今回の投資対象レースは9月19日(土)の中京競馬場3レースです。
結論を先に言うとばこの中京競馬場3レースは荒れる要素がほぼゼロで、上位人気からどの馬が来るか?を考察すればいいレースです。
しかしだからといって安易に考えると外れ馬券を買ったりトリガミになるリスクがあります。
そうならないように、投資対象候補となる馬をしっかり考察して複勝で買える馬を1頭選ばないといけません。
そのための材料として今回は「前走に走った会場」にフォーカスして解説していきます。
「上位人気」に該当する馬を線引きする
冒頭でも言いましたが中京競馬場3レースは上位人気の馬から投資対象となる馬を選ぶレースです。
では「上位人気」に該当する馬はどこまでなのか?
ポイントは「コンピ指数」です。
中京競馬場3レースの出走前日のコンピ指数を見てみると、コンピ指数3位と4位の差が大きく離れていました。
馬名 | コンピ指数 |
7番グレナディアガーズ | 80 |
5番レッドベルオーブ | 79 |
9番カスティーリャ | 67 |
4番アスターナランハ | 55 |
またコンピ指数上位3頭の数値を合計すると「226」となります。
この「226」という数値はかなり高く、極馬プレミアムで紹介されている競馬手法「テクニカル6」に当てはめても、軸馬・ヒモ馬共に1番人気~3番人気までから探すレースとなっています。
そのため、4番人気以降の馬はすべて候補から外して上位人気3頭だけに狙いを絞ります。
上位人気3頭のワイドボックス買いはアリか?
コンピ指数を見る限り、上位人気3頭で決着がつきそうな中京競馬場3レース。
そのため「これって上位人気3頭のワイドをボックス買いすればどれか的中するのでは?」と考えるかもしれません。
確かに上位人気3頭をワイドのボックス買いで買えば必ずどれか1点は確実に的中するでしょう。
しかし、ボックスで選択する馬が上位人気3頭だしボックスで買う馬券種もワイドのため「3点買いしてトリガミになるリスク」も高くなります。
そもそもボックス買いは的中させるだけでしたら有効な買い方ですが「競馬で稼ぐ」買い方としてはあまり推奨されません。
ボックス買いが「悪」とは言いませんが正しく活用しないと利益を取り損なうので気をつけてください。
前走の会場から3着以内に来る馬を考察する
コンピ指数から馬券を買う候補を
- 5番レッドベルオーブ
- 7番グレナディアガーズ
- 9番カスティーリャ
の人気上位3頭に絞りこんだら、どの馬が最も馬券になる可能性が高いか?を分析していきます。
とはいえ中京競馬場3レースは、前回の投資対象レースと同様にどの馬も出走回数が少ない未勝利戦です。
そのため、馬柱による過去の戦績が多い馬で2戦しかありません。
そこで前走(新馬戦)に出走した会場を元に馬券を買う馬を選んでいきます。
5番レッドベルオーブ
出典:JRA
コンピ79と高く前走も着差無しの2着になっています。
そして前走の新馬戦は8月8日の新潟競馬場5レースに出走しており、関西から新潟までわざわざ遠征して出走したことになります。
関西から遠征に行くのであれば8月15日から開催される小倉競馬場の方が距離的には近いため、小倉が開催されるまで待てばよかったのでは?と思いました。
裏を返せば、この時期に新潟競馬場に出走した関西馬は「しっかり準備をしてある程度勝算が計算できる実力がある馬」とも考えられます。
事実、5番レッドベルオーブが出走した8月8日の新潟競馬場の新馬戦には18頭中7頭が関西馬でした。
つまり8月8日の新潟競馬場5レースに出走した馬のレベルはそれなりに高く、その中で2着になったのであれば5番レッドベルオーブはかなり実力を伴った馬…と考えられます。
騎手は前走から乗り替わり(戸崎圭太騎手から福永祐一騎手)があるものの、福永祐一騎手も実績は申し分ないためテン乗りによるマイナス評価は最小限…というところでしょう。
7番グレナディアガーズ
出典:JRA
コンピ指数は中京競馬場3レースに出走する馬の中で最も高い80で、前走(7月26日新潟競馬場6レース)は着差0.1秒差の2着でした。
7月26日の新潟競馬場6レースを調べたところ関西から来た馬は15頭中3頭のみでした。
もともと7月から8月にかけて開催される夏競馬は、中央会場で出走しても実力不足で勝てる見込みが低い馬が出走する傾向があります。
さらに5番レッドベルオーブの考察でも話した通り、関西からあえて新潟競馬場に出走する馬は必勝態勢で挑んでくるため「関西から来る馬が多い=馬のレベルが高くなる」と考えられます。
となると、同じ2着でも関西馬が15頭中3頭しかいなかったレースで7番グレナディアーズよりも18頭中7頭もいた5番レッドベルオーブの方が実力はある…と考えられます。
9番カスティーリャ
3頭の中では唯一過去2戦出走しており、どちらも3着以内に入っています。
しかも5番レッドベルオーブや7番グレナディアガーズと違い、2戦とも中央会場である阪神競馬場に出走して結果を出しています。
もっと言えば7月も8月も1回も出走していないのを見ると、わざわざ夏競馬に出走しなくても勝てるだけの実力があると厩舎側も見込んだのでしょう。
懸念すべき点を挙げるなら今回が初めての左回りなのとコンピ指数も上の2頭に比べて低い点ですが、それでもコンピ指数は67もあるので少なくとも3着以内には来ると判断。
騎手も松山弘平騎手が継続しているためテン乗りによるマイナス要素もないので、9番カスティーリャを軸にした投資をすることに決めました。
中京競馬場3レースで買うべきは複勝?ワイド?
- 5番レッドベルオーブ
- 7番グレナディアガーズ
- 9番カスティーリャ
の3頭を考察し、9番カスティーリャを軸にして投資を考えることにしました。
では9番カスティーリャの複勝一点買いで投資するか?それとも9番カスティーリャともう1頭(5番レッドベルオーブ)のワイドで投資をするか?
今回の中京競馬場3レースはおおかた上位人気3頭が中心になって勝負が決するレースになる傾向がとても強いです。
もちろん可能性として3頭のうち1頭が飛ぶこともありますが、上位人気3頭で3着以内を独占…という事だってあり得ます。
そのため複勝一点買いするよりはオッズの下限が高い5-9のワイドで投資をした方が高配当になると思い5-9のワイドでの投資にしました。
中京競馬場3レースの結果は?
前走のレースを深堀して分析した今回の投資競馬ですが、結果としては5-9のワイドで的中したため無事に利益を確保できました。
ただ払戻金を見ると、9番カスティーリャの複勝が150円もついていたのは予想外でした。
150円もつくのであればあれこれ考えず「9番カスティーリャの複勝一点買い」で十分投資競馬成功でしたからね。
もっとも、配当だけ見れば今回買ったワイド馬券の方が高かったので結果は悪くないのですがちょっと考察した時間がもったいなく感じたレースでした。
今回の投資競馬のポイント
前回の投資競馬と同様に禍根出走回数が少ない馬ばかりのレースでの投資となりました。
過去の戦績が少ない分、馬柱から得られる情報が少ないですが1つの情報を深堀していくだけでも馬券になる馬を見極めることができます。
今回の投資競馬のポイントを挙げると次のようになります。
- 出走回数が少ない馬は前走出走した会場をチェック
- 同じ2着でも中央会場で走った馬の方が実力的には上
- 地方会場に出走する「理由」を探って実力を比べる
- 近年の競走馬は「西高東低」の傾向が強い
サラリと解説しましたがちょっと難易度が高いので、最初はじっくりと情報やデータを整理しながら分析していきましょう。