同じ競馬をしていても、人によってその取り組み方は異なります。
自分の好きな馬を追いかけるために馬券を買う人
ただ単純に馬券を買うのが好きな人
レースを見るのが好きな人
その中でも「お金を稼ぐために」競馬をしている人が大多数を占めていると思います。
競馬は公営競技であり、もっと言ってしまえばギャンブルです。
ですから、どの馬が来るかを予想して、お金を出して買った馬券が的中していれば、買った金額以上のお金を手にすることができます。
そして最近はお金を稼ぐことに特化したスタイルも出てきて、“投資競馬”という言葉も浸透してきましたが、まだまだギャンブルとして取り組んでいる人の方が多いのが現状です。
一般的にギャンブルは必ず主催者が勝つといわれており、ギャンブルでお金を稼ぐのは不可能・・・と思われています。
しかしそれは一般論であり、現実として競馬で生計を立てられるほどお金を稼いでいる人も多く存在します。
そこでここでは、ギャンブルとして競馬に取り組みつつ、お金を儲けるために押さえておくべきっポイントについてお話しします。
特に、今まで競馬で全く勝てずにお金をどんどんなくしていった人には、是非とも目を通してもらいたいと思います。
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ギャンブルと投資との攻略法の違い
競馬の攻略法をお伝えする前に、そもそもギャンブルについて正しい認識を持っておく必要があり、これを間違えるとどれだけ競馬手法や馬券術を用いて的中させても、お金が増えることはありません。
まずギャンブルとは、勝負事をして勝てば一定割合の配当がもらえ、負ければかけた金額を全額没収される、まさにイチかバチかのゲームです。
そしてギャンブル攻略に欠かせないのが「運」の要素。
例えば宝くじでも、買い方や買う場所によって当選する確率が変わると言われており、こうしたゲンを担いで少しでも当たる可能性を増やそうとしている人がほとんどです。
これは宝くじに限らず競馬でも言えることで
・必ず誕生日の数字だけは押さえておく
・特定の馬が出走しているレースだけ馬券を買う
みたいな、独自のルールに則って馬券を買っている人も珍しくありません。
それ他に対して投資での攻略法はどちらかというと、数字やデータといった客観的かつ確実性の高い材料を元に買い目を選ぶ方法が主流です。
オッズはもちろん、コンピ指数やデータマイニングといった数値、さらには前走からの体重差、調教時のタイム、騎乗する騎手の成績・・・こうした過去の結果から統計を踏まえてどの馬が来るかを予想するのが投資競馬の攻略法の基本ともいえます。
そのため、なるべく「運」という要素を入れずに予想をするため、どれだけ主観を入れずに予想するかが競馬で投資をするうえで重要になってくるのです。
つまり、ギャンブルにはギャンブルの攻略法が、投資には投資の攻略法がそれぞれあり、どちらの方法を用いて競馬をしても、結果的にお金がプラスになればいいのです。
逆に競馬で全く勝てない人に見られる傾向の1つに、ギャンブルとしての攻略法と投資としての攻略法を混同していることが挙げられます。
例えば、コンピ指数から主観的に「この馬が来る!」と判断する・・・みたいな。
ギャンブルとして「運」の要素を取り入れる場合、数字やデータを取り込むと逆に選択肢が増えて迷ってしまいますし、投資として「運」の要素を排除するなら、しっかりと数字が表しているものの本質を捉えなければいけません。
ギャンブルとして競馬に取り組み、なおかつそれでお金を稼ぐのであれば、外部から取り入れる情報は最小限に絞り、あとは自分の経験と運に依存したほうが的中率はよくなるでしょう。
ギャンブル競馬攻略における3つのポイント
先ほども言いましたが、ギャンブルとして競馬をする際に必要なのは「運」ですから、日頃から運を上げておく行動をすることは言うまでもありません。
例えば
・勝負運が高まる色の財布にする
・金運がアップするパワースポットに行く
・スクラッチくじなどを買って運を貯めておく
などなど。
しかし、お金を稼ぐ以上最終的にお金が手元に残っていなければ意味がありません。
そのためには、ただ運を上げておくだけでなく競馬に対する取り組み方も考えておく必要があります。
馬券は的中したけどお金は損した・・・では、なんのために競馬をしているか分かりませんからね。
冒頭でも言いましたように、普通にやればギャンブルは必ず主催者(競馬だとJRA)が勝つようにできています。
だからこそ、しっかりと手元にお金が残るような方法で取り組む必要があるのです。
そこで、ギャンブルとして競馬をしつつも、お金がちゃんと手元に残るためのポイントを3つここで紹介します。
1:1勝したら即終了
ギャンブルには手にした配当の一部を主催者が受け取れる「テラ銭」というものがあり、この存在が「ギャンブルは必ず主催者が勝つ」と言われる根拠となっています。
もちろん競馬にもテラ銭はあり、的中した際に受け取れる配当の25%をJRAに支払わないといけません。(実際はテラ銭分を差し引かれた金額が、払戻金として受け取る金額になっています。)
つまり、的中すればするほどテラ銭として配当から引かれてしまうため、なるべく連勝を考えず“1日1勝”を心掛けたほうが、結果的に利益が手元に残ります。
また競馬で連勝するのは非常に難しい上に、不的中になってお金を失うリスクがついてくるため、1日1回的中したらそこで素直に引き下がるようにしましょう。
これを心掛けるだけで、不的中になる回数を減らすことができるため、お金が稼げるようになるはずです。
2:負けても追い上げ
競馬でお金が減ってしまう最大の原因は、不的中でその日を締めてしまうからです。
例えば1勝3敗でも、1勝した後に3敗した人と3敗した後に1勝した人とでは、残っているお金の額は全く変わってきます。
つまり、必ず的中して終わるようにするためにも、負けたら追い上げをして負けた分を取り返さなければいけません。
追い上げの方法については「競馬で稼ぐ人達が実践している「正しい」追い上げ方法」で紹介しているので、こちらを参考にしてもらえばと思いますが、とにかく“負けたまま”で引き下がらないようにすること。
自身の運を高め、競馬への取り組み方を間違えなければ、ギャンブルとして競馬をしてもプラスの収支で終わらせることができるでしょう。
3:月間・年間ベースでプラスを考える
ギャンブルとして馬券を買う際には、運の要素が大きく左右します。
しかしこの運も、常に一定の効果を発揮するわけでもありませんし、そもそも運の強さなんて目で見ることを測定することもできませんから、今が運の良い状態なのかどうかを判断するのが非常に難しいです。
だからこそ、全然当たらずその日の収支がマイナスになっても、そこまで落ち込む必要はなく「今日は運がなかったか・・・」とスッパリ諦められる気持ちも重要です。
最初の1レースか2レースをやってみて何か調子が悪いとか今日はあまりツイていないと感じたら、追い上げをせずそのまま止めてしまうのもの、戦略の1つではあります。
ギャンブルで競馬を擦る場合、全く的中しない場合もあれば、いきなり万馬券が当たることだって可能性としては十分考えられます。
運がない時に無理してやるとお金だけでなく運気も下がってしまうため、ある程度のところで見切りをつけるのもいいでしょう。
ギャンブルとして競馬に取り組むデメリット
これまで、競馬をギャンブルとして取り組む際のポイントをいくつか紹介してきましたが、ギャンブルでお金を稼ぐためにはどうしても「運」という要素が欠かせません。
そしてこの「運」こそが、ギャンブルとして競馬に取り組むうえでの最大のデメリットなのです。
「運」とはその日・その月によってバラつきがあり、とても運が強く働く時期もあればまったく働かない時期もあります。
つまり、ギャンブルで競馬を擦る以上“毎月コツコツお金を稼ぐ”ということができないのです。
そもそもギャンブルは、的中するか外れるかを楽しむ娯楽であり遊びですから、たとえギャンブルに負けても「仕方がない」と諦められ、勝ったらラッキーと思えるくらいの割り切りを持っていることが前提であり、極論“お金を失って当然”という姿勢で挑むのが正しいのです。
事実、競馬で生計を立てることができるほど稼いでいる人は存在しますが、誰一人として競馬を“ギャンブル”としてやっている人はいないはず。
趣味や娯楽として楽しむのであれば、ギャンブルとして競馬に取り組むのはアリでしょう。
ですが、あくまでも「お金を稼ぎたい」「収入を増やしたい」と思って取り組むのであれば、ギャンブルとして取り組むのは非常にハイリスクかつローリターンであることは間違いありません。
コンスタントに競馬で利益を上げたいのであれば、「運」の要素が全くなくても馬券が的中できる方法を身につけることをお勧めします。
『何のために』競馬をするのかを考える
競馬をどう取り組もうが、競馬に何を求めようかは個人の自由です。
「仕事のストレス発散にもなるしたまにお小遣い稼ぎにもなるから・・・」という理由で、お小遣いからちょこちょこ馬券を買って楽しむのもアリですし、好きな競走馬を応援する意味で競馬をするのもいいと思います。
ただ“競馬でお金を稼ぎたい”と思うのであれば、ギャンブルとしての観点を捨てたほうが可能性は高くなるはずです。
ギャンブルとして競馬をしている限り、儲かる可能性は限りなく低いです。
どちらを選ぶかは個人の自由ですが、もし競馬を副業と考えたり、お金を稼ぐために取り組んでいるのなら「今自分は“ギャンブル”としてやっていないか?」と自問自答してみてください。
競馬に対する考え方・取り組み方を変えるだけでも、手元に残るお金は全然違ってくるはず。
競馬に何を求めているのか・・・それを今一度再確認し、正しい姿勢と考え方をもって取り組んでいってもらえればと思います。
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