目的、目標、手段。
よく耳にする言葉だと思います。
しかし、「じゃあ意味を説明して下さい」と言われると、宮川大助・花子の大助みたいに「アワワワ」となる人が多い。(笑)
目的というのは、最終的に実現したいことです。
目標というのは、目的を実現させるためにやらなければいけないことです。
手段というのは、目標を実現するために行うことです。
例えば、
目的→定年後もお金の心配をせずに幸せに暮らす
目標→定年後に競馬で月に15万円稼ぐために、まずはその原資として60歳から64歳までの5年間で100万円を稼ぐ
手段→知識をインプットして実践を繰り返し、馬券力を向上させる
といった感じになります。
「競馬で稼ぐ力を身につける」というのは、言わばこれらの目的、目標、手段を一言でまとめたものに過ぎません。
ただ、これらの目標、手段は大枠に過ぎませんから、さらに因数分解してプランを作るなりして細分化し、より細かい目的、目標、手段を設定して解像度を高めていく必要があります。
ここがぼんやりしていたりどんぶり勘定にしているから手段が目的化してしまって、何かよく分からん無意味なことに時間をかけたりする訳ですね。
こういう人、非常に多いです。
また、ごっちゃになりがちなのが、目的と目標です。
繰り返しますが、
目的というのは、最終的に実現したいことです。
目標というのは、目的を実現させるためにやらなければいけないことです。
こうして見ると、全然違います。
目的というのは、その事柄に「意義」(物事に於ける価値、重要性)が含まれていなければなりません。
目的→定年後もお金の心配をせずに幸せに暮らす
意義が含まれていますよね?
目的に意義が含まれているから、目標と連動するのです。
例えば、
目的→競馬で稼ぐ力をつける
だと「何や、それ?稼ぐ力をつけてどうすんの?何がしたいの?」となり、まだまだ解像度が低い状態です。
途中で頓挫したり挫折したりする人は、大抵意義が不明瞭になっていると思います。
つまり、目的、目標、手段を構築する上で最も大切なのは意義…、それもただの意義ではなく、明確で強い意義が必要だということです。