現在競馬を取り組んでいる人の中には『競馬で儲ける方法』をマスターしようと思って言う人も少なくないでしょう。
ところが、ほとんどの人は競馬で儲ける方法について誤解した認識を持っていたり、間違った解釈をしている傾向があります。
競馬で儲ける方法とは、競馬を使ってお金を稼ぐことであり、極端な言い方をすればたとえ10回不的中になっても1回の的中でその日のトータルがプラスにすることができれば、それが正解と言えます。
つまり、最終的に競馬をする前よりお金が増えれば、その方法こそが競馬で儲ける方法なのです。
この競馬で儲ける方法をマスターするためには、競馬についての知識やスキルを学ぶのと共に、資金を正しく管理する方法についても勉強する必要があります。
そしてそれ以上に“競馬で稼ぐ”において知っておかなければいけない真実を理解し、そこから目を背けずに取り組む姿勢が大切なのです。
ここでは、競馬で儲ける方法を学習する前に知っておくべき3つの“競馬における真実”についてお話しますので、これらを念頭に投資競馬の手法を勉強してみてください。
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競馬で儲ける方法に“簡単なもの”はない
一見すると、競馬でお金を稼ぐ人はとても簡単に買い目を出して淡々と的中させているように見えるかもしれません。
でもそれは競馬成功者の“光”の部分であり、それ以上に買った馬券を外していることも珍しくありません。
そもそも競馬で稼ぐためには「敗者」の存在が必要不可欠です。
仮に馬券購入者が100人だけだとして、100人全員が全く同じ馬券を購入すれば、当然払戻金の回収率は100%になり、的中しても賭け金がそのまま返ってくるだけ・・・となります。
どんな馬券でも的中した人がいれば不的中になった人がいますし、その不的中になった馬券に賭けられた金額を的中した人達で山分けというのが、払戻金の本質です。
つまり、競馬で稼げている人はそれぞれに馬券の選び方や馬の選ぶ際のファクターが異なりますし、そもそも勝負するレースすら異なります。
こうして言われてみると「何を当たり前な・・・」と思うかもしれませんが、実はこのことを自覚していないと競馬で儲ける方法は習得できません。
例えば「誰がやっても同じ買い目、同じ結果になりますよ~」と謳ってある競馬の情報商材があったとしましょう。
この商材のセールスページを読んで「これなら自分も競馬で稼げるかも!」と思って購入し、商材の内容を確認してその通り実践しても、おそらくほとんどの人が失敗します。
なぜなら、同じ買い目、同じ結果になるロジックや手法など存在しませんし、百歩譲って存在したとしてもこの方法で稼ぐことは無理だからです。
同じ方法で買い目を出して馬券を買えば当然オッズは下がります。
そうなれば、的中率はが上がっても回収率が下がるため、思った以上の利益が取れないか最悪トリガミになることだってあります。
もちろん情報商材で公開されているロジック全てが悪いわけではありませんが、そこに自分自身の経験や知識などを組み込んでアレンジしていかないと、一時期は稼げても継続的に利益を出すことができません。
『誰でも簡単に競馬で儲ける方法』を求めている限り、一生競馬で稼げないと思ったほうがいいでしょう。
競馬で儲ける方法と馬券を的中させる方法は違う
現在競馬でお金を稼ぐことができている人はわずか5%ほどで残りの95%は競馬でお金を失っているのが現状です。
この数字を見て「競馬で儲けることなんかできないよ・・・」と諦めてしまう人もいるかもしれませんが、そもそも競馬とはそういうものです。
例えば、16頭立てのレースの場合、単勝でも的中する確率は1/16ですし、最も的中率が高い複勝でも3/16ですから、馬券が当る確率よりも当らない確率の方が高いことが分かります。
ここから様々な情報やフィルターを通して分析・予想することで的中する確率を上げていくわけですが、その前に「当らなくても当然なのが競馬」だということを認識しなければいけません。
事実、競馬で稼ぐ人達でも50%以上の的中率がある人はほぼいません。
「1億円を競馬で稼ぐ人が実践している3つのポイント」で紹介している人も、的中率は決して高くありません。(たしか単勝で15%くらいだったと思います。)
当らないことを前提に競馬を考え、資金管理を徹底する・・・これは競馬で稼ぐ上で決めなけければいけないルールの1つでもあります。
ところが現在競馬で勝てない人のほとんどは、競馬で儲ける方法を勉強する際にこうした競馬の本質を見失ってしまいます。
教えてもらったとおりに実践したけどなかなか的中しないと「この人の言っていることはデタラメだ!」と教えてくれた人に責任転嫁をする傾向があります。
競馬手法を教えている人全てが正しいことを言っているとは断言できませんが、少なくともそれだけが競馬で勝てない原因ではありません。
もし「競馬で勝てないのが当然」ということを自覚しているのなら、教えてもらったことを過去のレースなどで検証したり、まずは100円くらいに賭け金を抑えて買ってみたり、また買わずにシュミレーションしたりして、教えてもらったことの確認と練習をするはず。
スポーツでも、試合前に練習もしない人が本番でいきなり実力を発揮することはできませんよね?
冷静に考えて「競馬でお金を稼ごう」と考えている時点で、すでに一般的な人とズレた考えを持っていることになります。
だとするならば、一般的な考えや常識といったものを捨て、フラットな姿勢で学習しなければ競馬で儲ける方法は取得できないでしょう。
競馬で儲ける方法に“方程式”はない
これは情報商材を買って勉強しようとしている人に見られる傾向ですが、競馬で儲ける方法に特定の法則があると思い込んでいます。
・こうすれば来る馬が分かる
・こうやって馬券を選べば的中する
・ここを見れば軸馬が選べる
こうした特定の方程式が存在すると、勉強するほうもまずはそこさえ覚えておけば競馬で稼げるようになります。
ところが残念ながら競馬で儲ける方法にこうした方程式は存在しません。
もちろん教材ではより分かりやすくするためにある程度ロジックに近い形で紹介していますが、その通りにやっても結果はついてこないでしょう。
その理由は、教材で紹介されている方法の多くはあくまでも基本であるのに対して、開催されるレースでは基本どおりの状況になることの方が圧倒的に少ないからです。
つまり基本を覚えるだけでなく、そこから応用を利かせてられるようにならないと競馬で稼ぐことはできないということ。
教材を活用して身につけるべきことは、基本ではなくあくまでもそこから応用につなげられる力なのです。
では基本から応用につなげるためにはどういったことに着目すればいいのか?
具体的な方法はありませんが、あえて1つ挙げるとするならば“メリハリのある習慣”を身につけることです。
競馬で勝てる人達はロジックや手法、さらには競馬に関する知識だけでなくこれまでの経験や直感も重視して馬券を選んでいます。
例えば、オッズ2倍以上の馬を軸馬にして買っていた馬券がことごとく不的中になった場合「オッズ2倍以上の馬は軸馬にしちゃダメだ」ということを経験から知ることができますよね?
こうした自分だけのルールやフィルターをかけることができるようになることで、基本的な馬券の選び方がどんどんアレンジされ、オリジナルの儲ける方法を取得することができるのです。
そして経験や直感を効率よく積むためには、メリハリのある習慣で取り組むことがベストです。
競馬で儲ける方法習得に欠かせない3つの習慣
先ほど、競馬で稼げるようになるための方法のとして“メリハリのある習慣”を挙げました。
そもそも投資とは、人によって持っている資金が異なりますし、それによって月々得られる利益の限界も変わってきます。
競馬で例えるなら、1000円しか持っていない人と10万円持っている人とでは、変える馬券の点数の限界はもちろん、1点当たりの馬券の重みだって違っていますよね?
そのため、自らの投資のルールを設け、そのルールに従って取り組むことが、投資でお金を稼ぐための基本ともいえます。
これは投資競馬をする際にも言えることで、競馬の取り組み方や掛け金における自分のルールをきちんと決め、それに従ってやらない限り、いつまで経っても競馬で稼ぐことはできません。
これを“メリハリのある習慣”といいます。
そして投資競馬をする際には、“時間帯”“競馬場”“選び方”の3つを自分なりのルールを決めてそれに遵守することが大切。
では、この3つのルールを、具体的にどのように決めればいいのか?
そのヒントを1つずつお話ししていきます。
1:競馬をする「時間帯」を決める
中央競馬の場合、朝の10時前から夕方の4時過ぎくらいまでほぼ10分ペースの間隔でレースがスタートします。
そして「出走時間や種類って関係あるの?競馬のレース別攻略法」でも紹介しているように、各レースによってそれぞれ特徴が異なりますし、それによって予想の仕方も微妙に異なる場合もあります。
つまり、自分が最も的中させやすい時間帯に絞って勝負をかけるのが最も効果的だということ。
あえて勝率の低い時間帯で馬券を買うのは避け、予想しやすい時間帯を見つけ、そこで資金を集中投下して賭けるのが、投資競馬としては正しい行動です。
こうした行動をとるためには、まず自分がどの時間帯で勝負するのがベストなのかを見極めることが大切であり、その時間帯に競馬をチェックする習慣がついているかどうかがポイントとなってきます。
2:その日勝負する「競馬場」を決める
基本的に中央競馬は毎週土日に2会場もしくは3会場で開催されます。
会場が違えば当然走るコースだって変わってきますし、各会場によってコースの作りは異なりますので、同じ距離のレースでも勝つ馬のポイントなどは変わってきます。
そのため、本人はあまり自覚がなくても得意な競馬場とそうでない競馬場があることが多々あるため、なるべく得意な競馬場に絞って勝負したほうがいいでしょう。
まずは今まで自分が賭けてきた馬券から得意な会場とそうでない会場を振り分け、なるべく得意でない会場ではやらないようにしてみてください。
それだけでも不的中になる確率が減り、余計な資金損失を減らすことができます。
3:競馬の取り組み方を徹底する
競馬で稼ぐ人達は、必ず一定期間における目標をコミットし、それを達成するような戦略を考えてから競馬に取り組んでいます。
例えば月間で5万円の利益を出したいのであれば、一週間で約1万3千円の利益を出す必要があり、1日辺り7~8千円稼ぐことが目標になります。
そして自分が複勝で2倍台のゾーンを狙うとしたら、1回あたりの賭け金は当然7千円前後となる。
さらにここで自分の的中率を加味すると・・・というように、目標金額から逆算するように戦略を立てていけば、今日は一体いくらの資金が必要なのかが明確になります。
この必要資金がハッキリすると、いくらの利益が出たら手仕舞いすればいいのかも、いくら損が出たら撤退するのかも明らかになり、投資競馬で最も必要な“引き際”のラインが分かります。
ただし特定の馬券種にこだわる必要はありません。
馬券種を固定してしまうと、ワイドで買っておけば的中したのに馬連で買ったから外れた・・・ということになる可能性が高くなります。
あくまでも「いくらの利益がほしいのか?」を基準に考え、それ以外は柔軟な判断ができるようにシュミレーションや過去検証で練習することをお勧めします。
競馬で儲ける方法とは『馬券の買い方』ではない
いかがでしたでしょうか?
もしかすると「誰でも百発百中で馬券を的中できる方法」が書かれてあると思ったかもしれませんが、そういったものを追いかけている限り、競馬で稼ぐことはできないでしょう。
なぜなら、どんな馬券の買い方をしても必ず不的中になるリスクがあるからです。
そのことから逃げている限り、いつまで経っても競馬で儲ける方法を取得することはできません。
競馬でお金を稼ぎたいのであれば、もっと根本的な部分を改善する必要があります。
そうすれば自ずと馬券の買い方も変わってきますので、馬券の買い方を求める前に、自分がどんな気持ちで、何を目的として競馬に取り組んでいるのかを振り返ってみてください。
きっとそこに、競馬で儲ける方法を取得するためのヒントが隠れているはずですから。
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