今回の投資対象レースは4月11日(日)の阪神競馬場2レースです。
実はこの日急遽予定が入ってしまったためじっくりと各レースを見る時間がなくなってしまいました。そのため今までのようにしっかりとした考察ができず見切り発車で選んだレースが阪神競馬場2レースでした。
もちろん出走前日の時点で投資対象にしていたレースではありましたので勝算はしっかりあります。
投資競馬に取り組むにあたって競馬が開催される日は競馬に集中できるのがベストです。しかし競馬の開催が土日である以上、何らかの予定が入って競馬ができなくなる時もあります。
今回は短時間で決められる投資対象になるレースの選び方を中心にお話ししていきます。ポイントとなるのは次の2点です。
ポイント1:オッズの幅が広いレースを選ぶ
じっくり競馬に取り組む時間がない状況で投資競馬をするなら選択するレースはオッズの幅が広いレースを選ぶのをおすすめします。
例えば今回投資した阪神競馬場2レースでは上位人気5頭の複勝オッズは次のようになっていました。
馬番・馬名 | 複勝オッズ(出走前日) |
15番バンベルク | 1.8-2.4 |
13番スカイドゥエラー | 1.8-2.5 |
12番ダイメイイースター | 2.4-3.3 |
6番サトノテンペスト | 1.7-2.3 |
11番プロサングエ | 1.4-1.8 |
出走前日時点で複勝オッズの差は小さいところで0.4ありますし大きいところだと0.9あります。つまり上振れたら大きく利益がとれる可能性があります。
しかも阪神競馬場2レースではデータマイニングとコンピ指数が人気順位と比較的比例しているため荒れる展開になる可能性は低いと判断しました。
複勝オッズの幅が広い=狙えるレースではない
複勝オッズの幅が広いレースを狙う際に注意すべきは複勝オッズだけを見てレースを選んではいけない点です。
今回阪神競馬場2レースで投資しようと決めたのは複勝オッズの幅とは別に「データマイニング順位」と「コンピ指数の順位」が人気順位と比例しているから…という根拠もあります。
複勝オッズの幅だけで決めるのではなく、データマイニングやコンピ指数からレース展開を分析することは忘れないようにしましょう。
ポイント2:ダート初出走の馬がいる
阪神競馬場2レースには前走まで芝コースを走っていて今回初めてダートに出走する馬が上位人気5頭の中にいます。
それが15番バンベルクです。
引用:JRA
馬柱を見ても前々走まで芝コースを走って3着以内に入っています。しかも前走は4着ではあるものの着差は0.3秒ですから実力はしっかりしています。
これは個人的な印象ですが前走まで芝コースを走っていて、今回のレースからダートに転向した馬は馬券になりやすい傾向があります。
騎手は前走の北村友一騎手から横山和生騎手に乗り替わっていますが、北村友一騎手はドバイから帰国して間がないため自主的に隔離期間している最中なので仕方がありません。
そもそも今年の成績だけを見れば北村友一騎手よりも横山和生騎手の方が好成績を残しているため、そこまで大きなマイナス評価ではないと考えられます。
複勝オッズも下限で1.5倍ありますから十分投資できるため、15番バンベルクの複勝一点買いで投資すれば勝算はあると判断できます。
ワイドでの投資の可能性は?
15番バンベルクの複勝一点買い投資できる阪神競馬場2レースですがワイドでの投資は可能なのか?上位人気5頭のうち残りの4頭の馬柱からその可能性を探っていきましょう。
6番サトノテンペストを考察
引用:JRA
前々走からダートに転向して前走は2着に入っています。しかし3着以内に入ったのは前走のみでそれ以外は特に目立った成績は収めていません。
騎手の太宰啓介騎手も今回が初騎乗のためマイナス評価を考えると15番バンベルクの対抗には難しいですね。
11番プロサングエ
引用:JRA
過去1戦しか出走していないため馬柱から実力が明確に測れないためリスクが高い印象があります。
一応騎手は前走に引き続きルメール騎手が騎乗しますが、前走はわざわざ東京まで遠征したところを見るとルメール騎手にあわせてレースを選んでいるように見えます。
確かにルメール騎手は実績も実力もありますが午前中だけの成績を見ると実はルメール騎手はそこまで好成績を残しているわけではありません。
戦績や騎手を考えると馬券を買うのはちょっと厳しい印象です。
12番ダイメイイースター
引用:JRA
前走と前々走で3着以内にはいっていますし着差も僅差なので可能性はあると思います。騎手も福永祐一騎手が継続して騎乗するためテン乗りのマイナス評価もありません。
ですがプラス評価の材料はこれだけです。しかも2着になった前々走は地方競馬に出走していますし前走も中京競馬場とローカル開催でしか好成績を残していません。
しかも3着以内に入ったのは前走と前々走だけのため、これといった決め手がありません。
13番スカイドゥエラー
引用:JRA
3着以内に入った実績はありませんが前回が初ダート出走で0.4秒差と僅差で入っています。
騎手も高倉稜騎手の継続騎乗なのでテン乗りのマイナス評価もありません。
出走前日の時点では2番人気ですがコンピ指数は59と物足りなさを感じます。もしかすると3着以内に入るかもしれませんが「かもしれない」で投資はできないため見送りが妥当でしょう。
阪神競馬場2レースの結果は?
上位人気5頭のうち今回で初ダートの15番バンベルク以外これといった決め手がないため、15番バンベルクの複勝一点買いに決めた阪神競馬場2レースですが、結果は15番バンベルクが一着に入って複勝馬券が的中しました。
おそらくもっとじっくり時間をかけてレースをチェックすれば阪神競馬場2レースよりも簡単なレースはあったと思います。
ですが限られた時間でもしっかりとポイントさえ押さえれば勝算の高いレースを見つけることができます。
もちろん馬券が的中したらその後のレースは一切手を出しません。遊びでGⅠレースの馬券を買うのはアリですが投資は控えましょう。
今回の投資競馬のポイント
今回は競馬に取り組む時間が限られた状況での投資競馬について解説しました。
理想はしっかり時間をかけて取り組むべきですが、仕事や家庭の事情などで競馬に取り組む時間が限られた場合はここで紹介した内容を参考にしてください。
- なるべく複勝オッズの幅が広いレースを選ぶ
- 荒れる可能性が低いレースがおすすめ
- 投資候補になるそうな馬の中に初ダートの馬がいる
- 投資する馬を選びきれない場合はスルーもあり
無理にチャレンジして外れ馬券を買ってしまうくらいなら買わない方がお金を減らさないだけマシです。きちんと勝算があるレースに狙いを絞って投資をしましょう。