競馬は予想が的中するとお金が増え、不的中だとお金が減る、オールオアナッシングの世界。
言わずとも分かり切ったことですね。
不的中を喰らうのに慣れっこというか、当たり前のように不的中を喰らっている人は、
馬選び、レース選択が絶望的にまずいのだと思います。
ちょっと我慢をすれば、先にずっとかんたんで的中させやすいレースが控えているのに、目の前の難しいレースに対して無理にあやふやな結論を出してドボン。
締切り間際にそんなに焦って馬券を買う必要がありましたか?
これ、「馬券買いたい病」の人の「あるある」だと思います。
「馬券買いたい病」の人は、馬券を買う時のワクワク感や高揚感が病みつきになっているのでしょう。
もっとお金を大切に扱った方が宜しいかと。
まして、競馬でお金を稼ごうというのなら、こういうことは絶対にやめましょう。
買い物をする時は冷静に選ぶでしょ?
なのに、どうして馬券を買う時は舞い上がっているのか意味が分かりません。
買い物に例えて話しましょう。
例えば、あるお店でそこそこ高額な何かを買おうとする時、同じような価格帯の似たような商品がいくつかあったら、普通はその商品のスペックや機能、或いは価格などを見較べて、一番良さそうなものを選ぼうとしますよね。
これがいわゆる「相対評価」というものです。
皆、選択を失敗したくないという思いがあるから、必ずこれを行うはずです。
1つのレースの中で馬を選ぶ時に、ここまでは皆やるんです。
しかし、折角選んだその最も良さげな商品が、実は他の店の方がもっと安かったり、或いは他にもっといい商品があるかも知れません。
買ったあとで別の店の方がずっと安かったことや、もっといい商品があることに気づいたら「買う前にもっとちゃんと調べるんだった」と思うでしょ?
どうせなら、誰だってできるだけ安く買いたい、いいものを買いたいと思うはず。
だから「価格.com」のようなサイトに需要があるんですよ。
何が言いたいかというと、
中山●レースのAという馬と、京都▲レースのBという馬を較べて、どちらが馬券になりやすいかとか、
中山●レースと京都▲レースのどちらが仕留めやすいか、
を較べている人はいるようで案外いないってこと。
大体は、中山●レースはAという馬の馬券を買って、京都▲レースはBという馬の馬券を買うという普通の行動をとります。
そういう人に限って「もっとちゃんとレースを選ばないといけないなぁ」と言います。(笑)
嘆く前に勝つべきための、稼ぐべきための行動をとりましょう。
「勝負をするのは、中山●レースのAと京都▲レースのBのどちらがいいだろう?」
これがレースや馬を絞り込む、選ぶということでしょ?
留意点は、どちらのレースのオッズが高いかではなく、どちらがより仕留めやすいか、どちらがより安全性が高いかです。
レースとレースの比較をしようとすると、当然、何処かのタイミングでその日に行われるレース全体に目を通さないといけません。
これを全体を俯瞰するといいます。
前日の夜でもいいし、当日の朝でもいいので、必ずやりましょう。
そして、繰り返し言いますが、馬券を買うのは日常の買い物をするのと同じです。