真っ先に思い浮かぶのは、やはり「お金」ですよね。
じゃあ次は?
勿論、「方法論」も必要です。
その次は?
「マインド」なんです。
個人的にはこれが最も重要だと思っています。
お金と方法論は人との差を均一にすることが可能なものです。
しかし、人は感情を持った生き物ですから、マインドは各人の統一性を保つことが不可能なものです。
感情を持っているが故に、しばしば欲望に目が眩み、自分にとって都合のよい判断をしてしまうことがあります。
そもそもマインドが脆弱だと、
「競馬で稼ぐ力を身につける」
と決意しても、ちょっとした障壁ですぐになかったことにしてしまいます。
だからマインドは、競馬でお金を稼ぐ上に於いて、全ての根幹をなすものだと言えるでしょう。
じゃあマインドを高める、高めたマインドを保ち続けるにはどうすればいいか?
最も強力なのは、自分自身を崖っぷちに追い込むとか逃げ道を塞ぐとか…ですが、実際のところ「言うは易く行うは難し」です。
ただ、崖っぷちに追い込まれていなくても成功する可能性が高い人は存在します。
それは、
先々の目的をしっかり見定めている人、
最後まで自分自身を信じきれる人、
継続することを厭わない人です。
少なくともこの中のどれかが備わっていれば、方法論がちゃんと機能すると思います。
ところが、自分を含めて大抵の人は何かを始める時に、必ず言い訳ができる余地を残しています。
仕事が忙しい、介護で大変、休日は家族サービスも大事…、
そんなもんは皆同じ。
口に出すところまでは良しとしましょう。
でも、銭形平次の八五郎みたいに「てーへんだ、てーへんだ」と言うだけで終わらせるのか、それとも「じゃあできるようにするにはどうすればいいのか?」というところに思考が行き着くかどうか?
ここに競馬でお金を稼げるようになる人といつまで経っても進歩のない人との大きな違いをもたらす違いがあると思います。
いや、全ての物事についてそうではないかと。
たまーに「できるようになったら始めます」と言う人がいます。
それが一時的な事態であれば話は分かります。
しかし、仕事が忙しい、介護で大変、休日は家族サービスも大事…、
これらに終わりはありません。
定年になるまで仕事は続くし、今では定年後も働く人が多いです。
親の介護が終わったとしても、今度は自分自身の介護の心配をしなければなりません。
離婚をしない限り、家族サービスは続きます。
つまり、「できるようになったら…」みたいな日は絶対に訪れない。
時間を上手にやり繰りして、今すぐできる体制を整えるしかないんです。
理想を言えば、1日1時間×300日(1年)。
これで大抵のことは、程々レベルまで昇華できると思います。
我々凡人は量をこなさないとどうにもならないという事実は、絶望的でもあり希望を見出せるものでもあります。
そして、そこまでしてでもやろうと思うかどうかも、結局マインド次第なんです。
残念ながら、年齢を重ねるにつれて段々と熱量は低下します。
熱量が低下すると、当然マインドにも影響を及ぼします。
だから、何かを実現させたい目的があるなら、なるべく(気持ちが)若いうちから始めた方がいいということになります。