現在、競馬で生活できるほどのお金を稼いでいる人がいる一方、競馬で借金を作って大変な思いをしている人もいます。
競馬はギャンブルですから、きちんと競馬に使うお金を管理しないとどんどんお金をつぎ込んでしまい、最終的には借金を背負うことにもなりかねません。
中には「馬券を当てて借金をチャラにする」なんて考えている人もいるようですが、そのためにはお金に余裕がある人と同じような買い方をしていては、いつまで経っても借金は減らないでしょう。
むしろ増えていくかもしれない・・・。
そこでここでは、競馬で借金を作らないために、是非とも心掛けてもらいたいことを3つお話しします。
負けが続くとドンドン馬券を買ってしまう悪い癖を持っていたり、すでに競馬で借金を作ってしまった人は、他人事と思わずに冷静な気持ちでこれからの話を理解してもらえると嬉しいです。
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競馬で借金を作るとどうなるのか?
競馬で借金なんて・・・と思う人もいるかもしれませんが、実は意外と多くの人が競馬で借金を抱えています。
おそらく“予備軍”も含めるとかなりの割合になるでしょう。
競馬はギャンブルであり、ギャンブルには人を依存させる特性があります。
パチンコに比べれば頻度は少ないものの「一発当てれば大金が手に入る」という魅力は一緒ですから、ついつい我を忘れてドンドンお金をつぎ込んでしまう人も少なくありません。
そして、競馬に対する気持ちに歯止めが効かなくなると、生活に必要なお金まで競馬につぎ込んでしまい、消費者金融などに手を出してしまう。
現在そこまで競馬にのめり込んでいない人ほど、対岸の火事のように思いますが、馬券を買っている以上誰にでも起こりうることだということをまずは理解してください。
では、具体的に借金を作ったらどうなってしまうのか?
競馬で借金を作ってしまった人がやっているブログからその実例を2つ紹介します。
実例1:競馬で330万円の借金を作った人の話
20代のサラリーマンで、本人曰く運動も勉強の苦手だそうです。
最初に借金をした金額は50万円(プロミス)で、自動契約機を使用して契約したのですが、その50万円を全額競馬につぎ込んで失ったのが借金地獄の始まりみたいです。
そこからさらに50万円増額したのだが、その後出金停止になってしまい、新しい借入先を探し、アイフルに30万円に借りたみたいです。
この人は、仕事の嫌なことなどを忘れるために競馬をしているらしく、賭けている金額もかなり大きかったようです。
競馬を始めた当初、350万円ほど貯金があったみたいですが、それが年末には100万円の借金になっていたみたいですから、かなり豪快に賭けていたと考えられます。
その後は消費者金融やカードローンの返済にどんどん首が回らなくなるのを知りながら、ついつい競馬をしてしまう悪循環に陥り、330万円の借金を背負のことになったそうです。
実例2:競馬にハマり借金、そして民事再生
この人は25歳の時にギャンブルや投資に興味を持ち始め、その資金調達のためにキャッシングでローンをするようになったそうです。
その後おまとめローンなどをしたことによって借金は膨れ上がり、クレジットカードの借入と合わせると年収を超える金額にまでなったため、公共料金を滞納したり、クレジットカードの現金化を利用したりといろいろやりくりをしていたみたいです。
ですがこの人も、競馬を擦る前に100万円くらい貯金がありました。
ただ、競馬を始めた当初は競馬予想会社に毎月5万円で情報を購入し、馬券を買うお金として毎月10万円ほど賭けていたみたいですから、100万円の貯金はすぐになくなってしまったとか。
さらに、負けた分を取り返そうと躍起になったせいで、競馬に欠けるお金はどんどん多くなり、これがキャッシングに手を出したきっかけとなったのです。
この人はその後、個人民事再生の手続きを取ったそうです。
競馬で借金を作らないための心構え
上記で紹介した例はほんの一部で、今もなお借金を増やしながら競馬をしている人は少なくありません。
確かに競馬でお金を稼ぐことはできますが、それと同時にお金を失うリスクもあります。
競馬で借金を作ってしまう人達に共通するのは“お金を失うリスク”を完全無視しているか軽視しているからであり、「的中すればなんとかなる」という強い願望のみで取り組んでいるからに他なりません。
確かに馬券が的中すれば払戻金を得ることができます。
しかしだからといってこれが借金を作らないことにはなりません。
むしろ、前もって競馬で借金を作らないための対策を取っておかないと、知らない間に手元のお金がなくなって、手を付けてはいけないお金で馬券を買ってしまいかねないのです。
では、競馬で借金を作らないためには何を気をつけたらいいのか?
その人の性格や競馬に投下できる資金によっても異なりますが、共通する対策として次の3つが挙げられます。
心掛け1:馬券を買うお金と生活費は必ず分ける
競馬で借金を作る人の最大の原因は競馬につぎ込こめるお金を超過して投下するところにあります。
もっとわかりやすく言うと“生活費にまで手を出してしまうから”
人が生活をするためにはそれなりにお金がかかりますし、生活ができるからこそ競馬を楽しむことができるのです。
しかし競馬で借金をしてしまう人はその見境がつかなくなり、本来生活費に取っておくべきお金で馬券を買ってしまう・・・だから今度は生活するためのお金が足りず、借金をせざるを得ない状況に追い込まれてしまうのです。
そのために必要なのは、競馬の資金をあらかじめ決めておくこと。
例えば、毎月5万円であれば「5万円なくなったら今月はもう馬券を買わない!」と決めておくのです。
また、月単位でのお金の使い方を徹底できない場合は、「馬券を買うお金は1日1万円」というように、日単位で決めるのもいいでしょう。
そうすることによって、生活費をはじめとしたそれ以外のお金をしっかり守り、借金をしないと生活できない状況になるのを阻止します。
心掛け2:『馬券を買わない』という選択肢を持つ
競馬でお金を失う理由はただ1つで、馬券が的中しなかった時で、この不的中の回数を減らせば自然と競馬で損する金額は抑えられます。
ではどのようにすれば外れ馬券を買わずに済むかというと、誰でも簡単にできる方法は「馬券を買わない」です。
競馬で勝てない人の多くは、馬券の買い方や馬の選び方でどちらがいいか迷ったまま勝負にいきます。
そして「こっちにしておけばよかった~!」と後から後悔する。
こうしたケースに遭遇した場合、正しい行動は“あえてどちらにも賭けない”です。
確かに馬券を買わないと的中した時に払戻金を受け取ることができませんが、どちらか二者択一を迫られている時点で、どれだけ高くても勝率は50%以下になるわけです。
ならば、もっと高い勝率が見込めるレースを探してそちらで勝負したほうが、お金が稼げる可能性は高くなるはず。
「馬券を買わないとお金が稼げない」と考えるとついつい買ってしまうため「馬券を買わなきゃお金は減らない」という考えにシフトチェンジするようにしましょう。
それだけで競馬で借金を作るリスクを大幅に減らすことができます。
心構え3:馬券が外れた原因は自分だと自覚する
競馬で勝てない人に限って、不的中になった原因は自分“以外”のところにあると思い込んでいます。
あの予想会社の情報がガセだったから・・・
買った情報商材通りに馬を選んだのに・・・
セミナーで言われたとおりに買ったのに・・・
などと言ったことをぼやいている以上、競馬で稼ぐことも馬券が的中することもないと思ったほうがいいでしょう。
そもそも競馬は自己責任で行うものであり、どんな方法で選んだとしても、その馬券を購入したのは自分自身に他なりません。
つまり、的中しても不的中になってもその責任はすべて自分にある、ということを認識しなければいけないのです。
それが認識できると、競馬で稼ぐ為に勉強や練習が必要だということも、お金の大切さも徐々に実感することができます。
当たり前のことですが、馬券を買うにはお金が必要ですが競馬に賭けるお金は決して無限ではありません。
お金が手元にある限り、挽回できるチャンスはいくらでもありますので、もし連敗が続くようでしたら、一度馬券を買うのは止めて自分が勝てない原因を追究するのに時間と労力を費やすことをお勧めします。
競馬で借金をしないためには「お金を減らさない」
競馬は、馬券を買った時点で「的中するチャンス」と「外れるリスク」の両方を抱えることになり、その割合は明らかに「外れるリスク」の方が高いわけです。
そして借金を作るということは、手元にお金がないから作るわけですよね?
ならば、手元にお金がある状態をキープすることを心掛ければ、少なくとも借金をする必要はなくなります。
競馬で借金をしないためには「とにかく馬券を的中させること」と思っている人が多いようですが、実際はその逆の発想で取り組まなければいけません。
つまり「いかにリスクを低くして馬券を買うか?」を考えながら競馬に取り組むことが大切なのです。
競馬で稼ぐことよりも競馬で損しないよう心掛けて取り組む・・・それが借金を作らない秘訣であり、競馬で稼ぐための基本的な姿勢であることを覚えておいてください。
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