据えて1年を過ごすのも同じ1年、同じ365日の使い方ですが、過ごし方ひとつで死ぬほど格差が開くのが今の時代だと思います。