本日の投資対象レースは12月20日(日)の阪神競馬場3レースです。
現在自分が主催しているオンライン投資競馬スクールでは、阪神競馬場3レースのようなレースは「気を付けた方が良いレース」として周知させています。
しかしだからといって「スルーすべきレース」というわけではありません。
きちんと出走する馬の実力を比べて勝負できそうなら勝負すべきですし、実際に阪神競馬場3レースは勝負できるレースと判断したので投資しました。
今回は阪神競馬場3レースを元に「気を付けた方が良いレース」の特徴について詳しく解説します。
投資する際に気を付けたら良いレースの特徴
12月20日(日)の阪神競馬場3レースのコンピ指数を見てみると、次のようになっています。
人気順位(出走前日) | コンピ指数 |
1番人気 | 78 |
2番人気 | 70 |
3番人気 | 72 |
4番人気 | 59 |
5番人気 | 54 |
6番人気 | 53 |
7番人気 | 50 |
8番人気 | 52 |
9番人気 | 48 |
10番人気 | 51 |
見てもらえばわかる通り、出走前日ながら人気上位3頭のコンピ指数が70台となっています。
コンピ指数だけをパッと見ると上位人気3頭で決着がつきそうな簡単なレースに思いがちですが、実は統計的にコンピ指数70台の馬が3頭いるレースは荒れます。
入ってもこのうちの1頭だけで下手をすると3頭とも飛ぶ…というケースも少なくありません。
そのため、コンピ指数の数字だけを見て安易にこういったレースに飛び込むとたいてい失敗するため「気を付けた方が良いレース」として教えているのです。
今回阪神競馬場3レースで投資をした根拠
コンピ指数70台の馬が3頭いるレースは「気を付けた方が良いレース」として教えているにも関わらず、なぜ今回阪神競馬場3レースを選んだのか?
その理由は次の3点です。
[box06 title=”阪神競馬場3レースで投資すると決めた根拠”]
- 人気上位3頭とそれ以下のコンピ指数に大きな差がある
- 人気上位3頭に騎乗している騎手が全員ベテラン(ルメール、武豊、岩田康誠)
- コンピ指数・データマイニングが人気上位5頭に集中している
[/box06]
特に「コンピ指数・データマイニングが人気上位5頭に集中している」は、前回投資したレースに似ている状況になっています。
上手くいけば人気上位3頭で独占もあり得ますが、少なくとも3頭中2頭は3着以内に入ってくる可能性は高いと考えたため、思い切って阪神競馬場3レースで投資をしたわけです。
人気上位3頭のうち馬券になる可能性が高い馬は?
気を付けるべきレースではあるものの、総合的に見ると人気上位で決着がつく可能性が高い阪神競馬場3レース。
ではどの馬の馬券を買うのがもっとも的中する可能性が高いのか?をここから検証していきます。
見るべきはもちろんコンピ指数70台の3頭です。
1番人気の馬の実力を検証する
まずはコンピ指数が一番高かった10番メイショウキリモンから見ていきましょう。
引用:JRA
結論から言うと、10番メイショウキリモンが3着以内に入ってくるのはほぼテッパンと考えていいでしょう。
これまで5戦出走して4戦で3着以内に入っていますし、いずれも1着とは僅差で入っているため3着以内に入ってくる馬の1頭として考えるべきかと。
騎手も武豊騎手のテン乗りですが、前走まで騎乗していた団野大成騎手と比べると武豊騎手の方が騎手の実力は上ですからね。
2番人気の馬の実力を検証する
次に見るのは2番人気の8番ネフェルタリです。
引用:JRA
過去の1戦しか出走していないものの、新馬戦では0.1秒差の3着に入っていたので実力はあると思います。
また騎手も前走に引き続きルメール騎手なので、レース経験の浅さに目をつぶれば馬券を買う価値はあるでしょう。
とはいえ、10番メイショウキリモンと比べると「新馬戦はマグレだったかもしれない」という疑問が捨てきれないので、いったん保留して16番ビルボードクィーンを調べてみることにします。
3番人気の馬の実力を検証する
16番ビルボードクィーンは単勝人気こそ8番ネフェルタリに劣っていますが、コンピ指数で比べると8番ネフェルタリよりも高くついています。
引用:JRA
3着内率も5割を超えていますし、騎手の新馬戦から岩田康誠騎手の継続騎乗なのでテン乗りによるマイナス評価もありません。
また今回がダート初出走なので、その点もプラスに評価できます。
未勝利戦でダート初出走の馬は好成績を残す傾向があります。そのため、ダート初出走の馬が検証対象にいた場合は実力を上方修正して検証しましょう。
さらに複勝オッズだけを比べると8番ネフェルタリよりも好条件のため、投資をするなら8番ネフェルタリよりも16番ビルボードクィーンの方が良いと判断しました。
阪神競馬場3レースはどの馬の馬券を買えばいいのか?
コンピ指数70台だった3頭
- 10番メイショウキリモン
- 8番ネフェルタリ
- 16番ビルボードクィーン
のうち、8番ネフェルタリよりも16番ビルボードクィーンの方が投資として旨味があるので8番ネフェルタリの選択肢が消えます。
次に10番メイショウキリモンと16番ビルボードクィーンですが、それぞれの複勝オッズを見ると10番メイショウキリモンはガチガチの一番人気のため、複勝オッズを買っても払戻金130円以上が期待できません。
複勝馬券で投資をする場合、払戻金が130円以上ないと馬券を買うメリットが少ないため複勝オッズの下限が1.3倍未満の馬は馬券を買う馬として除外します。
また10番メイショウキリモンが3着以内に入るのは確実と仮定した場合、8番ネフェルタリが万が一飛べば16番ビルボードクィーンの払戻金は跳ね上がるため、今回は16番ビルボードクィーンで投資すると決めました。
阪神競馬場3レースで「保険」はあり?
1番人気の馬ではない馬で投資をする場合「外れたらどうしよう」という不安から保険を掛けたがる人もいるかもしれません。
ワイド馬券で投資をするなら複勝馬券で保険をかけるのはアリですが、今回は16番ビルボードクィーンの複勝馬券で投資をするため保険をかけません。
そもそも「複勝2点買い」はメリットに見合うリスクではないため選択肢としてはナシです。
複勝で投資競馬をするなら「複勝一点買い」が基本となります。
阪神競馬場3レースの結果は?
「気を付けた方が良いレース」の特徴を持っている阪神競馬場3レースであえて複勝一点で投資をしましたが、結果は無事に的中しました。
しかも思惑通り8番ネフェルタリが沈んだため複勝で170円もついたため、今回の投資は大成功と言えるでしょう。
とはいえ複勝で190円もついたのは8番ネフェルタリが飛んだからであり、8番ネフェルタリが3着以内に入ってきたらおそらく限りなく下限に近かったと思います。
それでも16番ビルボードクィーンであれば170円はついたので、複勝一点買いでの投資としては十分な利益です。
今回の投資競馬のポイント
今回投資した阪神競馬場3レースはパッと見た感じ選びやすいレースですし、実際にきちんと検証すれば投資しやすいレースだったと思います。
しかしだからと言って安易に手を出すと失敗する可能性があるレースでもあるので注意してください。
- コンピ指数70台の馬が3頭いるレースは注意が必要
- きちんと検証して勝機があるなら投資する価値あり
- 検証して1頭に絞り込めないならスルーも選択肢に入れる
目安としては5分悩んで結論が出ないレースは手を出すべきレースではありません。
数字だけを見て判断するのではなく、しっかりと出走する馬の実力や他の馬との比較をして投資するレースを選んでくださいね。