競馬にはさまざまな戦略がありますが、特にシンプルなのが「出目」を使った馬券の選び方です。
出目を使うことで、馬選びにかける時間を大幅に短縮できます。
ただ、出目を上手く活用できず外れ馬券ばかりを買っている人も多く、出目戦略を否定的に考えている人も少なくありません。
では本当に出目は競馬で使えないのでしょうか?
ここでは、競馬の出目戦略について正しい特徴を紹介するとともに、出目を使って競馬で稼ぐためのポイントを解説します。

上手に活用すると数分で的中馬券を探し出せます
競馬の出目買いとは
「出目買い」とはもともと競艇で使われた予想方法で、過去のレース結果から上位に入った馬(番号)の組み合わせを指します。
例えば過去10年で「3番」がよく勝っているというデータが取れているなら、無条件で3番を馬券に絡めておけば的中率は必然的に上がります。
出目として取り上げられる数字は、さまざまな条件によって縛られたうえで算出されているものが多いです。
例えば「東京競馬場でもっとも勝っている馬番は〇と✖」とか「12頭立てのレースは▲番か◇番がもっとも勝ち星が多い」とか。
統計が頭に入っていれば、ロジカルに馬選びができるため、情報収集や念入りな分析をしなくても買うべき馬券を導き出せるのが出目買いのメリットです。
大阪競馬ストーリーでは、重賞レースに特化した出目戦略の競馬教材「重賞レーストレンディ出目戦術パッケージ」を公開しました。
「重賞レーストレンディ出目戦術パッケージ」はGⅠを中心とした重賞レースにおいて、一瞬で馬券候補を半分にできる出目戦略です。
候補に入った馬の中から馬柱や競馬指標を使って厳選するだけで馬券が選べるため、短時間で分析ができます。
「重賞レーストレンディ出目戦術パッケージ」の詳細は以下のページで紹介しているので、興味があればぜひチェックしてください。


競馬で使われている具体的な出目買い戦略
競馬で稼いでる人の中には出目を使って馬券を厳選している人もいます。
具体的に出目買い戦略を採用している人達は、どのように出目を競馬予想に繋げているのでしょうか。
出目買い戦略として主に採用されているのが「出目表を用いた戦略」と「レース結果を用いた戦略」の2つです。
それぞれの出目買い戦略の特徴を紹介します。
出目表を用いた競馬予想
人によっては過去の統計によって導き出された出目を一見化できるよう、1つの表にして使っています。(出目表)
例えば以下の出目表は「頭数」と「軸にする枠番」からヒモ馬の枠番を導くものです。
出目を表にしておけば、見ただけで統計的に馬券になる馬候補が絞り込めるため、統計を忘れてしまっても問題ありません。



一目で候補馬が絞り込めるので馬選びに迷う人はおすすめです
レース結果を用いた出目予想
出目戦略は過去に実施されたものだけでなく、その日開催されたレースを使って予想できます。
具体的には、1レース目からの結果を全てチェックすることで、その日限りの統計を用いて競馬を予想する戦略です。
レース結果を負い続ける必要があるため、丸1日競馬と向き合う必要がありますが、過去の何年分のレース結果データをチェックする必要がないため、誰でもすぐに出目戦略を採用できます。
その日のレース結果を用いた出目戦略は、馬券候補を導き出すための手段としてはもちろん、軸馬探しにも有効です。
実際にレース結果の出目から軸馬を導き出している戦略を以下のページで紹介しています。



重賞レースや最終レースに狙いを絞っている人におすすめの競馬戦略です


競馬で出目買いするメリット
競馬予想に出目を用いることで、さまざまなメリットがあります。
出目買いを採用するメリットを3つ紹介するので、競馬の分析に困っているならぜひ出目を使ってみてはいかがでしょう。
馬券候補の馬が絞り込める
レースには最大18頭の馬が出走しており、そこから馬券になる馬を探し出すには、競馬指標や馬柱などをチェックして取捨選択しなければいけません。
しかし出目を用いることで、馬券候補になる馬が統計的に導き出されるため、分析すべき馬の数を大きく減らせます。
例えば出目の観点から「2枠」「5枠」「8枠」から馬券を選ぶとなった場合、残りの枠に入っている馬は無条件で馬券候補から消えます。
16頭立てのレースであれば、出目を使うことによって一瞬で6頭に候補が絞れるため、じっくり6頭を比較して馬券を厳選できます。



候補が絞れることで余計な外れ馬券を買わず済むのも大きなメリットです
ロジックを覚える必要がない
競馬の出目戦略は統計に基づいて馬を選ぶため、難しい分析方法やロジックを覚える必要はありません。
出目表があれば、表を元に馬券候補となる馬を選ぶだけですから、競馬初心者でもかんたんに馬選びができます。
ロジックや手法で的中馬券を探すと、数字の整合性や背景の読み取りなど、ある程度裁量が求められます。
裁量を一切入れる必要がなく「この馬は除外」「この馬は候補」と二者択一ができるのが、出目戦略の大きなメリットです。



オッズで馬券を判断するのが難しい人でもかんたんに馬選びができます
連対式馬券の軸馬探しに有効
出目を使った馬券選びは、単式馬券はもちろん連対式馬券にも応用できます。
具体的には出目から導き出された候補の中で、もっとも馬券になりそうな馬を軸馬にすることで、連対式馬券の的中率を上げられます。
また、ヒモ馬も出目から導き出すことができるため、分析時間を大幅に短縮できます。
馬連や三連複の流しはもちろん、三連単のフォーメーションで競馬に挑む人にも、出目戦略はおすすめです。



思い込みで馬券を買うよりよっぽど当たる可能性は高いです
重賞レースでも活用できる
出目買いは、オッズや競馬指標を使った分析が難しい重賞レースでも効果を発揮しやすいです。
特にGⅠは注目度が高いのもあって遊びで馬券を買う人も多く、馬の実力と人気が乖離しやすい傾向があります。
しかし出目であれば統計から馬券候補を選ぶため、オッズや人気に左右されることなく、馬券になる馬を導き出せます。
買われ方によっては高配当が期待できるため、重賞レースで勝負したい人には出目戦略はおすすめです。



GⅠしか馬券を買わない人でも出目戦略ならかんたんに実践できます
競馬で出目買いする手順
競馬の出目戦略は、出目に従って買うだけなので、初心者でも簡単に取り組めます。
しかし、出目で導き出された馬を全て買うと、買い目が多くなって収支がマイナスになるリスクがあります。
競馬でお金を稼ぐために出目を使うなら、正しい手順で取り組まないといけません。
収支がプラスになるための具体的な出目戦略の手順を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
出目から候補馬を厳選する
最初に出目から導き出された候補馬をピックアップし、対象にならなかった馬を候補から除外します。
選出する馬や除外する馬については、人気順位や競馬指標などを考慮する必要はありません。
例え除外された馬の中に上位人気の馬が入っても、出目によって選出した馬の中から馬券を買うようにしてください。



使う出目によって選出する馬が変わります
候補馬の実力を比較する
出目によって選出した馬を組み合わせて馬券を買うのも良いですが、精度をより高めるために、候補馬を比較して厳選しましょう。
競馬では1レースにつき最大18頭が出走するため、1頭ずつ実力を調べるには時間がかかります。
しかし出目を使うことによって4~6頭ほどに絞り込めるため、1頭ずつ調べていっても時間はそこまでかかりません。
馬の実力を比較する材料はいくつかありますが、競馬で勝っている人が利用しているのは「馬柱」「コンピ指数」「データマイニング」のいずれかです。
3つ全てを使って比較すると、本当の馬の実力差が把握しやすいため、馬券を買う馬の厳選におすすめです。



出目戦略に限らず競馬で稼ぐなら以下の競馬指標は重宝します






馬券の構成を考えて購入
出目で候補馬を絞り込み、競馬指標によって候補馬の実力差が把握できたら、もっともコストパフォーマンスが高い馬券を選んで購入しましょう。
「コストパフォーマンスが高い馬券」とは、リスク以上にリターンが期待できる馬券のことで、候補馬の実力の違いによって選択肢が異なります。
例えば出目によって絞られた5頭のうち、明らかに飛びぬけた実力を持つ馬が1頭いるなら「単勝」もしくは「馬連の軸馬」にするのが戦略的にベターです。
反対に実力が拮抗してそうな馬が3頭いるなら、連対式馬券で3頭のボックスを買えば、どの馬が来ても的中します。
あらかじめ購入する馬券を決めてから出目戦略で馬を探すのも良いですが、出目による絞り込みの結果から柔軟に勝負する馬券を決めるのも競馬で稼ぐポイントの1つです。



多点買いする時はトリガミにならないよう注意しましょう
競馬で出目買いする時の注意点
出目を使って競馬予想することで、短時間で馬券になりやすい馬をピックアップできます。
さらに候補馬を厳選することでムダな馬券を削ぎ落して必要最低限の馬券で勝負できるため、的中率と回収率の両方を上げられます。
出目による統計を表にした「出目表」を手に入れれば、競馬予想の経験が浅い人でも的中馬券をシンプルな考え方で導けるはずです。
そんな競馬初心者でも実践できる出目戦略ですが、注意すべき点もあります。
競馬でお金を稼ぐなら以下のポイントは必ず意識しましょう。
馬券を買う馬の厳選は必須
出目によって候補馬が数頭に絞り込めたとしても、全ての組合せを購入するとかなりの点数になります。
そもそも出目戦略はあくまでも候補馬を選定するだけであり、軸馬を絞り込むには別のロジックが必要です。
軸にする馬を決めず、出目で導き出した馬全てを組み合わせるとなると、ボックスで買うことになるため、点数の増加は避けられません。
出目戦略を採用するなら、候補馬からさらに絞り込めるロジックを確立すると、競馬での利益は大きくあげられるはずです。



出目は馬券を導き出すための手段であり必勝法はでありません
使う出目によって的中率が変わる
例えば同じデータを使ったとしても過去10年分と5年分とでは、統計の結果は変わります。
「出目」は統計から導き出された結果である以上、全ての出目が全く同じ結果になるわけではありません。
出目による抽出結果が異なれば、当然選出される馬の候補も変わります。
他者の出目を活用して競馬予想をするなら、出目の使い方や候補馬の選び方を正しく理解して使うようにしましょう。



他人の出目表を独学で使っても良い結果は得られません
複数の出目は使わない
「出目表」と検索すると、無料・有料とわずさまざまな出目表が出てきます。
作成した人によって出目表は違いますが、複数の出目表を使って候補馬を徹底的に絞り込んでも、あくまでの統計上の結果のため外れる時は外れます。
むしろ候補となる馬が1頭もいなくなる・・・なんてことも起こりえます。
出目戦略の最大のメリットは「短時間で候補馬の厳選ができる」ことであり「ピンポイントで的中馬券を導き出せる」わけではありません。
出目を使って競馬に挑むなら「最終的にどの馬で馬券を買うか?」の判断ができるだけの競馬力を身につけましょう。



競馬でお金を稼ぎたいなら出目に「依存」しないよう注意してください
まとめ
- 出目とか過去の統計をもとに馬を選ぶ競馬手法
- 出目表を使って無条件に候補馬を選出
- 馬券にならない馬を短時間での発見が可能
- 候補馬を比較することで的中率UP
- すべての馬券種に応用可能
ここまで競馬を出目買いで攻略するポイントについて解説してきました。
出目買いは、ほんの数秒で馬券になる可能性が低い馬を除外できる手法で、GⅠなどの重賞レースでも有効です。
出目によって導き出された馬をすべて組み合わせて買うのも良いですが、コストパフォーマンスを考えるなら、候補馬をさらに厳選することで、必要最低限の点数で馬券を当てることができます。
自身で統計を集計して出目を導くのがベストですが、出目表を入手して使うことで、競馬初心者でも馬券になる馬候補の絞り込みが可能です。
競馬でお金を稼ぎたいのなら、出目買いを組み込んだ戦略で取り組んでみてはいかがでしょう。