生活費を競馬で稼ぐ・・・おそらく競馬をしている人であれば、一度は考えたことがあるのではないでしょうか?
競馬は買った馬券が的中すれば、オッズと掛け金次第では何十万円ものお金を稼ぐことができます。
そして、馬券の買い方や馬の選び方を極め、コンスタントに馬券を的中させることができれば、生活費を競馬で稼ぐことができている人も中にはいます。
そんなことができれば、毎日仕事に行かなくても大好きな競馬でお金を稼ぐという悠々自適な生活が送れる・・・と思いませんか?
しかし、競馬で生活費を稼ぐのであれば、他の人達と同じように馬券を買ったりしていては到底かないません。
少なくともこれからお話しする3つの決め事をしっかり決め、それを守って取り組むことが競馬で生活費を稼ぐためには必要不可欠です。
では、その3つの決め事とは一体なんなのか?
これから1つずつ説明していきます。
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1ヶ月あたりの競馬で稼ぐ目標利益を決める
かなり当たり前な事ではありますが、実は競馬で勝てない人ほどこうした目標を決めず、感情の赴くまま馬券を買っている傾向があります。
毎月いくら稼ぎたいか?
そのためには1日いくら稼ぐ必要があるのか?
こうした数字を明確にすることで、狙うオッズのゾーンが決まったり、その利益を得るための必要資金が変わってきます。
例えば、1ヶ月20万円あれば生活できるのであれば、1ヶ月当たりの目標金額は20万円・・・となりますよね?
ということは、競馬は1ヶ月に8~10回ありますから、1日あたり最低でも2万5千円以上稼ぐ必要がある。
仮に狙っているオッズ(合成オッズでも可)が2倍だとするならば、2万5千円稼ぐためには最低でも2万5千円必要になる。
さらにここで、自身の的中率を加味すると・・・というように、1ヶ月当たりの目標金額をハッキリさせるだけで、どんなレースを1日何回取り組まないといけないか?が明確になります。
すると『競馬で生活費を稼ぐための必要資金』がいくらなのかも明らかになります。
競馬で生活費を稼ぐには、掛け金が必要不可欠であり、この掛け金がいくらあるかによって取り組み方が大きく変わってきます。
特に競馬で“百発百中”はあり得ないわけですから、買った馬券が外れることも考えて、ある程度余裕がある資金を用意する必要だってあります。
「とりあえず馬券を的中させまくって・・・」なんて考えている人は、生活費を稼ぐどころか、下手すると競馬で借金を作っているかもしれません。
生活費という生きるためのお金を稼ぐ以上、より慎重かつ緻密な計画や戦略を持って競馬に取り組む必要があることを心掛けてください。
どの馬券をメインで使って稼ぐかを決める
極端な話、どんな馬券種でも的中すれば払戻金としてお金が稼げるため、自分が一番的中させやすいもので買えばいいです。
ただそれは、競馬をギャンブルとして楽しんだり、副業の一環として取り組んでいる人に言えることであって、競馬で生活費を稼ぐとなると話は別。
なぜなら、遊びで競馬をしていて、その中で外しても生活にさほど影響はありませんし、副業で取りんでいたとしても本業の収入があればそれなりに生活はできます。
しかし、競馬で稼ぐお金で生活する場合、連敗続きで外してしまったらその月の生活費がゼロということになります。
つまり、競馬で生活費を稼ぐには、必ず毎月収支をプラスにする必要があるのです。
そうなると「いかに多くのお金がもらえるか」よりも「いかに的中しやすい馬券を選ぶか」が重要となってくるのです。
例えば、競馬で1万円稼ぐ場合
・オッズ100倍の馬券に100円賭ける
・オッズ10倍の馬券に1000円賭ける
・オッズ2倍の馬券に5000円賭ける
などなど、さまざまなオッズと掛け金の組み合わせがあります。
では上の3つの中でもっとも的中しやすいものはどれか?
当然『オッズ2倍の馬券に5000円賭ける』ではないかと。
もちろん結果的にどの馬券が的中するかは分かりませんし、オッズ2倍でも外れることはあります。
しかし、単純な確率から考えるとより的中しやすい馬券にかけて確実に利益を積み上げていくことが生活費を稼ぐ上で最も重要なことなのです。
そのため、競馬で生活費を稼ぐ人の多くは複勝や単勝と言った比較的予想しやすく的中しやすい馬券種を使っており、三連単などの多点買いしないと的中しないようなものには一切手を出しません。
もちろん中には三連単で生活費を稼いでいる人もいるでしょう。
ただ複勝や単勝に比べて三連単で稼ぐには様々なリスクが発生するため、“お金を稼ぐ”という観点で考えた場合、あまり推奨できる馬券・・・とは断言できません。
堅実にコツコツと利益を積み上げていくことを考えると、多少旨みはないかもしれませんが、単勝や複勝で狙っていくのがいいでしょう。
“お金を稼ぐ”ことに特化した競馬ルールを決める
おそらく、競馬で稼ぐことができている人とそうでない人との一番の違いがこの“ルール”の部分だと思います。
このルールとは、分かりやすく言うと
「どうなったら馬券を買うのか?」「どうなったら馬券を買わないのか?」のボーラ―ラインのことを指し、これがブレてしまうと競馬で稼ぐことはできなくなってしまいます。
競馬で生活費を稼ぐのは、ただ楽しく競馬をすればいいというものではありません。
自分の生活をかけて取り組むわけですが、よりシビアに取り組み、確実に競馬で利益を残すようなやり方を徹底する必要があるのです。
そのためには、少なくとも次の3つのことを徹底するといいでしょう。
1)ロジックや手法に依存しない
単純に馬券を的中させたいだけでしたら手法に従って馬券を買えばいいですが、生活費を稼ぐとなるとそれだけではいけません。
なぜなら、競馬で生活費を稼ぐためには最低でもこれだけは稼がないといけないボーダーラインがあるからです。
基本的に全レースに使えるロジックや競馬手法はこの世に存在せず、必ず適用できるレースと出来ないレースに分けられますし、仮に適用できるレースであっても手法に依存してしまうとついつい強気になって賭けてしまうこともあります。
競馬で稼ぐためにはロジックや手法は大いに役に立ちます。
しかし、それだけで生活できるほどお金を稼ぐことは簡単ではありません。
しっかりとした資金管理やリスクを回避しながら、どのレースでお金を増やすかを考えながら取り組むことが重要です。
2)馬券の買い方を臨機応変に変えていく
競馬で稼ぐための方法として“過去検証”をします。
過去検証とは、過去に行われたレースの結果を見て、ロジックや手法の確認をしたり新しい手法を発見するための行動のこと。
この過去検証をするのかしないのかによって、その人が競馬で稼げるようになるまでに費やす時間が変わってくると言っても過言ではないでしょう。
ただし、過去検証さえすれば競馬で稼ぐことができる・・・というわけでもありません。
もちろん過去検証は大事ですが、それ以上に“今”起こっている現象を掴むことが重要なのです。
過去に通用した手法が今になって通用しなくなったことなど往々にしてありますので、競馬で継続的に稼ぐためには、“現在”通用する手法を用いる必要がある。
こうした、時代に合わせた臨機応変な対応力が競馬で生活費を稼ぐためには必要不可欠だということを忘れないでください。
3)社会情勢に合わせた馬券の買い方をする
今、時代はものすごい勢いで加速しています。
以前「WEDGE」という雑誌を読んだのですが、その中で日本電産の永守社長が、現在の僕達を取り巻く環境変化の速さについて、こんなことが書かれていました。
『以前は「築城三年、落城三日」だったのが、最近は「築城三年、落城三時間」になった』
つまり、その流れに何らかの形で自分も対応していかないと、現状維持は後退を意味し、現状維持のままでは沈没することになります。
その典型的なのが多点買いによるリスクです。
「競馬裁判男の手法から学ぶお金が増える馬券の買い方」でも紹介したように、投資競馬の外れ馬券が経費かどうかが大きな話題となりました。
そしてこの件をきっかけに、今後の税制の改定次第では外れ馬券は経費とみなされない可能性だってあるわけです。
もちろん多点買いが全てダメというわけではありませんが、こうした可能性を含んでいる以上、多点買いを軸に買うのは得策ではありません。
このように、時代に合わせた馬券の買い方を常に考えて取り組み方が必要となってきます。
競馬で生活費を稼ぐのなら取り組み方を変えること
いかがでしたでしょうか?
競馬で生活費を稼ぐのであれば、より的中率の高い馬券の買い方に改めたり掛け金をつり上げるだけでは足りません。
むしろ、今までの競馬の取り組み方を根本から見直し、競馬に対する考え方そのものを変えていなければ、競馬で生活費を稼ぐことは到底できないでしょう。
また、現在まともの競馬で勝てない人がすぐに生活費が稼げるようになることもありません。
もし、本気で競馬で生計を立てたいと思うのであれば、まずは自分の競馬に対する考え方や取り組み方を見直すところから始めてください。
そうすれば、自然と競馬で稼げるようになり、いずれは生活できるだけのお金を競馬で点にすることができるかもしれません。
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