競馬でお金を稼ぐのに、馬券の買い方だったり軸馬の見つけ方が大切だと考えている人も多いと思いますが、実はそれだけでは満足した金額を手にすることはできません。
確かに馬券の買い方や軸馬の見つけ方、もっと言えばレースの選択方法なども競馬でお金を稼ぐには重要です。
しかしそれ以外にも、競馬でお金を稼ぐために必要なものがあります。
それが『勝負勘』です。
事実、競馬でお金を稼げている人の多くには勝負勘が備わっており、それによってチャンスを見つけたり、不的中になりそうな馬券を見つけてお金の損失を防ぐことができているのです。
ではどのようにして競馬でお金を稼ぐ勝負勘を身につければいいのか?
ここでは、競馬で稼ぐ人達がこぞって身につけている勝負勘の養い方を紹介します。
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競馬でお金を稼ぐための勝負勘とは?
そもそも勝負勘とはどういったものなのか?
勝負勘とは、特定の状況下において
どう行動すれば安全なのか
どう判断すれば最もリスクが低いか
などといったことを瞬時に判断する力のことを指します。
将棋などでも、勝負勘がいい棋士は序盤から中盤にかけてややおされ気味の展開だったとしても、終盤の一手で戦局をガラッと変えて勝ちにもっていきます。
また麻雀でも、経験を積めば積むほど何を切れば安全なのか、誰が何を持っているのかを捨て牌などから瞬時に読み取って最善の道を進むことができたりします。
つまり勝負勘とは、その場の状況を瞬時に理解して、最善の行動や判断を思考をほぼ通さずに結論まで持っていく力のこと。
そういう意味では「将棋のプロから学ぶ競馬の直感を鍛える5つの方法」で紹介した直感と類似している部分があります。
競馬において勝負勘を持つことによって、より確実に馬券を的中させることができます。
それは
・どんなシチュエーションだったら馬券が当てやすいか
・どんな状況だったら外すリスクが高いか
などといったことが、見ただけで瞬時に判断することができるからです。
そして、傍らか見ると勝負勘を持っている人は百発百中で馬券を的中しているように見えるため、そうした人達の馬券の買い方や馬の選び方などを真似すれば勝てるようになる!と勘違いする人が続出するわけです。
しかし、勝負勘を持っていたとしても、実際は負ける時は負けているしいつも的中しているわけではありません。
ただ“お金を稼ぐ”という観点からすれば間違いなく勝負勘を持っている人は稼ぐことができているでしょう。
お金を稼ぐ勝負勘がある人とない人との違い
先ほども少し話しましたが、勝負勘を持っている・持っていないに関わらず、競馬をする人誰もが必ず馬券を外します。
なぜなら競馬において“的中率100%”は存在しないからです。
仮に複勝オッズ【1.1-1.1】の馬に複勝で買ったとしても、この馬が勝つ確率は極めて高いでしょうが100%勝つとは断言できません。
その馬が100%の力をレースで発揮できるかどうかは分かりませんし、馬場状態などによっても馬の実力は左右されるから。
いわゆる“荒れるレース”になる可能性が1%でもある限り、どの馬が100%勝つかを断言することは不可能・・・ということです。
にもかかわらず、勝負勘を持っている人はまるで百戦百勝のようにバンバン馬券を的中しお金を稼いでいます。
ただ正確に言うと稼いでいるように見えるだけ。
実はここに勝負勘がある人とない人の違いがあるのです。
勝負勘がある人は、ロジックに従っていて馬券を買っていてもちょっとした気になるポイントを発見し、それによってとっさに馬券を買うのを控えたりすることが多々あります。
単純に的中率が40%ほどのロジックで取り組んでいた場合、60%は不的中になる計算になります。
この60%の確率になる要素を、狙っている馬の情報や他の馬の情報などからすくい取り、はずれ馬券を買う可能性をとっさに潰しているのです。
しかし勝負勘がないと、とりあえずロジック通りに馬を選んで馬券を買うことしか頭にないため、60%の不的中の確率につかまりやすい。
しかも応用が利かないため、本当は買ってはいけないようなレースもロジック通りに買ってしまうため、的中率も回収率もどんどん悪くなってしまうのです。
つまり勝負勘を養うことによって、競馬で稼ぐことにおいて不要な馬券と必要な馬券を瞬時に見極めることができる。
実際に競馬で稼ぐ人と言うのは、稼げない人に比べて1日の馬券の購入回数は少ない傾向にあります。
中には1日1レースで数万円の利益を出している人も珍しくありません。
競馬でお金を稼ぐ勝負勘を養う3つの方法
競馬で稼ぐにあたって勝負勘のある・なしによって結果が大きく変わってくることは間違いありません。
とはいえ、勝負勘を身につけるにはどうしたらいいのか?
そもそも勝負勘とは自分の中の感覚を磨くことであり、ロジックのように理論的になっているわけでも、利益のように数値化できるものでもありません。
ですから、自分の勝負勘がどのくらいで周りのどのくらい差がついているかを測るのは不可能です。
ただ少なくとも、競馬で稼ぐ人達はそれなりの高い感度の勝負勘を持っていることは事実。
では彼らがこれまでどうやって競馬に対する勝負勘を磨いていったのでしょうか?
その方法は人によってさまざまですし、これといった具体的な方法が確立されているわけではありませんが、少なくとも次の3つをすることで競馬の勝負勘を磨かれると思います。
勝負勘の養い方1)とにかく競馬に触れる
競馬で稼ぐ人達はとにかく競馬を知っています。
この「競馬を知る」というのは、単純に競馬の知識があることを言うのではなく「お金を稼ぐための競馬」を熟知しているということ。
例えばオッズの開きやつき具合によって荒れるレースかどうかを見極めたり、どんなレース展開になるのかまでもおおよその見当がついているのです。
なぜなら、そういったレースをこれまで何度も見て体験しているから。
つまり、多くのレースを見てきたことによって、ある程度のパターンがその人の中で確立されているため、瞬時にどういうレースになるのか、狙い目はどこなのかを判断できるようになっているのです。
極端な言い方をすると“習うより慣れろ”を実践することが、勝負勘を養う最も効果的な行動なのです。
勝負勘の養い方2)シュミレーションをする
競馬で稼ぐためには、各レースの結果を予想して当てることが必要になってきます。
そのために必要なのは「どんなレースになるか?」を常に考えながらレースを見ることで、これを続けていくうちにどんどんと勝負勘が磨かれていきます。
競馬で稼げない人達は結果ばかりをおいかけ「なぜそうなったのか?」をあまり深く追求しません。
しかし、過程を経ずして結果を得ることはできず、どんな過程でこのような結果になったのかに目を向けなければいつまで経っても勝負勘は磨かれないのです。
そういった過程に目を向ける意味でも、各レースでシュミレーションをするように心がけてることは大事。
また、シュミレーションができない(やっても結果が分からない)レースに遭遇した場合は、勝馬を選ぶことができないわけですから、無理に馬券を買わないにすれば、それだけではずれ馬券を掴まされる可能性を減らすことができます。
勝負勘の養い方3)結果から“都合のいい”解釈を考える
これは過去のレース結果を検証する際にやってもらいたい事で、言うなれば結果から過程を逆算する場合です。
レース結果を見てなぜこの馬が勝ったのか?なぜ他の馬達は勝てなかったのか?などを考え、過程を検証しようとする場合、数字だけではどうしても具体的な部分まで見ることはできません。
その時に「きっとこういう理由で勝てたんだ」という自分勝手な解釈で無理やり結論まで持っていくことで、過程を経験値の中に蓄積していくのです。
半ば強引なやり方かもしれませんが、これを繰り返していくだけでも、なんとなく共通項みたいなものが見えてきます。
「あれ、似たようなレースが何処かにあったぞ」みたいな。
その共通項が成り立っている回数がそれなりにあれば、それはいわゆる「勝ちパターンの絵」なのです。
お金を稼ぐ勝負勘を養うには「積み重ね」が大切
競馬でお金を稼ぐには、的中馬券を導き出すためのロジックや方程式があり、それを知ることが近道・・・と考えている人もいるようですが、実はこうしたロジックや手法を知っても競馬で稼ぐことはできません。
なぜなら、ロジックや手法というのはあくまでも“手段”であり、料理で例えるなら包丁や鍋と言った“道具”だからです。
どれだけ高級な道具を使っても、その道具を使う人が下手だったらおいしい料理はできませんよね?
ここで紹介した勝負勘とは、まさに競馬のロジックや手法を上手に使うための“腕”であり、真っ先に身につけるべきことでもあります。
もし情報商材などを買って、その教材に書かれたロジックを実践しても結果が出ないのであれば、まずはそのロジックをひとまず棚上げして、ご自身の勝負勘を養ってみてはいかがでしょう。
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