自分はカテゴライズできる力、分類できる力のことだと思っています。
分かりやすく言うとパターン識別能力。
例えば、コンピ1位から3位の指数合計が高いか低いかで分類できますよね?
そこからさらに、2位と3位の指数差、3位と4位の指数差、4位以下の指数差のどの位置が最も開いているかで分類できますよね?
こうして分類されたそれぞれのものが「パターン」と呼ばれるものになる訳です。
このパターンごとの攻め方をある程度頭の中に入れておけば、それはある種数学の公式みたいなものなので、予想の展開が相当楽になってきます。
そのためには、多くのサンプルに触れないと識別することはできません。
なぜ多くのサンプルに触れないといけないかというと「(思考の)基準」を確立するためです。
基準とは、その分類ごとに注視する部分やそれによる攻め方ですね。
例えば、コンピ1位と2位の指数合計がMAXの162に近く、コンピ2位と3位の指数差が大きく離れているからといって、いつもいつもコンピ1,2位の馬が3着内にくるとは限りませんし、指数が高くてもその馬の馬柱や過去の成績を見て「この馬、本当に大丈夫か?」と思うことがあるかも知れません。
となると、攻め方も変わる訳で、ここでまたいくつかのパターンに分類され、そのパターンごとに基準(=攻め方)が変わってきます。
だから一般論を言えば、サンプル数を稼ぐには、実践を繰り返すしかないのですが、こういうのは別に馬券を買わずともやる方法はあります。
最終的に、レースの様相によって区別できればいい訳です。
鈴木英人のイラストとピカソの絵の違いは殆どの人が一目で分かります。
でも、鈴木英人とわたせせいぞうのイラストの区別は分からないというようなことが起こる。
つまり、深掘りして、身を以て経験してカテゴライズできてはじめて「分かる」と言える訳です。
単に知識を仕入れても実践で識別できなければ、「何が分からないのかが分からない」のと同じ。
これでは競馬に勝つには程遠い状態かと。