「万馬券を的中させて一攫千金を狙いたい」
そんな希望をもって競馬に挑んでいる人も多いはず。
しかし現実は、どんな予想をしても馬券がはずれ、一攫千金どころかどんどん競馬にお小遣いを吸い取られてしまっているのではないでしょうか。
一度でも万馬券を的中させてしまうと、高配当の魅力に取り憑かれ、荒れるレースばかりを追い求めてしまいがちです。
しかし、闇雲に狙うだけでは万馬券は一向に当たりません。
高額配当を狙って的中させたいのなら、払戻金が高騰するほど荒れるレースに狙いを絞って馬券を買い続ける必要があります。
本記事では、払戻金が高額になる可能性を秘めている「荒れやすいレース」の見つけ方について紹介します。
具体的なレースの絞り方はもちろん、荒れるレースを狙うメリット・デメリットについても解説するので、ご自身の競馬スタイルに合わせた戦略を構築しましょう。
荒れやすいレースの定義
最初に競馬における「荒れやすいレース」の定義について解説します。
荒れやすいレースとは、上位人気に支持された馬が馬券外に沈み、中位人気以下の馬が食い込んでくる可能性が高いレースのことです。
競馬のオッズは馬券購入額によって変動し、買われている馬券(世論に評価されている)ほどオッズが低く、買われていない馬券ほどオッズが高くなります。
レースで波乱が起きると、馬券種で高配当が期待できます。
上位人気の馬が馬券に絡まない可能性が一定以上あるレースを総じて「荒れやすいレース」と読んでいます。
荒れやすいレースが生まれる理由
競馬では、レースによって荒れやすさが異なります。
なぜなら、オッズはあくまで多くの予想家の集合体であり、絶対的な実力を保証するものではないからです。
そもそも競馬の人気順位は、馬券の購入金額(単勝オッズ)から算出されるため、馬の実力差に関わらず必ず格付けされます。
そのためレースによって上位人気の信頼度が変わってくるのです。
同じ上位人気でも、勝つ根拠(信頼度)が高いレースもあれば、根拠が乏しいレースもあります。
つまり、レースによって各馬の人気に対する信頼度が異なるため、レースによって荒れやすさが異なるのです。

荒れやすさを調べることが得意なレースを見極める大きなポイントです
「荒れやすいレース=稼ぎやすいレース」は誤解
人気順位の信頼度によってレースの荒れやすさは変わりますが、1つだけ勘違いしてはいけないポイントがあります。
それは「荒れやすいレース=稼ぎやすいレース」ではないこと。
荒れやすいレースとは、いわば人気順位通りの決着にならない可能性が高いため、狙いが絞りにくく当てることが非常に困難です。
しかも「荒れやすいレース」と判断しても、人気順位通りの結果になることも珍しくありません。
また、荒れやすいレースで的中させるには1点買いをはじめとした小数点数で当てるのは難しいため、多点買いで攻めるのが一般的です。
多点買いすることで的中率は上がるものの、それでも外れるリスクは十分あるうえに、的中しても払戻金が掛け金の総額を下回る「トリガミ」になる可能性だってあります。
荒れるレースを狙うのはハイリスク・ハイリターンな博打であることを理解し、資金管理を徹底した上で挑みましょう。



宝くじを買う感覚で勝負するくらいがちょうどいいです
競馬で荒れやすいレースの特徴と見分け方
よりかんたんに予想できるレースを見極めたり、高額配当を狙ったりするためにも荒れやすいレースの特徴や見分け方は知っておいて損はありません。
一般的に荒れやすいと言われているレースは以下の通りです。
出走頭数が多く実力が均衡しているレース
傾向として、出走頭数が多いレースほど荒れやすいと言われています。
出走頭数が多ければ確率的に1頭あたりの馬券になる確率が下がるため、選択肢が増えることによって予想が困難になるからです。
さらにフルゲートに近い多頭数で、かつ上位人気馬と中位人気馬の実力が均衡していると、荒れる可能性は格段に高まります。
実力が拮抗していると、レースの主導権を握る馬が特定しづらくなり、馬券候補を絞り込みが難しくなります。



特定のメインレースが「荒れやすい」といわれるのはこうした理由があるからです
メイクデビュー
新馬戦(メイクデビュー)は、最も予測が難しいレースのひとつです。
競馬の実力を調べる手段として、過去の出走データから導き出す方法があり、得意な距離や相性の良い騎手などさまざまな情報から馬券の可能性を模索できます。
しかしメイクデビューに出走する馬は初めてのレースのため、過去のデータが一切ありません。
頼れるのは血統や調教内容、騎手といった断片的な情報のみであり、その判断基準自体が不透明です。
プロの予想家であっても実力を見誤る可能性が高く、思わぬ大穴が飛び出すケースは珍しくありません。



競馬指標はあるものの予想材料が少ないため荒れやすいです
障害レース
障害レースは荒れやすいレースとして非常に有名です。
なぜなら、障害レースには通常の平地競争にはない「落馬」というリスクがあるからです。
どれほど圧倒的な実力を持つ人気馬であっても、障害飛越のミスで落馬すればその時点で「はずれ」が確定します。
落馬リスクは人気に関わらず全馬共通であるため、平地レースよりも荒れる可能性が格段に高いです。
落馬の可能性は分析できないためもっとも予想が難しいです
1番人気の信ぴょう性が低いレース
全レースで1番人気の馬は必ず存在しますが、信ぴょう性はレースによって異なります。
そのため、レースによって「なんでこの馬が1番人気なの?」と疑問が出てくることも珍しくありません。
特にメインレースでは、自称専門家や競馬評論家の意見に大衆が流され、実力以上の過剰人気となっているケースが散見されます。
オッズ以外の競馬指標や馬柱をチェックして、人気順位と実力の序列に相関性がないと感じたレースは荒れる可能性を考えても良いでしょう。



分析方法によって荒れやすいレースが変わります
展開に左右されやすいレース
開催されるレース条件や出走馬などによってもレースの荒れやすさは大きく変わります。
例えば逃げ馬が多すぎればハイペースになり、上位人気馬がスタミナを消耗して馬群に沈むこともあるでしょう。
また、馬場状態も重要な要素であり、実力が発揮できない環境下では波乱が起きやすいと言われています。
レース展開や条件などによる荒れやすさは「通説」に近いため、信じる・信じないは人によって異なります。



自身の経験上によって判断が異なります
荒れやすいレースを狙うメリット
荒れやすいレースは、馬券の予想が難しいものの、それでも勝負する価値が十分あるだけのメリットがあります。
荒れやすいレースであえて勝負するメリットを以下にまとめました。
少額で高額配当を狙える
荒れやすいレースを狙うことによって、少ない資金で大きな利益を得られるチャンスがあります。
荒れやすいレースでは、人気順位通りの結果にならない可能性があり、万馬券が発生することも珍しくありません。
過去に払戻金が100万円を超えたことは何度もありますが、荒れやすいレースに狙いを絞ることで高額配当獲得の期待値を高めることができます。



競馬にロマンを求めている人ほど荒れやすいレースを狙うのがおすすめです
1回の的中で収支をプラスにできる
荒れやすいレースを狙うことによって、トータルの競馬の収支を1回の的中でプラスにすることが可能です。
荒れやすいレースで購入する馬券は、あえて中位人気以降から馬を選び高額配当を狙うのが一般的な戦略です。
予想は難しいものの、しっかりとロジックやルールを決めて取り組むことで、今まではずした分の損失を1回の的中でプラスにひっくり返すことも不可能ではありません。



戦略的に高額配当を狙うなら荒れやすいレースの目利きは重要です
資金効率が跳ね上がる
荒れやすいレースを狙うメリットとして「勝負するレース数の少なさ」が挙げられます。
実は競馬において万馬券が発生する確率は決して高くありません。
そのため、どのレースでも高オッズ帯の馬券を買い続けると、的中する前に資産がなくなって退場を余儀なくされます。
しかし荒れやすいレースだけに照準を絞って馬券を買うことで、勝負する数自体が減らせるためはずれ馬券を買うリスクを抑えられます。
荒れやすいレースだけに狙いを絞れば、運が良いと200%超えの回収率も不可能な数字ではありません。



買い目次第ですがトリガミになりにくいのもメリットです
荒れやすいレースを狙うデメリット
荒れやすいレースには、夢がある一方で厳しい現実もあります。
デメリットを正しく理解して取り組まないと、大事な資金がすごいスピードでなくなっていき、あっという間に破産してしまいます。
資産を守るためにも、荒れやすいレースを狙う際のデメリットを理解して取り組みましょう。
的中率が低い
荒れやすいレースに狙いを絞っても、そのレースが必ず荒れる保証はどこにもありません。
そもそも荒れるレースは馬券の可能性が広く、的中馬券を見極めるのも一苦労です。
そのため、的中率がかなり低くなります。
的中率が低くても当たった時に損失を回収できるだけのプラスはある一方、何連敗もする可能性も高いため、メンタルがやられてしまう人も少なくありません。



的中率が10%未満になる覚悟を持って取り組む必要があります
破たんリスクが高い
荒れやすいレースばかりを狙っていると、的中率が下がるだけでなく資金の損失額も大きくなりがちです。
荒れやすいレースは中位人気以降から馬を選ぶ必要があるため、選択肢が非常に広く、多点買いをしないとまず当たりません。
しかも5連敗や10連敗をすることだって珍しくないため、的中させる前に資金が底をついてしまう危険性も十分考えられます。
一撃の的中ですべてを回収できるとはいえ、その前に手元の資金が尽きてしまえば元も子もありません。
破産のリスクと常に隣り合わせなのが、荒れやすいレースを狙う大きなデメリットです。



5万円程度の資産なら1ヶ月でなくなる可能性は十分にあります
収支が不安定になる
荒れやすいレースは的中率が低くなるため、収支が不安定になりやすいです。
的中率が60~70%あれば、2レースに1回は的中する計算になるため、掛け金や狙うオッズを調整すれば月間で安定した利益を出すことは難しくありません。
しかし荒れやすいレースを狙うと、的中率は10%を下回る可能性も十分あります。
そのため、1ヶ月競馬を続けて1回も的中しないことだって考えられます。
年間収支で見れば、レース厳選の仕方や馬券の買い方次第では安定させることはできるかもしれませんが、短期スパンでの収支の安定はほぼ不可能です。



1日も早く稼ぎたいと考える人ほど荒れやすいレースを狙った競馬投資はおすすめしません
競馬投資の視点で考える荒れやすいレースとの向き合い方
最後に競馬投資の観点からみた荒れやすいレースとの付き合い方について解説します。
競馬を投資として挑むなら、的中率を安定させて回収率を一定に保つような買い方を心掛けるのがポイントです。
そのためには「荒れやすいレースをどう扱うのか?」を考えた戦略で挑まなければいけません。
具体的に競馬投資をするなら、荒れやすいレースに対して以下の考え方を持つようにしましょう。
「荒れるか?」より「勝てるか?」が重要
競馬投資をするうえで、レース選択ははずれ馬券を買うリスクを減らす効果があるため非常に重要です。
荒れやすいレースで勝負することで的中した時のリターンが期待できる反面、的中自体が難しいため、基本的に荒れやすいレースはスルーが正解です。
競馬投資においての優先順位は「いかにレースが荒れるか?」よりも「どれだけ予測がかんたんか?」で勝負するレースを選びましょう。
競馬投資として挑むレースの特徴については以下のページで紹介しています。



戦略に合ったレースを選んで効率よく取り組みましょう


高配当狙いなら荒れるレースしか勝負しない
競馬を投資として挑むにあたって、狙うレースの選択基準は人によって異なります。
もし高配当をメイン戦略にするのであれば、手堅いレースはすべて無視して、荒れる可能性が一定以上あるレースに狙いを絞ってください。
勝負するレースと見送るレースのメリハリをつけることで、外れるリスクを徹底的に排除し、購入資金も最小限に抑えられます。
特に高額配当を狙う戦略の場合、的中する前に資金が枯渇するリスクも無視できません。
1~2ヶ月で結果を出すのではなく、長期的な視点でじっくりと腰を据えて勝負する戦略で挑みましょう。



連敗してもいいように資金と掛け金には注意してください
安定した利益を求めるなら荒れるレースは「見送り」
競馬で安定した利益を求めているなら、荒れやすいレースを見つけたら馬券を買わず、別のレースを探しましょう。
競馬で稼ぎたいのなら、高額配当を狙わないといけないわけではありません。
1.3倍や1.5倍のオッズを複利を用いて買い続けることで、資産は雪だるま式に増えていきます。
大事なのは自分の得意な分析方法や勝ちパターンを確立して、継続して買い続けること。
競馬を投資として稼ぐためのポイントを以下のページでまとめているので、本気で競馬を収入源の1つにしたいと考えるなら、ぜひ参考にしてください。



荒れやすいレースを見送ることで不的中リスクを避けられます


まとめ
- 荒れやすいレースとは上位人気の信ぴょう性が低いレースのこと
- 荒れやすいレースを狙うことで高額配当が期待できる
- メイクデビューや障害レースは荒れやすい傾向がある
- 馬券になる馬の絞り込みが難しいため荒れやすいレースは的中が難しい
- 狙い目のオッズによって荒れやすいレースを狙うのはアリ
ここまで荒れやすいレースの狙い方や具体的な活用法についてお話してきました。
競馬で荒れやすいレースは、高配当の魅力がある一方で、高いリスクを伴う諸刃の剣です。
荒れるレースの特徴や見分け方を理解することで「勝負すべきレース」と「見送るべきレース」が選別でき、自身の戦略にあったレースを絞るきっかけになります。
どんな競馬スタイルにせよ、荒れやすいレースを見極めることができれば、より効率性が増して競馬で稼げる可能性が上がります。
レースの荒れやすさを正しく調べる方法を身につけて、自身の競馬戦略に活用してください。





