●●とは「継続」です。
1日1時間、年間300時間真剣に取り組めば、宅地建物取引士に合格できると言われていますが、実は競馬だってプロレベルになれます。
ここまでやる人なんていませんから。
調教タイムの比較ができなくても、
血統のことが全く分からなくても、
パドックを見てちんぷんかんぷんでも、
稼ぐために必要なことをきちんと吸収すれば、いずれ稼いだお金で今をそれなりに楽しみながら老後の準備ができます。
「何をするか?」
「どのようにするか?」
「いつまでにやるか?」
という具体性を帯びていて、1日1時間を1年続けて結果が出ないなんてことはほぼあり得ない。
継続こそが最もかんたんな自己実現の方法です。
別に他人と較べる必要も争う必要もないけど、継続すれば殆どの凡人に勝てます。
ところが、99%の人が継続できない。
なぜできないかというと、
「例外」を認めるからです。
仕事が忙しい、今日は体調が悪い、正月くらいは休んじゃおう…。
1回例外を認めると、もうなし崩しになり、例外を認めることが普通になる。
勿論、どうしようもない時はあると思います。
でも、それとて事前に済ますとか、事後にやるとか方法があるはず。
そもそも人間はサボる生き物です。
「日本人は真面目で勤勉である」
真面目かも知れないけど、勤勉というのは大嘘です。
勤勉ならば、なぜ長引く不況を打破できない?
なぜ、1人あたりのGDPが下位なんですか?
単に「命令に従っている方が楽」と思考が停止し、怠惰になったからに他ならない。
だから権力者が調子こぐんですよ。
継続できないもう1つの理由は、別段やらなくても生きていけるからです。
何とかかんとか四苦八苦しながらも生きていけるなら、頑張る必要なんてないじゃないですか。
毎月微妙に赤字でも、ボーナスで埋め合わせできるなら、お金を稼ぐ必要なんてないじゃないですか。
でも、尻に火がついている人は、こんな悠長なことを言っている場合ではありません。
他に道があるかも知れないけど、冷静に選り好みしている余裕なんてないし、そんなことに時間を割くくらいなら、その時間を使って1ミリでも前に進む方がいい。
そう思ってやるんですよ、尻に火がついている人は。
別にその状況に身を置けとまでは言いませんけど。
じゃあ我々のような継続できないどうしようもない人間が継続できるようにするにはどうすればいいのか?
手っ取り早いのは「他人を絡ませること」です。
例えば、
「俺、2年以内に競馬で100万円稼いで、そのあとその100万円を元手にして毎月10万円稼ぐわ」
と奥様に宣言してみ?
昔そういう人、いましたよ。
奥様に頼んで30万円借金をして当時主宰していた自分のコミュニティーに参加し、たった37日間(競馬開催日)で100万円を稼いだ人。
しかもこの人、婿養子で奥様のご両親と同居していました。
こういう人は、自ら逃げ道を塞いじゃってますから、結果が出るまでやり続けるしかないんですよ。
奥様がモンスター化していて怖い人は、他の誰かに宣言するだけでも効果があると思います。
他人を絡ませることで、監視の目が届く訳です。
監視の目が届くと、継続力が変わります。
ライザップのビジネスモデルがそうじゃないですか。
チョコザップに行っても、ライザップに行っている人には敵いません。
料金が高いのは、高いなりの理由があるんです。
要は、平穏な中での孤独な根性論ではどうにもならないということです。
別に10年続けろって話じゃありません。
ほんの1,2年程度の話です。
仮にあと20年の寿命があるとして、この1,2年がどれほどの無駄になるでしょうか?
20年というと、何となくまだ先があると思うでしょ?
じゃあこれを日数に直してごらんなさいよ。
20年×365日=7,300日
残りの人生がこれだけしかないとしても、今のままでいいですか?